キッチンの定価なんて全くあてになりません!

業界にいる人、詳しい人にとっては当たり前のことなんですが、詳しくない素人からすると仕組みが全く分からないんですね。

よく覚えておいてもらいたいのですが、キッチンの値引き率はほとんどが異常です。ハウスメーカーなどの多くは場合によってはキッチンメーカーから8割引きで仕入れたりします。多くの場合で間違いなく半額以下で仕入れています。

カタログを見れば一目瞭然なのですが、定価と購入価格は全く異なり、定価なんてあってないようなものです。以下は私が実際に入手した見積もりや資料です。

キッチン購入までの流れですが、

キッチンメーカー→ハウスメーカー工務店→施主

となります。私達施主はキッチンメーカーの見積書をショールームなどに行くことで手に入れることができます。しかし残念ながら、ショールームなどでキッチンメーカーから直接キッチンを購入することはできません。どこかのハウスメーカー工務店を通して購入する必要があります。

新築の場合は、建てる会社を通じるので迷うことはないですが、リフォームの場合だと、選ぶ工務店等によって見積もりの金額が全く変わってきます。

私の例でいうと、クリナップのラクエラの見積もりを取りました。

今回はリフォームで背面のカップボードのみを頼んだところ、ショールームのメーカーの定価見積もりは税抜きで367,600円です。

そして、その内容で、とある工務店にお願いしたところ、ラクエラ自体の価格は291,000円に値引きされ、取付費や配送費76,600円を計上され、最後に109,600円値引きされ、合計258,000円になりました。

取付費や配送費は必要経費と考えると、商品代は181,400円になります。

つまり367,600円→181,400円となり約半額になっています。

タカラスタンダード以外の多くのメーカーのキッチンは定価の凡そ半額で購入でき、それに取付費や配送費が加算されると考えればほぼ間違いないです。

タカラだけは特殊で、定価に近い価格で購入することになります。その代わり定価が安いので、支払額は結局同じくらいになります。

どうせ半額くらいになるので、定価なんてあってないようなものです。結局この値引き額が特に新築では利用しやすいのです。

つまり、最初の見積もりの時に、キッチンを定価で積算しておき、値引きを入れるのです。そうすると、半額も値引きしてもらえたと嬉しい気持ちになるので、そこである意味だますのです。

キッチンの相場なんて一般人は知りません。目の前のキッチンが100万円だと言われても、50万円だと言われてもどちらが妥当かわからないのが現状でしょう。

工務店などは、この価格の仕組みを上手に利用して、お得だと思わせています。

ちなみに施主は半額で買えますが、工務店などはキッチンメーカーからもっと安く仕入れています。場合によっては8割引きなどです。

今回の例でいえば、367600円のキッチンを70000円程度で仕入れ、施主に180000円程度で売るということです。工務店はここで利益110000円を手に入れます。定価が高ければ高いほど、工務店仕入れ値もわかりにくくなるので、施主に利益をたくさん取っていることが気づかれにくいです。

たまにネットなどで、キッチン8割引きなどの記事がありますが、これは、工務店仕入れ値で施主に販売している例になります。これでは、工務店の利益がないではないか?と思われるかもしれませんが、多くの場合取付費を多額にして、利益を確保しています。なので、ある意味悪徳で、格安キッチンで客を寄せ、見積もりで多額の取付費を計上して、支払総額は、相場通りか、もしくは相場以上にする手口です。

客は、既にキッチンを安く買えたと満足していますし、取付費の相場が分からないため、だまされやすいです。

キッチンは必ず複数社から見積もりを取りましょう。これは、たとえ同じキッチンでも扱う工務店によって価格が全く異なるからです。

実は、キッチンメーカーから工務店への卸値は、工務店の販売実績によって決まります。

年間10売る工務店と1000売る工務店では、キッチンメーカーからの扱いも全く異なります。

やはり1000売るところは強いです。キッチンメーカーも多く値引きをします。

つまり、片方は50%の値引き率なのに、もう片方は80%の値引き率になっているなどもよくあるとということです。この値引率は工務店にとっては社外秘なので絶対に教えてもらえません。つまり工務店仕入れ値にいくら盛って、施主に見積額を提示しているかは分からないということです。

一番わかりやすい方法は、その工務店が新築などで標準で採用しているキッチンを選ぶということです。標準で採用しているということは、多数の取引があるはずですので、値引き率も大きくなっていることが明らかだからです。もし、標準外のものを頼むと、値引きは期待できないと思います。

良いキッチンを安く手に入れたければ、定価は無視してください。気に入ったキッチンを見つけ、複数社から見積もりを取ってください。この手順によって満足のいくキッチンが買えるはずです。

ガスコンロはIHよりメリット多し!?リンナイのリッセが一番コスパが良いです!

私はガスコンロ一択です。

IHも長年使っておりましたが、以下2点でデメリットが大きすぎてやめました。

・近距離での電磁波被爆が心配

・料理がしにくい

この2点は致命傷です。

IHの注意書きには、妊娠中の方は離れて使用するように書いてあります。

これは、つまりトンデモ論でもなんでもなく、純粋にIHからは多量の電磁波が出ており、体の小さい、胎児への影響は目に見えるくらい大きいということでしょう。であれば、大人は症状はでなくても、何らかの悪影響があることは確かです。

子供が料理を手伝うこともあるでしょう。

頭の位置がコンロに近くなるので、脳腫瘍などの原因になるのではないかとびくびくします。

結果的に何も影響がない方がほとんどでしょうが、万が一に電磁波が原因と考えられる病気になれば一生後悔しますし、毎日使うたびにこの点を心配するのもストレスです。

さらにIHは出力が弱いので、揚げ物などが美味しくできません。

また魚などをグリルで炙ることができません。

フライパン料理などでフライパン返しをできません。コンロから離すと電源が切れます。

要は料理が美味しく作れないのです。

本場のフレンチや中華の厨房はどうでしょうか。さすがにIHはないですよね。

我が家は結構料理をするので、IHは考えられないのです。

さらに、専用の鍋を用意する必要がない、停電時にも使える、故障頻度が少ないなどの細かいメリットも多数あります。

※IHのメリットはこちら

 

ガスコンロのデメリットは

・火事になるリスクが高い→火災保険料も高くなる

ランニングコストが高くつく

・掃除がしにくい

・空気が汚れる

・夏に暑くなる(その代わり、冬は暖かくなる)
※詳細はこちらを参照

前置きが長くなりましたが、ガスコンロでお悩みの方はリンナイのリッセを

選んでください。

ガスメーカーは多数ありますが、リンナイは価格が安い割に品質が良いので

お勧めです。

最上級グレードはデリシアですが、こちらも価格も高すぎる割に、追加でついてくる機能

が高性能なオーブントースターのようなものとなっており、ほとんどの方にとって大きな

メリットにならないです。料理モードなどがついていて、専用の鍋に具材と調味料を入れておけば、自動で料理をするモードなどがありますが、正直2人分くらいしか作れないですし、その準備が億劫になり、使わない人が多数だと思います。

その点リッセは、2番目のグレードですが、ほとんどの方が使う機能に特化しており、価格も抑えめです。

詳しくは以下の動画で説明しています。

リッセならば、専用のココットプレートという器具を用いて、グリルで揚げ物から焼き物までなんでもほぼノンオイルで美味しく作ることができます。

また天板もほぼフラットで掃除しやすく、見た目もオシャレで、使い勝手も良いです。

長く使いたい、必要な機能は網羅したい、見た目のデザインも妥協したくないという方は

リッセ一択で良いです。

 

ガスコンロはIHよりメリット多し!?リンナイのリッセが一番コスパが良いです!

私はガスコンロ一択です。

IHも長年使っておりましたが、以下2点でデメリットが大きすぎてやめました。

・近距離での電磁波被爆が心配

・料理がしにくい

この2点は致命傷です。

IHの注意書きには、妊娠中の方は離れて使用するように書いてあります。

これは、つまりトンデモ論でもなんでもなく、純粋にIHからは多量の電磁波が出ており、体の小さい、胎児への影響は目に見えるくらい大きいということでしょう。であれば、大人は症状はでなくても、何らかの悪影響があることは確かです。

子供が料理を手伝うこともあるでしょう。

頭の位置がコンロに近くなるので、脳腫瘍などの原因になるのではないかとびくびくします。

結果的に何も影響がない方がほとんどでしょうが、万が一に電磁波が原因と考えられる病気になれば一生後悔しますし、毎日使うたびにこの点を心配するのもストレスです。

さらにIHは出力が弱いので、揚げ物などが美味しくできません。

また魚などをグリルで炙ることができません。

フライパン料理などでフライパン返しをできません。コンロから離すと電源が切れます。

要は料理が美味しく作れないのです。

本場のフレンチや中華の厨房はどうでしょうか。さすがにIHはないですよね。

我が家は結構料理をするので、IHは考えられないのです。

さらに、専用の鍋を用意する必要がない、停電時にも使える、故障頻度が少ないなどの細かいメリットも多数あります。

※IHのメリットはこちら

 

ガスコンロのデメリットは

・火事になるリスクが高い→火災保険料も高くなる

ランニングコストが高くつく

・掃除がしにくい

・空気が汚れる

・夏に暑くなる(その代わり、冬は暖かくなる)
※詳細はこちらを参照

前置きが長くなりましたが、ガスコンロでお悩みの方はリンナイのリッセを

選んでください。

ガスメーカーは多数ありますが、リンナイは価格が安い割に品質が良いので

お勧めです。

最上級グレードはデリシアですが、こちらも価格も高すぎる割に、追加でついてくる機能

が高性能なオーブントースターのようなものとなっており、ほとんどの方にとって大きな

メリットにならないです。料理モードなどがついていて、専用の鍋に具材と調味料を入れておけば、自動で料理をするモードなどがありますが、正直2人分くらいしか作れないですし、その準備が億劫になり、使わない人が多数だと思います。

その点リッセは、2番目のグレードですが、ほとんどの方が使う機能に特化しており、価格も抑えめです。

詳しくは以下の動画で説明しています。

リッセならば、専用のココットプレートという器具を用いて、グリルで揚げ物から焼き物までなんでもほぼノンオイルで美味しく作ることができます。

また天板もほぼフラットで掃除しやすく、見た目もオシャレで、使い勝手も良いです。

長く使いたい、必要な機能は網羅したい、見た目のデザインも妥協したくないという方は

リッセ一択で良いです。

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三菱霧ヶ峰のZシリーズ(14畳)のコスパが最強で困っちゃいます!

