なぜ筋肉がつかないのか?
本来人間の体に必要以上に多くの筋肉は不要です。
筋肉って効率悪いんですよ。何もしてなくてもカロリー消費し、無駄に疲れます。
効率の観点からいうと、めちゃくちゃ効率悪いです。
なぜならば、現代社会において、筋肉を使う場面って極めて少ないからです。
思い返してください。過去1年で、筋肉がなくて困った時ってありますか?ほぼないですよね。稀にある重たいものを持ち上げる時ですが、何人かで行えば良いだけです。
そんな使わない筋肉をつけるとなるとつけるのも、維持するのもお金と時間がかかります。
忙しい日常において、この作業を行う意味ってなんでしょうか。
お金と時間を取られて、疲れやすい体を作るって、おかしくないですか?
ほどほどの運動で、多少の筋肉をつけることはメリットが大きいです。健康にも寄与しますし、お金も時間もかからないし、逆に疲れにくく、けがをしにくい体になります。
でも男のあこがれですよね。ここまでデメリットがあるのに、筋トレする人ってやはり少数派です。
スポーツやってれば別ですけど、目的のない筋トレほど無駄なものはないです。
そして、世間はびっくりするくらい他人の筋肉に興味なしです。
そんなデメリットを上回る熱い気持ちが必要です。
だから多くの人は筋肉つかないんです。むしろつかない方が自然です。ここまでデメリット多いことを達成することは一般人には困難です。
多くの人は途中で挫折してやめるか、無理のない範囲で楽に運動します。
断定します。筋肉つけたいなら、日常生活において多くのことを我慢して、つらいトレーニングに堪えないといけません。
ここまでして筋肉をつけたいってほとんどの人は思いません。
これって英語の学習に似ています。
ほとんどの人は漠然と英語が話せたらかっこいい、字幕なしで映画がみたい。洋楽を聞きたいなどの目的で勉強します。
この目的を達成するメリットと費やす時間や労力のデメリットが釣り合わないから勉強しないし、勉強しないから上達しないんです。
だって、日本住んでたら実際英語を使う機会ってほぼ皆無ですし、映画は字幕で見ればいいし、洋楽の意味なんて分からなくても音楽は楽しめますもん。別に必要じゃないでしょう。
もし、仕事で絶対に必要だったり、これから死ぬまでアメリカに住まなければならないとかになれば、必死にやって上達するでしょう。
ただこれだけのことです。
良くできる人と比較して才能の違いだとか言ってますが、必要性を自分の中で感じているか、楽しんでやっているかのどちらかです。
断定します。語学の才能を持っている人なんて一握りです。その他の大勢のできる人は何かの理由で必要に迫られてやっているか、異常に強い英語に対する思いがあり、勉強しているか、単に語学学習が好きでやっていたら自然にできるようになったのいずれかです。
このいずれも当てはまらない場合は、残念ですけど、あなたがどんなに頑張っても英語はできるようになりません。
これは筋トレにも当てはまるのです。
マッチョな人はスポーツなどの何かの理由があって鍛えている人か、異常に筋肉に対する強い思いを持っているか、単に筋トレが好きな人のいずれかです。
どれにも当てはまらない人は諦めてください。
正直、正しい筋トレの方法はありますが、例え間違っていても、いずれかの理由でがむしゃらにやると必ず筋肉はつきます。但し、しっかり勉強しないと関節などを傷めたり、バランスの悪い体になります。
なので、一番大切なことを伝えますが、半年やって筋肉がつかないし、続けることが億劫だと思うなら、筋肉を目的とした筋トレはやめてください。時間とお金の無駄です。多分筋肉つけるメリットがないと本能が理解しているのでつかないんです。
才能でも努力でもなんでもないです。要は目的があるか,もしくは好きかのどちらかです。
これって勉強も運動もすべてにおいてあてはまります。
一番最強なのは、才能があって、目的があって、好きであることです。
勝ち目がありません。
例えば、総合格闘技のプロで才能があって好きなら、仕事すべき時間も含めて常に強くなりますし、お金も稼げるので、このような相手に総合格闘技で勝つことはほぼ不可能です。
筋トレもです。