なぜ全く筋肉がつかないのか?
筋トレ頑張っているのに全然筋肉つかないとやる気でないですよね。
筋トレしてないのに、ゴリゴリな人もいますし、持って生まれた才能?なんて思いますよね。
確かにプロの世界になれば、才能による差は出てくると思いますが、素人のマッチョは努力の問題が多いです。
筋トレはしてないけど、スポーツ経験があったり、現役で柔道などやっている人は筋トレしてなくてもゴリゴリに見えます。
また、太っている人も、場合によってはマッチョに見えます。
脂肪って人によってつくところが違うんですよね。腕や足につきやすい人もいれば、お腹周りについたりします。そして、ある程度筋肉がある人が脂肪をつけるとでかく見えます。
筋肉がつかない人の原因は大きく分けて4つです。
- 栄養が足りない
- 筋トレの方法が間違っている
- 筋トレの量が足りない
- 筋トレのやりすぎ
1.栄養不足
主にたんぱく質不足です。
めちゃくちゃ筋トレしているのに、カップラーメンだけとか、プロテインパウダーを少し飲んだから、タンパク質は取れていると安心して食事は菓子パンとかですと間違いなく筋肉はつかないです。
食事が一番重要です。かと言って鳥のささみばっかりとかも論外です。
筋トレって体にとってとても過酷な行為です。あなたの命を削る行為でもあるんです。
ちょっとしたウォーキングなどと違って、筋肉をつけるなら追い込む必要があります。
あなたの体内にある重要な栄養素は筋肉をつけるために多量に使われます。体の内臓から骨から関節から、すべてが痛みます。そして得られるものが筋肉です。
そして筋肉は使わないとすぐに退化します。なので、その筋肉を維持するには一生かけてトレーニングを続ける必要があります。その覚悟がないなら、気晴らしに筋トレを
行い、筋肉をつけることは目的外にすべきです。その覚悟のうえで、筋肉がほしいなら、食事を徹底的に変える必要があります。
まず、毎日の食事からタンパク質を最低でも体重のグラム分は必要です。60キロの人なら60gです。理想は体重×2で120gですが、この間くらいを目指せばいいです。
大体肉100gに20gです。卵1個で4~5gです。牛乳200mlで6gくらいです。
パンやコメなどはほとんど入っていないです。もちろんタンパク質以外の栄養も多数必要です。
コメなどの炭水化物や魚の油の脂質、野菜や果物などからビタミン・ミネラルなど、筋肉にはすべて必要です。そして毎日必要です。
結構つらいです。常に食事の時はタンパク質の量、その他の栄養素がしっかりとれているか確認しましょう。
もう夜はうどんで済ませるなどは許されません。
2.筋トレの方法が間違っている
よくある間違いが、重たいものを持てば筋肉がつくという誤解です。
パワーリフターの選手ってもちゃくちゃ重たいものを持ち上げるのに結構華奢な人もいないですか?人間の体はすごくて、筋肉も瞬発的ならすごい力を出せますし、色々な筋肉を連結させて、体全体を使えば重たいものを持ち上げることができます。関節や骨なども連動すればかなり強い力が出せます。格闘家などはこの力の使い方に長けています。というよりもスポーツ選手もこのように体を使います。
本来人間は、筋肉だけでなく体全体を使って、力を発揮することで最小限の体力で最大限の力を出す能力があるんです。マッチョな人ってまじで体力ないです。ちょっと走っただけですぐにへとへとになりますし、とにかく長時間の作業は苦手です。マラソンなんてとてもできません。なぜならば、筋肉って重たいし、必要以上に大きくなると、体のバランスが悪くなり、他の組織との連動が下手になるんです。
格闘家は結構細身な人が多いのも無駄な筋肉はつけていないからだと思います。
あなたが筋トレが下手なのは、むしろ体の使い方が上手だから筋肉つけなくても、重たいものを持ち上げることができる証なのです。
では、筋肉だけで物を持ち上げようとすると急に物が重たく感じます。
例えば、力こぶだけでものを持ち上げるとすると、10キロもかなりの重さになります。
座った状態で、腕を机に置き腕を伸ばした状態で、手の上に10キロのダンベルを持ち、
体は一切動かさず、肩も一切動かさず、肘を曲げて、ダンベルを持ち上げてください。
そうすると、力こぶ部分に負荷がかかり、かなりの重さを感じるはずです。
この負荷を感じながら物を持ち上げることが筋トレです。これを続けていくと力こぶが発達します。他の部位もひたすら同じことをして鍛えていきます。体全身を使って、
30キロのダンベルを持ち上げても、筋肉は全くつかないのでご注意ください。
3.筋トレの量が足りない
テレビ見ながら、腕立て伏せ30回やってもほとんど意味がないです。楽々できることをいくらやっても筋肉はつかないです。
もう死ぬって思うくらいつらいと思えるくらい追い込まないと意味がないんです。
例えば、息が切れて、体がガクガク痙攣するくらいに疲労が溜まるくらい追い込んでみましょう。もう軽いものでも持てなくなります。
そしてゆっくり休むんです。
1回そこまで追い込んでみてください。
- 筋トレのやりすぎ
たまに毎日フルで頑張っている人がいますが、疲れている状態では全く追い込むことができませんし、筋肉が発達するには超回復と言って、損傷を修復する時間が24~48時間は必要なので、毎日同じ場所をトレーニングするとほぼ間違いなく筋肥大はしません。