リビングのエアコンをダイキンの最上級モデルから買い替えましたが、非のつけどころのない最強エアコンに出会ってしまいました。

そう!三菱電機霧ヶ峰Zシリーズの14畳用です。

何がすごいのかを順番に解説していきます。

1.省エネモデルの中では価格が安い

結構な割合で省エネクラスの最安値モデルとして価格.comなどに登場します。

14畳エアコンの最安値は6万円くらいなのですが、もしリビングなど多くの時間を過ごす場所に設置するなら、間違いなく省エネモデルがお勧めです。最安値と比べると年間の電気代が1万5千円ほど違ってきます。

では、購入価格はどれくらい違うのでしょうか。

最安値が6万円位

Zシリーズが最安値で13万円位

他の省エネエアコンが最安値でも15万円位

多くの省エネエアコンは最安値でも18万円位

もし最安値モデルを買えば、7万円安く買えますが、10年使うと想定すると、電気代で15万円程度の差が生まれますので、間違いなくZシリーズのほうがお得です。

10年で電気代も加味すると

最安値:  6万円(購入費)+43万円(電気代)=49万円

Zシリーズ:13万円(購入費)+28万円(電気代)=41万円

つまり8万円もZシリーズの方がお得になるのです。

しかも上位モデルである省エネタイプエアコンは機能が充実しております。

以下の2点は、最安値モデルにはなく、他の省エネエアコンより圧倒的に優れている点です。

2.AIカメラと自動運転の性能がずば抜けている

本体にムーブアイ極という最強クラスのAIカメラが搭載されており、360度回転して部屋の状況を確認します。

何がすごいって、人のいる場所を検知するだけでなくサーモカメラも搭載しており、人の体温も測り、寒い人には暖房の風を強く送ったり、暑がりには冷房を強くしたりできるのです。

部屋の家具などもすべて把握して、最適な風ルートを計算します。

例えば、広い部屋に一人でいるとき、エアコンをつけると効率が悪いと考えてしまいますが、その人だけに風がいくように計算するので最も効率良く無駄なく運転します。

さらに壁の温度の変化から外気温の今後の推移なども予測し、運転モードを変化させます。

窓が開いていたりすると、すぐに察知して通知してきます。この通知音がきりがみね~♪なのでなごみます。

省エネ性能の高さに加えて、AIによる最適運転の節電効果も見込めるので、本当にエアコンを使っていても電気代が安く済みます。

ムーブアイ極はAI機能で言えば業界一位の性能だと思います。

3.お手入れが本当に楽

エアコンの最大の欠点はカビが生えることです。多くの省エネエアコンは多機能で、中身を分解することはほぼ不可能です。

なので、内部の掃除となると、プロの業者に頼むしかないんですよ。確かに凍結洗浄とか高温洗浄とか、様々な機能がついているメーカーが多いですが、正直どれも万能ではないです。多少は予防できても3年位すれば、いい感じにかびまみれになっていきます。

しかし、業者に頼むと2万~3万円するので、ほとんどの人が放置しています。

そうなると、カビが空気中に浮遊し、アレルギーの原因になったり、部屋が臭くなったりします。酸っぱい匂いなどすると本当に不快ですよね。

その点Zシリーズは、1分でほぼ綺麗に分解でき、内部の部品のほぼすべてが自分で掃除できます。

大抵エアコンでカビるのは、上の方についている熱交換器(銀色のもの)とくるくる回っている黒いファンです。この黒いファンの前には上下左右に動くルーバーがついており、外すのは結構困難だったり、そもそも外せないモデルも多いです。

Zシリーズは、30秒で外せます。また簡単に取り付けできます。外したパーツも洗うことができ、ファンもぞうきんでゴシゴシしてピカピカにできます。

熱交換器も一般的には上にフィルターなどがついていて、直接触るのが難しいのですが、Zシリーズは一瞬で裸にできます。

とにかく部品を外すのが簡単で丸裸にしてフキフキできます。

特に回転ファンは掃除しにくいですが、

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この商品を使えばピカピカにできます。

結果私も半年ほど使っていますが、一切カビは生えておらず、外側も内側もピッカピカです。

多分月1のメンテでも10年清掃業者に頼まず、ピカピカで使えると思います。

他社の洗浄機能は、カビは取れきれないし、洗浄の都度電気代がかかるので全く良いことがないです。

以上がZシリーズの良いとこでした。

【最新情報】まだ間に合う!?先進的窓リノベ事業で内窓設置

知る人ぞ知る超お得制度!先進的窓リノベ事業で内窓を設置すると、うまく利用すれば8~9割引きで内窓が設置できるという超絶お得制度。

この記事では、現在の本事業の申請状況、現時点の注意点、具体的な手続き方法をサクッとお伝えします。

現在の申請状況

出典:https://window-renovation.env.go.jp/graph/#status

思ったより申請額が伸びていないというのが率直な意見です。正直大混乱状態になっていた3月頃は、6月頃には既に打ち切られているのではないか?という意見が多数でしたが、蓋を開いてみると、意外と皆さん内窓に興味がないのだということが分かりました。

YoutubeSNSなどでは、断熱マニアがかなりの発信力を持っており、日本中断熱大好きな雰囲気になっていますが、まだまだ世間では断熱にそこまで関心がないということでしょうか。

現時点の注意点

実はこの事業、後出しでルールを変えることがかなり多いです。

今回お伝えする最悪な改悪ルールは、工事前写真がないと、補助金が出ないというものです。めちゃくちゃ怖くないですか。万が一施工前の窓の写真を撮っていなかったら、他がすべて完璧でも一切補助金が出ないことになるのです。私も経験あるから分かるのですが、工事前写真って忘れたり撮ってなかったりするのですよ。基本は施工する業者が撮影しますが、稀にドジな担当者になると忘れていることがあります。もしくは、撮る箇所がずれていたり、写真がぼやけていたりしても指摘が入る可能性があります。確実なのは施主が、内窓導入を考えた時に、すべての窓の写真を撮っておくことです。これが確実です。もちろん業者にも忘れずに伝えるようにしましょう。

具体的な手続き方法

内窓の施工自体は非常にシンプルなもので、DIYでやる人も多いです。内窓は業者によって仕入れ価格が全く異なるため、複数社で見積もりを取ると、大きな違いが生じます。最も大切なのは、間違いなく業者選びです。次に大切なのが、どの性能の窓にするかです。

では具体的な手続き方法を書きます。

1.兎にも角にも、交付申請手引きを熟読してください。もちろん業者も詳しいのですが、施主が詳しくないとルールを間違えて補助金がもらえない可能性が出てきます。

2.窓の種類を決めましょう。原則ルールは、東西北面の窓はすべてLowE複層アルゴンガス入り(遮熱)です。そして南面はLowE複層アルゴンガス入り(断熱)です。もし、南面の冬場の日当たりが悪いのでしたら、南面もLowE複層アルゴンガス入り(遮熱)です。メーカーはどこでもよいです。

3.施工店選び。基本は違う分野のお店に最低3社見積もりを取ることです。私の場合は、カインズホームのような大手量販店、地元の大手工務店、地元の窓専門業者。3社に同じ内容で頼んでも全く異なる見積額になると思います。見積もりが揃ったら、競合させ、値引き交渉をしてください。ほとんどのケースで価格を下げてくれますので、それで一番安いところに依頼してください。

4.必ず施工前写真を撮っておく。

5.工事請負契約を絶対に行う

6.業者と共同利用実施規約を締結しておく。

7.工事実施及び工事後の写真を撮っておく。

8.できるだけ速やかに申請する。

9.設置後、10年間は内窓を処分してはいけない。

最後の文言でびっくりした方もいるかもしれませんが、これもルールです。この補助金で購入した内窓は10年間は譲渡したり、処分したりできません。もし、不便などの理由で内窓を撤去したくなったとしても外しても保管しておく必要があります。聞くのが怖いですが、割れてしまって交換したいときなどはどうするのでしょうね。

最後に、内窓設置は、安く手軽なのに、断熱効果が最も高いリフォーム方法です。断熱リフォームで最もコスパが良く、最も効果が高いのは内窓設置であることを覚えておいてください。

最も安く高気密高断熱住宅を建てる方法

これから家を建てる方の多くは、電気代高騰もあり、できるだけ維持費を抑え、かつ快適な家を建てようと、高気密高断熱住宅を希望するものと思います。

工務店ハウスメーカーにいけば、間違いなく次のように言われます。

「断熱材の施工や気密施工は、新築時にしかできませんので、当初に予算がかかっても、断熱施工や気密施工はすべて完璧にしておくべき。予算はかかりますが、30~50年でもとが取れる計算ですので、100年住むことを考えればお得です。」

と言われます。

この説明に加えて、

「高気密高断熱住宅は、30年で無断熱住宅に比べ1000万円光熱費を抑えることができます。さらに300万円のメンテナンスコストの削減が見込めます。購入時は1000万円高くなりますが、30年後に、維持費も含めたトータルコストで見れば、ローコスト住宅と比べたら、初期費用は1000万円上がっても、光熱費、メンテコストで1300万円節約できるので、合計で見れば300万円節約できますし、30年後の社会では、今よりも高気密高断熱住宅がローコスト住宅よりも評価されており、中古販売価格も格段に高くなる。よってお金が出せる人は、初期費用を多く払ってでも高気密高断熱住宅を建てたほうが絶対お得です。」

と言われるはずです。

多くの方がこの説明を聞けば、ローンが組める金額の範囲内で、高気密高断熱住宅を建てようとなるはずです。

はっきり言いますが、これはかなりポジショントークが入っております。

つまり、高気密高断熱住宅がいかにローコスト住宅よりお得かということで良い点ばかり説明し、誘導しようとしているということです。

住宅会社には大きく2つのグループがございます。

1つ目は、薄利多売のローコスト特化住宅会社です。

主に建売販売や規格住宅を多数販売する会社です。

同じような家を全国で多数販売する会社は、すべての部材の仕入れ数が多く、仕入れ値が格段に安くなっています。よって同じ仕様の家でも格安で建てられるわけです。

中小の住宅会社は、価格で絶対勝てないわけで、価格以外で勝負する必要が出てきました。

そこで出てきたのが、2つ目の高気密高断熱住宅のようなオーダーメイドな住宅を販売する中小の住宅会社です。

彼らは多くの顧客が、価格第一で考えていることを良く知っています。

そこで、解釈を変えて、30~50年スパンのトータルコストで安くなるという理屈で高気密高断熱住宅を売り出しました。

有名Youtuberなどの影響もあり、かなり多くの方が初期費用が高くなっても高気密高断熱住宅を建てたいと考えているはずです。

実は、高気密化、高断熱化のオプションって300万円もあればできると言われているのです。ではなぜ、私は、ローコストと同じ仕様の家を高気密高断熱住宅に変えると1000万円高くなると言っているのでしょうか?

答えは規模の経済性にあります。つまり、パワービルダーと言われるローコスト専門業者が1500万円で作れる家を高気密高断熱住宅を建てるような住宅会社が建てようとすると、その時点で2200万円くらいになるということです。特に中小の企業になると、年間棟数も少ないですし、キッチンなどの仕入れ価格も全く違います。パワービルダーは年間何千も同じ家を建てるので、短時間で単価の安い大工でも作れるようにしております。工期が短く、人件費も安く、すべての部材の仕入れ値も安いとなれば、パワービルダーのローコストが圧倒的に安くなるのは納得がいくと思います。

とにかく、高気密高断熱住宅を建てる方は、そのような商品を取り扱っている会社はもともとの家自体の価格が割高で、その時点でコスパが悪いと判断すべきです。唯一例外として、某工務店は全国展開をする大手工務店でかつ、規格住宅の超高気密高断熱住宅を作っていて規模の経済性を活かしてコスパの良い家になるはずですが、なぜか割高です。どうも裏がありそうで、この点は疑っております。

つまり最強なのは、パワービルダーの建てるローコスト住宅を高気密高断熱化することですが、これはできないです。仕様を変えた時点で価格がべらぼうに高くなるからです。彼らは同じ家を建てるから安いのであって、仕様を変えれば一気に価格が上がります。

ではどうすれば、最も安く高気密高断熱住宅を建てることができるか?答えは、ローコスト住宅をできるだけ安く買い、購入後、リフォームやDIYで性能を上げていくことです。

近年リフォームは国の補助金もかなり出るようになっており、対応する業者も年々増えておりますので、うまくやればかなり安く高性能化できます。

以下では、各部位の断熱性能の差とリフォームでその差を埋めるための費用を見てみましょう。

・窓

ローコスト住宅:LowEアルミ樹脂複層ガラス Ua値:2.33

高気密高断熱住宅:ダブルLowEトリプル樹脂サッシ Ua値:1.2

リフォームでローコスト住宅にLowE複層ガラスの内窓を導入することでUa値は1.2くらいになり同じ性能にできます。

ちなみに費用はすべての窓をやっても、補助金が入れば50万円以内でできる可能性が高いです。

Ua値の解説はこちら

内窓の性能についてはこちら

・天井

ローコスト:グラスウール100ミリ Ua値:0.38

高気密高断熱住宅:高性能ウレタンフォーム 300ミリ Ua値:0.08

実は天井は最も簡単にリフォームできちゃいます。ホームセンターでグラスウール300ミリ分購入し、天井に上りひたすらグラスウールを上にのせていきます。予算は5万円くらいです。

結果、グラスウール400ミリ Ua値:0.095にでき、ほぼ同等性能です。

・床

ローコスト:ミラフォーム65ミリ Ua値:0.43

高気密高断熱住宅:高性能ウレタンフォーム 150ミリ Ua値:0.16

リフォーム内容:ネオマフォーム100ミリを床下に追加。リフォーム業者に依頼して補助金を入れて50万円程度になります。

リフォーム後:床のUa値:0.16程度

ここまでで100万円程度でできそうですが、最後の強敵は壁になります。壁がリフォームでは一番難しいです。

壁の断熱材は壁の中に入っており、内側は石膏ボードや壁紙やキッチンや備え付けの棚などが壁つけに設置されており、内側に断熱材を加える内断熱工法をする場合は、全て取らないといけないので大掛かりなリフォームになりそれらの費用が多額になりますし、内側が断熱材の厚み分だけ狭くなるので、居住スペースを犠牲にすることになります.一般的には外断熱工法を選択することになりますが、この場合は、断熱材を全て剥がす必要があります.勿論剥がした断熱材の再利用は一般的にできないので、新規で外壁も購入する必要があるので、数百万円の費用がかかることになります.とても断熱目的だけでやる価値はない=コスパがあまりに悪いリフォームになります.もし壁の断熱材を強化したいなら、外壁の張り替え時期に併せて行うのがコストが最もかからずにお薦めです.今の建売やローコストでも壁の断熱材はそこそこ充填されているので、壁以外の窓や天井や床を強化すれば、かなりの高断熱の家が実現できるはずです.

結論

コスパの良いローコスト住宅を購入したうえで、購入後、安く内窓設置、天井、床の断熱材を強化する方法を取れば、最も安く高断熱住宅を手に入れることができます.

また内窓設置や隙間を埋める作業によって高気密も実現できます.

将来的に断熱材を張り替える時に壁の断熱材の強化をすれば、最強の高気密高断熱住宅を手に入れることができます.

絶対に騙されるな!素人が市街化調整区域の土地に手を出してはいけません!

実は市街化調整区域の理解って土地から住宅購入を始める方にとっては最も重要と言っても過言ではないくらい重要なことなんです。

もし市街化調整区域と聞いて、「市街化を調整しながら進める地域」とか「なんかの制限がついた安い土地」などという半端な理解をされているようなら、間違いなく本記事を読んで理解を深めていただきたいと思います。

市街化調整区域の理解をしましょう!

県庁所在地等の都市部などのエリアで、もし何も気にせずに家や商業施設を建てられるようにすると、みんなが勝手に広いエリアに無作為に建物を建てます。しかし、市街化計画というのは複雑で、例えば栄えている駅前やにぎわっているエリアから遠く離れたところに家を建てられると、その家のために水道やガスや電気などのインフラを延長させないといけないですし、救急車などの出動エリアも広がります。病院などの施設もどうしても人口が集中するエリアに建てたいですし、建物が散らばると、まとまったエリアが必要な農地などが有効活用できないという問題もあります。そのようなことがあり、市街地というのは、できるだけコンパクトにして限られた地域に、できるだけ家や商業施設を集中させ、効率よく生活ができるようにしたいと考え、そのようなエリアを線引きし「市街化区域」としました。市街化区域は基本的に自治体が今後インフラなども充実させ、発展させていくと計画しているエリアです。逆に市街地から離れたエリアについては、人口が散らばると厄介なので、今後は、そこに住む人たちを減らしていき、市街地に集めるように仕向けようとしています。これらのエリアを「市街化調整区域」と線引きし、これらのエリアに住む人は、今後の生活に制約をかけるようにします。具体的には、将来他者に土地を売っても、家を原則建てられなくしたり、これらのエリアには商業施設の建設を許可しないなどの制約をかけています。実際市街化調整区域は道路整備なども疎かになっており、町全体が古くなっていたり、商業施設などがほぼ皆無なので閑散としています。「調整」というオブラートな言葉で説明していますが、自治体の言い分は「今後人に住んでもらいたくない土地で行政サービスなども今後はなくしていきたい地域」というのが分かりやすい表現です。

 

市街化調整区域の土地を購入するデメリット

一番大きなデメリットは、家を建てられない可能性があることです。基本的に市街化調整区域に勝手に家を建てることはできず、建築許可を自治体からもらう必要があります。厄介なのは、購入前に申請ができないので、購入後、この許可申請をすることになります。もし通らなければ、家の建てられない土地を保有することになります。もし購入する土地が宅地ならば、建築許可が下りる可能性は十分にありますが、確証はないです。さらに市街化調整区域をNGとする銀行もあり、希望する銀行で住宅ローンが組めないこともあります。さらにもし、農地などになっていれば、宅地に変更しないといけないですが、この変更が通るかも怪しく、変更できてもそのあとに建築許可が下りるかも分からないです。また、無事家を建てられることになっても、その土地に水道や電気などの線が来ていないことがあります。この場合数百万円かかることもあるので、結果的に安くなかったということにもなりかねません。また市街化調整区域は今後増々過疎化が進むことが予想されるので、将来その土地を手放す時に評価額が下がっている可能性は高いですし、もし今建築許可が下りた土地でも将来再度建築許可が下りるかは不明です。そのようなリスキーな土地を好む方は少なく、相当値下げしないと売れない可能性も高いです。さらに無事に家を建てられても、病院やスーパーや学校なども近くにない土地になるので、日々の生活が非常に不便です。道路などの整備も疎かになるので、将来になればなるほど不便な生活を強いられるでしょう。これらのリスクや不便さをすべて理解したうえで、なおお得に安く買えるというのでしたら検討の余地があるかもしれませんが、ほとんどの人は、これらを理解して、なお買いたいとは思わないはずです。

市街化調整区域に建築できるケース

様々なケースがあるため順番に説明します。

1.大手のハウスメーカーなどが分譲地として売り出しているケース

これが土地購入を考えている方が遭遇する最も多い例だと思います。市街化調整区域の広大な土地をハウスメーカー等が分譲して売り出すのです。事前にハウスメーカーが開発許可を取っているため、購入者は、何も手続きなく、家を建てることができます。ここまでは市街化区域と同じでしかも土地代が安く済むため、いいことばかりだと思います。

それでも不便であることは変わりないですし、将来土地を他の人に売る場合は、個別で開発許可申請が必要になります。よって売ることに苦労する土地であることは確かでしょう。

分かりやすい例でいくと、40坪の土地が、市街化区域では1000万円、調整区域だと500万円で売っているとしましょう。どちらも同じように家を建てられるとしたら一見調整区域の方が500万円も安いのでお得と思うでしょう。しかし、もし50年後などに売ることを考えたら市街化区域が700万円に値下げして、調整区域が100万円に値下げしていれば、市街化区域を買った人の損失は300万円、市街化調整区域を買った人は400万円の損失になります。50年不便な生活をした挙句、最終的には損失が大きいという最悪の結果も招きかねません。

人気のエリアの場合、本当に土地がないケースが多く、土地を出せばすぐ売れるということはよくあります。売る側もどうにか利益を出したいと思い、人気のエリアの近隣の市街化調整区域で分譲できそうな土地があれば開発許可を取り、売り出すことがあります。買う側からすれば、人気エリアの近場だという理由だけで手をだすことが多いですが、本当にお得な土地か吟味が必要です。往々にして、このような分譲地は強気な価格設定となっており、間違いなく割高になるということだけは肝に銘じておきましょう。

2.原則開発許可なしで建築できるケース

まずは、前提条件として、いつから市街化区域と市街調整区域ができたのか説明しましょう。これらの区域を分けることを俗に線引きと言いますが、昭和43年に新都市計画法ができたときに出てきたことで、都市が無秩序に拡大することを防ぐために作られ、市街化調整区域に家などを建築することを厳しく規制し、原則許可制にしました。線引きの時期は自治体によって様々ですが、昭和40年代に行っているところが多いです。

その後既存宅地制度という法律が昭和50年から平成13年まで存在し、線引き前に建てられた家の建て替えの場合は許可なしで、市街化区域と同じように建て替えができておりました。しかし、平成13年5月18日に都市計画法が改正され、既存宅地制度は廃止されたのです。この改正から5年間は経過措置として、許可が不要でしたが、その後は完全に廃止となり、現在も廃止となっております。ただし、線引き前に建てられた建物かどうかは、現在でも建て替えのための申請をした際に許可を出すかどうかの判断基準として非常に重要になっているため、この知識は必須です。

現在でも自治体によっては線引き前に建てられた家の建て替えかつ、建て替え後の家が既存の家の1.5倍以下という条件を満たせば、許可なしで建てられる例もあるようです。

また第三者に売り出すのではなく、自身や親族(6親等内)が同じ土地で建替えで住み続ける場合は原則許可なしで建築できる例がほとんどのようです。

3.個人で開発許可もしくは建築許可を取って建築をするケース

これが最も厄介なケースになります。要は許可がでなければその土地に建物を建てられないことになるので、ほぼ利用価値が0になるということです。許可の有無は自治体によってまちまちですが、既に戸建てが建っており、なおかつ市街化区域に隣接した土地で、比較的にぎやかなエリアでしたら、建替えの建築許可が出る可能性は高いです。逆に地目が農地の土地で、市街化区域から離れている土地などは、建築許可が下りる可能性は低いので、土地の評価額も低くなります。

 もし不動産売買で、業者から、例え市街化調整区域の土地でも現在建物が建っている宅地のため、将来の建て替えも許可申請すれば原則問題ない、購入後すぐでも建て替えの申請をすれば許可が出ると言われた場合は注意してください。今建っている建物が本当に問題なく建てられたものかを調べておく必要があります。

たまにあるのが、実は建築時に許可が出ていない違法建築だった。建築後、増築などをしていたが、その時に許可なく勝手にやっており、違法建築になっているというものです。購入後に気づいても後の祭りで、その土地にはもう新築はできない可能性も出てきます。ただでさえデメリットの多い市街化調整区域の土地を格安で手に入れても、結局建築できなければ全く意味がありません。安物買いの銭失いです。

市街化調整区域のメリット

今回の記事では、ネガティブな情報が多かったため、最後にメリットを上げておきましょう。

・税金が安い

家や土地には固定資産税及び都市計画税がかかりますが、市街化調整区域は都市計画範囲外なので都市計画税がかからないんです。人によっては、年間数万円かかるものが0になるので何十年も住めばかなりの差になります。

・周りに気を遣わなくて良い

住民が少ないので、気兼ねなく生活できます。庭で遊んだりBBQしたり、窓を解放できたり、眺望も良いと思います。目の前が田園なんていうのも素敵ですね。

・将来価値が上がる可能性がある

人気エリアで市街化区域に隣接した市街化調整区域の場合、住みたい人が多いはずなので、将来今より高く売れるかもしれません。建築物には許可がいりますが、駐車場などにすれば許可はいらないので、人気エリアが今より人気になり、駐車場を求める人も増えれば、売却時に査定額が上がります。また可能性は低いですが、人気エリアで都市計画の範囲を広げる話が出て、今市街化調整区域の土地が市街化区域になれば、一気に地価は上がります。少しギャンブル的な要素もありますが、市街化調整区域はこのような可能性も秘めているのです。

 

リビングのみ暖房することの思わぬデメリット

ほとんどの方が冬場にされていると思いますが、リビングエアコンのみを起動させ、リビングの室温だけを上げることには恐ろしいデメリットが隠されています。

特に最近の住宅に限った話です。昔の家と比べて最近の住宅は気密性能・断熱性能が格段に良くなり、部屋の空気が外に逃げなくなりました。

例えばリビングだけ暖房つけて、リビング室温22度、廊下10度になったとしましょう。水というのは、暖かいところだと空気中に多く含むことができます。つまり22度のリビングには多くの水が含まれ、10度の空気にはあまり水が含まれておりません。もし22度の空気が廊下に出てきたらどうなるでしょうか。この空気が急速に冷やされて10度に近づいてきますよね。この時、冷えた空気は今まで通り水を含めることができず、水は空気中から追い出されます。これが結露です。窓は、常に冷えているため、窓に暖かい空気があたれば結露します。廊下でもより冷たい金属部分やよく冷えた床などが結露します。もし、廊下の床が冬場湿っていればかなり危険な状況です。つまり、廊下は常時様々なところが目に見えないくらいの水で結露し続けるわけですから、カビが発生してくるんですね。長期間これが続くと、なんか廊下がカビくさいなって思うようになってきます。これでは、空気中にカビが浮遊するので健康上最悪です。またもちろんですが、壁の中でも同様に結露が起きる可能性が高く、壁の中にある断熱材がだめになったり、壁の中にもカビが発生し、常に湿った環境になると、シロアリが好んで外からやってくるようになります。光熱費節約のために行っているリビングの局所暖房は思わぬところにデメリットが隠されているのです。

なお、古い家だと気密性が本当にないため、部屋の空気はそこらじゅうからの隙間から外に出ていき、水蒸気が部屋に滞留することがないのでカビが生えないです。そのかわり、部屋を暖めること自体が困難なので石油ストーブを常時たいて、寒さをしのいでいます。

とは言ってもリビングのドアを開け放し、家じゅうを暖めようと思えば莫大な電気代がかかるか、そもそもエアコンの容量不足で実現不可能です。もし、維持費かけずに全館暖房しようと思えば、家の高気密高断熱化が必須となるわけですが、既存住宅に住んでいる方にとって建て替えはハードル高すぎますし、フルリフォームも現実的ではありません。

もし今後もリビングエアコンを続けたいというのならば、リビングと他の空間をつなぐすべての壁に内断熱を施工してください。ついでに外壁側やリビング天井・床も断熱補強しましょう。さらにリビング窓も内窓を設置しましょう。リビングだけでかつ内断熱なら、比較的費用も抑えて短期間でリフォームできてしまいます。最大のメリットはリビングの環境が高気密高断熱住宅と同等になり、光熱費も抑えられ、部屋の暖気が廊下や別の部屋に漏れにくくなるので結露のリスクが圧倒的に減ることです。他の部屋の断熱を捨てることになりますが、どうせ冬場無暖房にしているなら、暖房をかけるリビングだけ改善し、他の部屋は結露しないようにすれば良いのです。

すべての壁に断熱材を強化することで、暖気や冷気が他の部屋にいきにくくなるのです。多くの方の事例を見ていて思うのですが、ほとんどの方が一日の大半をリビングか寝室で過ごしています。今時は子供がいても、子供中学生になってもリビングにずっといるといいます。大学で県外に出ることが多いと思いますので、せっかく子供部屋作っても、数年しか使わないなんてこともざらです。

さらに子供が巣立って老後になれば、ますます二階は使わなくなり、最後はリビングや隣接した和室で寝るようになります。そのような未来があるからこそ、リビングの断熱強化に力をかけ、最大限リビング環境を良くして、他の部屋への暖気・湿気漏れを防いで家の状態をよくしておけば、それが一番コスパが良い方法となります。

逆に言えば、これから新築購入・間取りの検討をされている方は、既存の間取りにとらわれず、最大限にリビングを広くとり、リビングの性能については特に向上させるのが良いです。

健康で長生きすることのメリットをお金で換算すると驚きの結果になります!

すごく不思議なことなんですが、現代は長生き=悪いことという意見が一定数見られます。確かに万人が長生きすれば、国民全体として年金負担も増えますし、医療費負担も増えますし、介護の問題や高齢者による交通事故などの社会的損失もバカになりません。現代は完全に資本主義経済になっており、お金を生み出すもの=善、お金を消費するもの=悪のような風潮が出てきております。高齢者に限らず、子供に対してもそのような考えを持たれている方がいるのは悲しいことです。

しかしながら、全体で見れば、高齢者が増えることが経済的損失につながるとしても、個々人で見れば、長生きはすればするほど経済的価値はかなり上がります。

例えば、皆さんの1時間の価値をお金に直したらいくらになりますか?これは、1時間で稼ぐことができる金額を目安にすればよいですが、例えば平均的なところを考えて2000円としましょう。1年が365日×24時間=8760時間ありますから、1年間の時間的価値は1752万円になります。これだとあまりに高すぎるので、設定を少し変えて、1日のうち、睡眠ややらなくてはいけないことなどに費やす時間を差し引いた純粋な自由時間が8時間あるとして、1年間で365日×8時間=2920時間となり、1年間の時間的価値は584万円としましょう。妥当な数字だと思います。つまり1年長生きするだけで、584万円の価値を享受できるということです。30年間長生きすれば、1億7520万円の時間的価値を享受できるのです。

若い時に無理をして、激務でストレスフルな日々を過ごした方が60歳で亡くなったとして、若い時から無理せず、ストレスフリーで健康に気遣い生きてきた方が90歳で亡くなったとしたら、両者には1億7520万円の金銭的価値の違いが生じているということです。

【実話】中古住宅購入に伴うご近所トラブル

今回は実際に中古購入時、購入後住み始めてから起こったご近所トラブルについて皆様に共有します。ついつい忘れがちですが、購入後、ご近所さんとは長いお付き合いになります。知り合いのお話を臨場感溢れる文章で皆様へお届けします。

購入前の内見時にお隣さんにひどい扱いを受ける

ネットで、良い中古物件を見つけ、担当の不動産会社に連絡し、現地に内見に行った時のことです。100世帯ほどが住む新しい分譲地の築浅物件が売りに出ておりました。分譲地ができて2年くらいのことでしたので、ほぼ新築の家が並ぶ閑静な住宅街でした。

不動産屋の車で子供も連れて、現地に到着しました。車から降りると、何か背中に視線を感じます。思わず後ろの家の二階を見上げると、なんと男性がカーテンの隙間から私たちを凝視していました。相手も気づいたのか、即座にカーテンを閉めました。深くは気にせず、室内に入りました。売却の理由を聞くと、離婚とのことです。室内には子供用のおもちゃなどが散乱しており、何か切ない気持ちになりました。リビングの先には小さな庭がBBQでもできそうだなと思い、テンションマックスで子供と庭に出ると、なんとお隣さんが洗濯物を干しておりました。この分譲地、お隣さんとの距離が非常に近く、ほんの数メートルの距離感でした。相手は明らかに不快そうにしており、私が笑顔で挨拶をしても、「はあ~」と小さくため息をつきながら、完全に無視をされ、室内に入っていきました。まだ住む前ですが、非常にショックでした。

内見が終わり、帰ろうとしていたところ、なんと子供が隣の家の窓の前から室内で遊んでいる隣の家の子に手を振っていました。どうもお隣さんは、長い間、隣が空き家になっているのをいいことに、隣のことは気にせずに、カーテン全開にしていたり、隣を気にせずに庭で色々していたようでした。隣の家の母親が子供に室内を覗かれていることに気づくと、ものすごい剣幕で窓際にやってきて、すごい音でカーテンを閉めました。その後、私達大人に聞こえる音で強く床を踏みつけたのです。窓が開いていて網戸になっていたので、音が丸聞こえで非常に不愉快でした。完全にお隣さんに嫌われたのが分かりました。

この時点で、かなり不安要素があったのですが、新築時の価格と比べ破格の値下げをしており、安さに惹かれ購入をしました。

挨拶回りの際に購入価格を探られる!かつ不快な顔をされる!

 さて、引っ越しで一番重要なことはご近所への挨拶回りです。戸建ての場合、長く住むことになるため、良好なご近所付き合いは必須項目です。早速、百貨店で奮発して購入した高級フェイスタオル(1500円)を持って、隣、向かい、斜め向かいの家へご挨拶へ伺いました。時間帯が良かったのか、全員在宅で夫婦で出てきてくれました。こちらが元気よく挨拶すると、なぜかすでに見下されたような態度を取られました。この中古住宅は、数年前の分譲地の中にあるため、ご近所さんもほぼ同年代の方が多く、すでにライバル意識全開のようです。まず、驚いた質問が挨拶の後即座に「ご購入された家って、長い間売り出されてましたよね?最初は~円、その1か月後に~円に値下げされて、その後は~円になったと思っていたら、購入されてたので、どんな人が買ったのかずっと気になってたんです。ちなみに最終的にいくらで買われたんですか?」です。購入価格が知りたくて仕方ないんだなと思いました。ちなみに前オーナーから購入価格は言わないでくれと言われていたので、言えるはずもなく、「購入価格以外にも色々かかりましたし、具体的にいくらっていうのが今分からないんですよ。私数字に疎くて・・・」と回答すると、「新築買えば良かったんじゃないですか。みんな高い値段で新築買ってますし、それが普通ですよ。折角のマイホームなのに・・・・」。もうなんて言っていいのか分かりませんでした。中古を買う人が理解できないのか、自分は新築高い価格で買ったのに、同じような家を中古で安く買った私が気に入らないのか・・・・おそらく後者でしょう。入居早々、完全にお隣さんに嫌われました。何もしてないのに・・・・

気を取り直して、次は斜め向かいのお宅です。結構年配のご夫婦が出てこられました。挨拶後、とても穏やかな雰囲気で、お隣さんとは大違いで安心していた矢先に、「いやあ、ようやく売れて良かったと思いましたよ。私は土日になると、内見者が何人くるのかいつも気になっていまして、数えてたんですよ。結構人気だったみたいですよ。無事買えてよかったですね。家のバーゲンセールみたいで面白かったですよ。私は考えたこともなかったですが、結構今の若い人の間では中古住宅って人気なんですか?」。完全にディスられているのが分かりました。さすがにイライラしてきたので嫌味で、「我が家は予算もなくて、新築無理だったんですよ。ちょうど新築並みに綺麗で安く買える家を見つけたので勢いで買いました。お金に余裕があると、好みの家が建てられてうらやましいです。」と返答すると、「家は住んでからもお金かかりますよ。折角新しい綺麗な分譲地に住んでるんですから、外観なども綺麗に見えるようにしっかりメンテナンスしてくださいよ」と冷たく一蹴されました。もう何を言ってもダメでしょう。

最後はお隣さんです。単刀直入に「いくらだったんですか?」です。みんながあまりにしつこいので、購入時にHPに掲載されていた価格を伝えると、「値引き額は言えないんですか?」と返され、辟易しました。どうして、こんなにみなさん、価格に執着するのだろうと。

ある統計によると、住宅購入者の8割が後悔しているといいます。もちろん、家が寒いとか、もっと希望の設備をつければよかったとか。利便性の良い土地にすればよかったとか色々ありますが、ほぼ全員に共通していることは、相場よりも高く買ってしまったことであることが分かっているようです。

住宅というのは、本当に面白い商品で、ほとんどの人が買う前は勉強せずに、住宅会社などに行き、騙されて高い値段で購入し、購入後に色々な事実を知り、勉強して後悔が増していくものなんですね。なぜか住宅は高額なのに勢いで買ってしまう人が後を絶たないです。そもそもが中古住宅という選択肢もない方が多く、特に築浅の中古の場合、新築とほぼ同等なのに1000万円近く安くなる例も珍しくありません。

もし、自分が4000万円の新築を買って、満足して生活していたところ、同じく4000万円で売り出されていた隣の家が、3年後急に売家になり、価格が3000万円になっていたら、どんな気分になるでしょうか。別に自分が損したわけではないが、なんか1000万円損した気分になりませんか。その家を買った人が、笑顔で挨拶に来たら、その人に悪気はなくても内心平穏ではいられないはずです。3年待てば1000万円やすくなるなんて認めたくないはずです。

どう頑張っても下に見られてしまう!

日本は、新築信仰の強い国だとつくづく思います。損得とか関係なく、新築で家を建てて一人前。中古で済ますなんて半人前という考えが多くの人の中にあるようです。よって、中古住宅を購入する人に対して、格下という認定をする方が本当に多いです。これはご近所に関わらず、知り合いの方、親族、友人も含めですが、中古で家を買ったことを話すと、ほぼ間違いなく、「なんで中古にしたの?」と聞かれます。この質問裏を返せば、「本来は新築を建てるのが当然なのに、どんな理由で中古になったの?」が知りたいわけです。多分「新築建てたよ」と言って、「どうして新築建てたの?」と聞かれることはほぼ皆無だと思います。それくらい中古を選ぶことは非難の対象になるわけです。多くの人は表面上は「良かったね」と言ってくれますが、心の中では「新築でないなんてお金ないのかな?」と思っていると思います。中古を買った私でさえ、中古を買った話を聞けば、「新築買うのは厳しいのかな?それとも相当なケチか節約家かな?」と思ってしまいます。というわけで、中古住宅を購入した時点で、このようなネガティブな感情を周りに抱かせてしまいがちです。もちろんご近所さんはほぼすべて新築購入者です。間違いなく財力では下に見られます。しかも中古で買うと、ほぼ間違いなく新参者扱いですので、大大後輩になり、町内会の先輩方に従う流れになります。長いお付き合いになるので、下手したら一生後輩です。家を安く買った代償がこんなところにあります。会う人会う人嫌味を言ってくるのもストレスです。例えば「今の家では、お子さんの部屋用意するの大変じゃないですか」とか「人通りの多いところでうるさそうですね」とか「ゴミステーション遠くて大変ですね」とか「近くにお店多くて夜騒がしそう」とか、とにかく何か言ってやりたいんでしょうね。

 

このように中古住宅を買ったがためにご近所とのトラブルが続き、不快な気持ちになりました。世の中の大多数の中古購入者は、このようなトラブルはないと思いますが、購入前にご近所にどのような人がいるか調べることは必須です。

【不都合な真実】内窓付けると既存の窓に結露発生!?先進的窓リノベ事業で内窓付ける人は要注意

我が家は、すべての窓に内窓を設置しました。

既存窓→アルミ樹脂複合サッシ(LowE,アルゴンガスなし)

内窓→LowE複合樹脂サッシ(アルゴンガスなし)

性能はダブルLowEトリプル樹脂サッシ(最高性能級)に近づく仕様です。

しかし、悲劇が訪れます。なんと、冬場に2階のすべての部屋の既存窓が結露まみれになったのです。

こんな感じで既存窓が結露まみれです。内窓付ける前は一切結露しなかったのです。決して性能の高い窓ではないですが、アルミ樹脂複合サッシならば、今時の建売の窓に近い性能となっております。最初内窓の施工不良だと思い、施工した業者に確認したところ、何も問題ないことが分かり、家を建てた住宅会社に聞いても、良い回答は得られずで、八方塞の状況でした。

確かに内窓を閉めると、冷気が入ってこないので、窓付近で寒さを感じることがなくなりました。暖房の効き具合も抜群に良くなりましたし、電気代も下がりました。

開け閉めが不便になることは承知のうえで付けましたが、まさか既存窓がこんなに結露するとは思ってもみなかったです。

滴り落ちるほどの結露ですので、放置しておくと、既存窓がカビまみれになります。毎朝5分かけて、すべての窓の結露を拭き取らなければならないのです。最悪です。

冬の間ずっとですよ?しかも一旦内窓開けて、片方の窓拭いて、内窓を動かして、反対側の窓拭いて、また内窓閉めるという作業をすべての窓で行うのです。急いでも5分はかかりますし、気持ちもよくありません。しかも拭いてもまた結露するので、家へのダメージが心配ですし、どうやったってカビが生えるので、健康被害も心配です。

私は賃貸時代に冬場、窓が結露することが本当にストレスで、窓にカビが生えて黒くなるのが本当に嫌いでした。持ち家になり、結露が一切なくなり、喜んだのもつかの間で、内窓をつけて、より快適な生活が実現するかと期待した矢先にこの仕打ちです。

金銭面で計算しても毎朝5分、1か月150分、冬の間3か月で450分=7.5時間もの時間をこの拭き掃除に捧げなければならないのです。仮に私の時給が2000円だとしても、15000円がこの作業のために飛んでいくわけです。時間価値半端ないです。

実際の光熱費の削減額が年間良くて20000円程度ですので、実際に得する金額は5000円になります。開閉の手間や窓ふきの手間、部屋が少し狭くなるデメリット等もあります。反対に室温が安定し、快適になるとの意見もありますが、冷房、暖房をしている時は、どのみち同じような室温になるので、光熱費の違いであらわれるくらいです。あとは、春、秋の夜間に内窓のせいで熱がこもって部屋が暑くなります。何より、この結露のせいで、家が傷むことが最大のデメリットかもしれません。

すべて勘案すると、果たして我が家に内窓を導入したのは正解だったのか疑問になってしまいます。

先進的窓リノベ事業では、非常に高性能な新築にお住まいの方でも、内窓が安く付けられるという文句に惹かれ、内窓をつけている方がたくさんいらっしゃるようです。

これは、事実として知っておいてもらいたいのですが、「内窓は断熱効果を高める」と巷でいわれておりますが、これが大きくあてはまるのは築古のアルミ単板ガラスを使っているおうちに限った話です。

今時のアルミ樹脂複合(LowE,アルゴンガス入り)のご家庭や樹脂サッシの窓に内窓つけても、大きな光熱費の削減は見込めません。

我が家は24時間365日ほぼ常にだれかが在宅しているため、エアコンなどもフルに使います。こんな我が家でも光熱費の削減効果はせいぜい2万円ていどです。

我が家より高性能な窓を使っていて、日中共働きなどで不在の時間が多い家の場合、結露が発生すれば、デメリットのほうが大きくなり、例え、タダで内窓をつけれたとしても全くメリットがないかもしれません。

最近はSNSなどで、内窓付けた窓と、既存窓のみの場合の温度比較などをやっている写真や動画がありますが、あまりに杜撰な比較が多く辟易としております。

よくあるのが、夏の窓の表面温度の比較で、内窓の場合は27度だけど、既存窓のみの場合は35度になっている。内窓つけただけで8度も差が出るなどのコメントと写真です。このような写真を投稿する方はだいたいが家の断熱性能にこだわりを持っているため、既存窓も高性能な場合が多いです。

普段内窓を閉めているときに、外から日差しが入ってくると、既存窓と内窓の間の空気層は相当暖められ、この空気に常時あたる既存窓の表面温度は相当高くなっています。

もしこの時に内窓を開けて、内窓表面と、既存窓の表面温度を比較すれば、8度くらいの差は容易に出ます。しかし、既存窓がある程度の性能であれば、開けた直後とかではなく、内窓導入前と導入後で内窓表面の温度と既存窓表面の温度を比較すれば、実は2度くらいしか変わりがないこともよくあります。

つまり、ある程度窓の性能の高い家になると、内窓を導入しても窓付近の温度に大きな変化はなく、劇的に居住環境を改善するわけでも、光熱費を大きく削減することもなく、冬場に既存窓が結露を起こし、家を傷めるリスクや結露拭きのために多くの時間を奪われるデメリットのほうが大きくなる可能性が高いのです。

先進的窓リノベ事業でどんなに安く内窓をつけても、日々のメリットよりデメリットのほうが大きくなれば、タダでもいらない代物になってしまいます。

では、結露しないように内窓を施工すれば良いではないか?と言われそうですが、もし、つける内窓が引き違い窓の場合、どんな施工をしても必ず隙間が空くので意味がないです。

既存の窓が結露する原因は内窓に隙間があり、その隙間から室内で暖められた湿気を含んだ空気が外窓にぶつかり、冷やされて結露するということです。

内窓に一切隙間がない施工をすれば、水分が既存窓付近に来ないので結露は発生しません。

既存窓の結露をなくすならば、暖房などをすべての部屋をしっかり暖めて、窓も暖めて結露しないようにするか、内窓の隙間を一切なくして、既存窓に空気が漏れないようにするかのどちらかしか方法はないです。後者の場合、引き違い窓は使えないので、大きい窓には使えない、もしくは使い勝手の悪い内開き窓か開閉ができ窓のどちらかになってしまいます。前者の場合、普段使っていない部屋も暖房する必要があるので、電気代が逆に高くなります。どちらにしても、ここまでするなら内窓をやめようかとなると思います。

政府は省エネ政策として、内窓の施工を後押ししていますが、逆効果のような気がします。先進的窓リノベ事業で内窓をつける方の多くは、既に高性能な家に住んでいる断熱意識の高い方々ですし、どんなに安く内窓をつけても損することのほうが多いと思います。

先進的窓リノベ事業で、内窓設置を検討している方は、まずはこれらの話を頭にいれておいて、本当に内窓を入れるメリットが大きいのか判断したうえで、内窓の設置に進んでください。

老後2000万円問題って言うこと自体が問題です!

日本人は本当に個々人で異なるものを1つの基準で話すことが本当に多いです!

老後のために2000万円の貯金が必要とか、一人の子供を育てるのに3000万円必要とかいいますけど、あまりこのような固定の数字を並べると知識のない国民は簡単に騙されてしまいます。

矛盾したことを述べるのは本当にナンセンスです。

一方では、少子高齢化社会なので、子供をどんどん産みましょうと言えば、もう一方では、子供一人育てるのに3000万円必要といいます。これって完全に矛盾してるじゃないですか。

例えるなら、毎日一生懸命仕事を頑張ってる人が給料が毎日1万円なのに、このステーキは1万5千円するが、体にいいから毎日食べなさいと社長に言われているようなもんです。

産めって言われても、3000万円も余裕がないんだから、産めるわけないだろ!?って思いますよ。

老後だって、2000万円用意できない貧乏人は老後を迎えるな!と暗に言われているように感じます。

なんで現役時代は、果てしない所得格差があるのに、老後は平等に2000万円必要なんですか?老後に想定される必要な世帯収入を調べたら、毎月25万円支出することを想定しているようです。現役世代で手取り25万円稼いでいる人がどれくらいいるでしょう?しかも現役世代は老後のこともあるし、子育てもあるし、色々な付き合いなどで出費がかさみます。老後は、ほぼ自分のために毎月25万円使えるなら、現役世代より相当リッチな生活が送れます。一部の金持ちは、老後リッチで良いと思いますが、全国民にリッチな老後を強要するような風潮は作ってほしくないです。この話って決して、全国民にリッチな老後を送ってほしくて言っているわけではないのですよ。つまり、現役世代に株や預金などでも良いのですが、とにかくお金を貯めてほしいと考えています。それらのお金を裏付けに国は国債を発行しても、日本国内に潤沢な貯金や高値の株価があり、海外から信用されるので、国が借金しても国債含めた日本円の金利は低く抑えられているのです。

個々人で見れば、老後に2000万円も必要ありません。むしろ、老後にそんなに贅沢をしなければ、年金+数万円でも十分やっていけます。プラスの数万円は、働いて稼いでも良いし、貯金できる人は1000万円程度あれば、30年は持ちます。もし足りない人は、最後は生活保護だってあるんです。老後2000万円という数字で必要以上に老後不安を煽るのはやめたほうがいいです。

特にこのような発信をしている方々は大抵高所得者で、最低限度の生活水準が高すぎます。貧乏な立場から見れば、もっと少ないお金で十分に幸せになれます。

豊かな老後といいますが、現役時代に豊かな生活が送れていない若者が山ほどいる中で、どうやって豊かになれというのでしょうか。明日の食事もままならない人々に老後用に2000万円別途投資や貯蓄しろというのは暴論です。

投資すべきだ、ワークライフバランスが重要で休みを取るべきだ、もっと消費すべきだ、親の介護は子供の責任、子供をもっと産め、産んだ子供には3000万円かかる等、生活に厳しい方々を追い詰めていきます。これらってお金に余裕のある人が、雲の上から見下ろしながら話してる理想論です。

まず、年収300万円の人は、手取りは凡そ240万円、毎月の手取り20万円です。

現役で働いていると、付き合いなどで交際費もかかりますし、子育てをしていれば、キツキツの生活になります。正直、毎日の昼食も菓子パンで、夜ご飯もスーパーの総菜数百円で生活している人も山ほどいます。もし家を買っていれば、住宅ローンで追い詰められますし、地方なら車が必須の場合もあります。そして現役世代は老後の積み立てや教育費、場合によっては親の介護費なども負担していれば、ほとんど自分のために使えるお金なんてないですし、電気代や食費などの生活必需品を削る始末です。そんな人に、毎月老後のために積み立てして2000万円用意しろとか、子育てには3000万円必要とか、もっと消費しろだなんて言えないですよ。

そもそもこんな厳しい生活をしている人が、なぜ老後には急にリッチな方々と同等の生活水準を標準とさせられているのですか?

正直年金だけで生活するレベル以下の生活水準で生活する現役世代なんて山ほどいます。生活保護水準以下の家庭も山ほどあります。このような方々に老後2000万円必要と言えば、その数字を信じて、2000万円ないと老後は迎えられないんだ。どうしようって不安にさせるだけですよ。ほとんどの方の生活水準のままで老後を過ごすなら、そんなに多くのお金は必要ないことを知れば、安心します。下手したら、2000万円貯められない人は老後迎える前に死んでしまえと言われているように感じます。裏を返せば、2000万円ない人は、老後に入場できないように思えます。国に余裕がないから、できるだけ老後になってから迷惑かけるなという意図は分かりますが、どんなに頑張っても運が悪い方、どうしても効率よく世の中生きていけない方はたくさんいますし、稼げないと貯金もできないのです。どうしても国民全員が2000万円貯金しておかないと老後は過ごせないと思うのなら、全国民がその水準で過ごせるように国が制度を考えるべきです。例えば年金を増額したり、社会保障を充実させたり、いくらでも方法はあります。

国民の命にかかわる問題なのに、国民に丸投げなのはひどいです。

少なくとも財政に余裕がないなら、正直ベースで年収毎の生活水準を調べ、年収別に老後に必要な資金を教えるべきです。

例えば、年収300万円の人が同等の生活水準を維持するには、年金とは別に300万円の貯金が必要とか、年収500万円の人なら700万円別途必要とか。

全国民の生活水準は全く違います。資本主義である限り、格差が生じるのはしょうがないと思います。それが事実であれば、老後の必要資金も生活水準別に分けて議論すべきです。身も蓋もない話ですが、貧しい暮らしをしている人と裕福な暮らしをしている人がいることは事実なのですから。

逆に、このような年収別の生活水準を国などがしめせば、お金持ちは、年収が低い人はこんなに厳しい暮らしをしているのかと実感しますし、お金がない人は、2000万円貯金できるくらい裕福な人はごく限られており、国民の多くは自分と同じく貯金なんてできないくらい厳しい生活をしているんだって分かり、安心すると思います。

子育てだって3000万円かけられる人は一握りです。中学から私立が標準とか、幼稚園から複数習い事とか言っているのは、裕福な家庭です。貧しい家庭の子供は、親が余裕がないので、毎日やることがなくて、家で安いお菓子食べて無料のYoutubeをひたすら見ているだけです。この現状に国は気づいているはずですし、どんな子供も全員日本国民である限り、国は全員を守る義務があります。子育てには3000万円かかると聞いて、しっかり将来を見据える人々は、お金に余裕がなければ、子供を産むことを控えます。産むのは、お金に余裕があって3000万円でも子供投資できる方か、子育てはお金をかけずにやろうと思って産む方のみになります。多数のお金に余裕のない家庭は子供を1人にしたり産まなかったりします。問題なのは、国が子育てをもっと支援しないことです。もし国の子育て支援が手厚かったら、子育てを真剣に考える多数派が子供の数を増やします。彼らは、お金に余裕があれば、しっかり子供に教育を施し、将来の日本には、有能な若者が多く輩出されます。

今の日本では、子育てにお金をかけないので、多数派は産み控え、少子化が進み、産む人の中にも子育てに無関心な方々は国の支援もないと、本当に子育てを適当に行い、教育が行き届かない若者が多く輩出されます。彼らは真面目に働くことも放棄して、生活保護などに走る可能性もあります。そうなると、子育て支援より多額の税金が長期に渡りかかります。子育てに必要な期間は長くても20年強ですが、若者が生活保護になり、20歳くらいから90歳くらいまでずっと生活保護を受ければ、とんでもない費用がかかります。さらにやっかいなのは、子育て支援した子供は将来働いて税金という形で返還するし、日本を成長させるが、生活保護になった若者は、税金は一切納めないし、国の成長にマイナスの影響を与えます。子育ては、各親の責任でもあり、国全体の責任です。他人の家の子供なんて知らないと思っている方々も、その子供が将来生活保護になれば、連帯責任になるわけです。

老後だって同じです。2000万円貯められなかったかたがたも同等の老後の生活を求めるなら、生活保護になるかもしれないですし、体力の落ちた老後に現役時代同様に厳しい生活を強いれば、病気になり、医療費がかかります。

今の日本の考え方では、お金持ちの方々が、リッチ水準を標準にして、貧しい方々に対してもどうにか頑張って貯金して2000万円用意しなさい。さもなければ老後は生活できないよって脅してるように感じます。それよりも、どんな人々も年金によって、必要最低限の生活は必ず保証します。それ以上に旅行や趣味などにお金を使いたい方は、自分が毎年いくらぐらいお小遣いがほしいのか計算して、65歳からの平均余命を想定して貯金してねくらいのスタンスが良いです。

例えば、毎月3万円お小遣いがほしい、平均余命が20年だというのなら、年間36万円×20年で720万円あればいいんです。別に毎月1万円でもいいなら240万円貯金があればいいです。全然ハードル低くなるじゃないですか。2000万円を20年で割れば、毎月100万円自由に使えるお金があるわけですから。どんだけリッチなんだって話です。

まずは、老後の年金が必要最低限の生活をできる水準だということを明確に示し、別で必要な貯金は年収別とか、毎月いくらお小遣いが必要かなどの具体的な想定で示すべきです。

ハウスメーカーとは何か?工務店や大工さんとの違い

賃貸にお住まいの方が住宅購入を検討するとき、ほとんどの方がチラシやインターネットで検索して、気になったモデルハウスや建売を見学するところから始まると思います。

 住宅購入には正解はないですが、服選びなどと同じで自分の求めるものと実際に選ぶものに乖離が生じる可能性が高い商品となっております。

 基本的にハウスメーカーは自社オリジナルの規格住宅をいくつも持っており、地元工務店は昔ながらの木造建築を主体とした家づくりを行っています。

 平たく言えば、ハウスメーカー=全国展開している工務店で、独自の規格住宅を販売している。地元工務店=あるエリア限定で独自の規格住宅を販売している。ハウスメーカーは基本、建築部分は、施工するエリアの工務店に依頼するが、地元工務店は自身ですべて行うのが原則である。

 ハウスメーカーの自社オリジナル=意匠性と言ったりもしますが、他社が真似できないものも多数あります。例えば積水ハウスの外壁であるダインコンクリートなどはその最たる例で、自社オリジナルの開発・設計で特許もあるので、もしダインコンクリートがどうしてもほしいとなれば積水ハウス一択となります。

 また、ハウスメーカーは全国で同一の商品を複数建てており、実績もあり、品質も均一になることが多いです。実は、家というのは、車や家電のように一見、パンフレットやチラシに載っている家と同じ家が手に入ると思いがちですが、すべて見た目は一緒でも中身は全く別物の家で、欠陥も多い商品です。現に新築には10年保証をつけることが義務つけられています。

 本記事の本題となりますが、この欠陥の割合が大手ハウスメーカーは極めて少ないということがハウスメーカーの最大のメリットとなります。

 実はほとんどのハウスメーカーは、商品の企画、開発や販売、アフターメンテなどは行いますが、建築部分は地元工務店や大工さんに依頼している例がほとんどです。地元の工務店を調べていると~ハウスメーカーの指定工務店などと記載されている会社がございます。このような会社は長年そのハウスメーカーとお付き合いがあり、独自の技術を伝承され、建築に携わっています。つまり、ハウスメーカーは、魅力的な家を設計し、他社では真似できない技術を盛り込み、その規格住宅を宣伝し、顧客を集め、販売し、その後建築を指定工務店等に依頼して、完成した家を顧客に引き渡します。もちろん販売時の国や地方自治体への建築申請やローン手続き、引き渡し時の外構工事のアドバイスや入居後の点検サービスの手配や修繕の相談など、幅広くお客様のコンサルとして活躍します。

 なのでハウスメーカーが一棟家を建てる時は、指定工務店等に支払う費用、企画・開発に必要な費用、広報(CMなど)に必要な費用、営業・販売に必要な費用等々がかかるわけです。

 つまり、ハウスメーカーで家を買うときは、家以外にも多数の形に残らない手数料に近い費用を上乗せして支払う必要があります。

 もちろんですが、工務店で買うよりハウスメーカーで買う方が同じ家だとしても高くなります。これだけ、色々な経費が上乗せされるわけですから、仕方のないことです。ここで、結構の数の方が、ハウスメーカーで買うのは損だと考え、地元工務店や一部のローコストハウスメーカーで建てようと考えます。ここで注意しておきたいことが家は見た目は一緒でも中身の欠陥割合は全く異なるということです。

 ハウスメーカーは、全国で建てた家からのフィードバックを受けて日々細かな点の改善も行い、プロ集団が家の設計に携わります。つまり、欠陥はすぐに解消され、次回以降欠陥のない家ができるように改良を重ねていきます。指定工務店への指導も丁寧に行っており、そもそもがまるでプラモデルのようにハウスメーカーが工場で部品を事前に作り、それを現場に輸送して、現場で指定工務店が作るというような手順になっていることが非常に多いです。ユニット工法と言ったりもしますが、壁なども中の断熱材などもすべてセットした部品を複数工場で作り、その部品を現場でクレーンなどで吊り上げて組み立てていくやり方です。このやり方の最大の長所は誰が組み立てても品質にばらつきが生じないということです。

 従来のやり方だと、地元工務店お抱えの大工さんが柱や釘などを使って、家を建てていきます。手順通りやれば立派な家が建ちますが、問題は中身になります。大工の技量というのは本当に千差万別で釘1つ取っても、真っすぐではなく少し歪んで打てば、家の強度は大きく下がります。また本来必要な長さより短い釘を打っていたり、柱の本数が足りなかったり、少し家が傾いていたり等々探せば欠陥が山ほどでてきます。

 しかし、新築時は見た目は綺麗なので、施主はそんなことは気づかず、暮らし始めます。小さな欠陥の場合、保証期間である最初の10年に不具合が出ることは稀です。往々にして15年~20年くらいしてきたときから劣化が見られてきます。欠陥のある住宅は新築時から既に強度が下がっていたり、細かい隙間などができていて、その隙間から冬場の室内の暖かい湿った空気が壁の中に侵入し、冷えた壁の中で結露して中の断熱材が腐ったりすることも多数あります。

 結論ハウスメーカー工務店の違いは、意匠性と品質の均一的な高さとなります。これらが満たされる代わりに価格が高くなるというわけです。

 世の中の売り上げを見ているとハウスメーカーで購入されている方が多数派ということが分かります。会社の数では圧倒的に工務店の方が多い、かつ安く建てられるにも関わらず、多くの人がハウスメーカーを選ぶのは、やはり価格が高くても欠陥の少ない家を建てたいということの顕れでしょうか。

 やはり服に似ているなと思います。同じ素材を使っていて、同じデザインの白いシャツでもブランド物が良く売れます。

 これは一重に、ブランドに惹かれて買っているという側面もあるでしょうが、それ以上に品質の低いものを買ってお金を無駄にしたくないという保険的な側面も強いのだと思います。

 家は失敗すると取り返しがつかないので数百万円高くなったとしても品質の高い家を買いたいと思うのは当然だと思います。

 実際ハウスメーカー工務店の家はデザインも大きさも性能もほぼ同じでも、やはり中古市場でも大手ハウスメーカー施工の家は、数百万円高く売り出されている印象です。

 結局差額はハウスメーカーの安定した品質というブランド力となります。

筋トレ愛好者へ!使えない筋肉は意味がない!

私は筋トレ歴10年以上ですが、ここ数年ある事実を実感しております。

見た目マッチョになっても使えない筋肉では本当に約に立たないということです。

筋トレ初心者の頃はYoutubeなどで沢山のマッチョを見て、筋トレに励み増量をしてきました。

見た目もどんどん逞しくなり、筋トレをするのが本当に楽しいと感じておりました。ただやはり見た目だけが動機だと長続きせず、停滞期に入ると、日々の生活を犠牲にしてまで、筋トレをやるのが馬鹿らしく思えてきて、徐々に筋トレ熱が冷めていきます。

必ずだれにも停滞期は訪れ、ここを打破するのは至難の業です。筋肉には漸進性という考えがあり、同じ刺激では成長しなくなります。

つまり今まで80キロのベンチプレス10回×3セットで成長していたのが、重さ、回数、セット数のいずれか、もしくはすべてを上げていかないと成長しなくなるのです。徐々に上がっていくと、筋トレにかける時間も体への負荷もどんどん高まります。

見た目をカッコよくしたいくらいの淡い動機では、この苦難を乗り切ることはできません。

多くの人は、この時点で筋トレをやめて、中途半端なところで体作りを終えるか、惰性で続けて、現状維持になるかのどちらかです。この停滞期を乗り切れる人はほんの一握りですが、乗り切った後も苦難は続きます。停滞期はこの後も何度も高頻度で訪れ、その都度体は大きくなっていきますが、筋トレにはゴールがないです。ボディビルやフィジークの大会に出るなら別ですが、一般人の場合、ある一定以上筋肉をつけると日常生活に支障が出てきます。まず食べる量が増え食費がかかります。また体に負担がかかりやすくなるので健康の維持管理が難しくなります。また見る人が見ればわかりますが、服を着ている時、一般人からは太ったと思われる例が圧倒的に多く、筋トレの趣旨を見失ってしまいます。

私もある程度大きくなった時点で、体が疲れやすくなり、使えない筋肉だと、太ったと勘違いされるし、 メリットがあまりでなくなったので、折角身に着けた筋肉を最大限に利用するために、柔道・柔術やキックボクシングを始めるようにしました。

中古住宅は一律で安いわけではない!割高物件多数!

世間一般の常識は新築=高い、中古=安いだと思いますが、これは絶対ではありません。

まれに新築でも大幅値下げで割安になっているものもあれば、中古でも明らかに割高な物件も多数あります。

コロナが落ち着き、現在の市場はコロナ前に比べ、1~2割程度中古住宅の値上げが始まっております。コロナ前に2000万円で売られていた物件が2300万円程度になっている印象です。

コロナ前を知っているものからすると高すぎて買えないというのが実際のところです。ただ、家探しは1年以内で終える方が多数ですので、今市場で家探しをしている方々はコロナ前の相場をほとんどの方が把握していないと思います。

しかし、売り手側はほとんどの方が最近の値上げをしっています。

もちろんですが、自分の持ち家が高く売れると知れば、高く売れるうちに売ってしまいたいと考えるのが人の常です。なので今の市場には売り急いでいないけど、高く売れればラッキーと考えて、結構強気な売値で売り出されている中古住宅が多数あります。

実は新築市場は中古市場以上に値上げしており、3000万円の物件が3500万円になっていたりするのです。

一昔前の中古市場は、詳しい方が安い物件を見つけて買うというのが基本でしたが、最近は新築が高すぎて買えないので、泣く泣く中古市場に流れてきている方が増えています。この場合、流れてきた人は、買うことが前提となっており、ローンマックス額を基準に新築に近いよさそうな築浅物件を探しています。非常にカモられやすい状況というのは明らかでしょう。

例えば新築は最低でも3500万円するエリアで家を買いたい人がいるとして、ローンは3200万円までだとします。新築はどうしても買えないが、同じエリアで築数年のほぼ新築と思われる築浅物件が出ており、3300万円だとしましょう。

どうしてもほしいと思えば、問い合わせる方が多いと思います。内見すると、新築に近く、売主もよい方で、ローン内の3200万円に値下げしてくれるというので、トントン拍子で話が進み、購入ということにも成りかねません。

ここで問題なのが、3200万円というのが割高だということです。基本的に新築は購入して中古になった瞬間に2割程度価格が落ちると言われるくらい新築プレミアムは凄まじいのです。3500万円の新築なら中古になれば3000万円くらいが中古相場ということです。

これには新築というのは、国からの補助金や減税、免税、仲介手数料を始めとした中古市場独自の手数料がかからない等のメリットがあるからです。もちろん誰も使っていないという気持ち的な問題もあります。

実は中古市場で3200万円で物件を買うと100万円以上の仲介手数料が上乗せされることが本当に多いです。

支払い総額は中古の場合3300万円になり、新築の3500万円は上手に交渉すると3400万円くらいになるかもしれません。また新築の場合、補助金、免税、減税などを加えると200万円くらいの価値があります。これらを考えると中古は実質3300万円、新築が3200万円となり、新築のほうが安くなることもあるのです。住宅購入には、目には見えない色々な価値が含有しており、見た目の価格で判断するのは危険です。

しかも中古市場は、新築市場と全く異なる値付けがされており、両者を比べることもナンセンスです。

中古市場には中古の価格設定方法があります。単純に見た目や立地だけで新築と同等と考えるのは危険です。相場は皆さんが思うよりずっと低く、目に見えない補助金

や減税のメリット、手数料の有無などで数百万円の差がつくこともあるので、十分にご注意ください。

もちろん割安な中古も多数存在します。

一般的にはプロでなければ相場で買えれば上出来というのが中古市場の常識です。いかに相場で買うのが難しいかは中古市場に長く携わっていないと分からないかもしれませんが、実際は、新築を割安で買う方が簡単です。

もし、新築買える余裕があり、ただの節約で中古を探しているなら、相当な穴場の物件を見つけない限り、新築を安く買う方向で考えた方が賢明かもしれません。

一般的に中古住宅市場は、本当にお金がない人かお金はあるけど住宅購入費を節約したいかつ中古住宅及び住宅全般に関する知識が相当あり、不動産業者と対等に話ができる自信がある人以外は手を出さない方が良いです。

一見割安に見てても、土地が訳ありだったり、建物の目に見えない劣化が激しかったりと、分からないことだらけです。

割高な中古を買うとその後が悲惨なので、その他大多数と同様に間違いなく新築をなるべく安く買う方法を模索するか、時間をかけてしっかり勉強して中古住宅購入に挑んでください。

もちろん本サイトでは、中古住宅をお得に購入する方法や知識を多数伝授しているので、

本気で中古住宅を安くお得に買いたいと考えている方は、他の記事も読んでいただき知識武装していただければと思います。