喧嘩に強くなるために重要な3か所
結論から言います。首と拳から肘までの前腕と脛です。
順番に見ていきましょう。
・首
喧嘩になれば、一番最初に守るべきは首から上です。顔面や頭も鍛えることはできますが,殴られた時に重要になるのが首の筋肉です。
首が強ければ、殴られても受け止めることができます。アブナイのは,殴られて顔がゆれて脳震盪を起こして、倒れてしまうことです。これでは、命も危険もありますし、その後殺されかねません。
万が一殴られても首が強ければ、受け止めて、すぐに反撃できます。顔面や頭に大きな衝撃がきたときに受け止めるのは,常に首です。首が強ければ,脳が揺れることがないので,衝撃に耐えることができます。
正直,相手が素人なら,何回かパンチ、キックをすれば、直撃する可能性があります。なので,当てれば一撃で倒せる可能性が高いのです。しかし、こちらも素人だと先にやられる可能性も高いです。ここで、相手が首が弱く,こっちが首が強いと、殴り合いになったときに,相手のパンチを耐えながら、思いっきり殴れます。
多分勝てるでしょう。
では、首の鍛え方はどうすれば?
一番始めは、片側の首から頭を手のひらで抑えながら反対側に押します。それに抵抗するように顔を逆に動かすと動きが拮抗します。その際に首の筋肉を使います。これを前後左右10秒ずつでも暇があるときに実施してください。
次はベンチに横になり、首から上だけ宙ぶらりんにします。そしてうつぶせと仰向けの両方で首を上下にゆっくり思いっきりふります。体を横にして首を上下に振ると、前後左右全部鍛えられます。
慣れてきたら、軽めのプレートを乗せながらやりましょう。徐々に重さを上げていきます。
これぐらいのタイミングから首ブリッジをやりましょう。最初は、普通のブリッジのように手を使ってやりながら徐々に手の関与を減らし、最終的には両手を宙に浮かし、首だけで体を動かします。慣れてきたら、左右にも動かしましょう。
またおでこを床につけてブリッジも有効です。
これらの筋トレで首は太く強くなります。
・拳と上腕
この2つはセットでやります。
素人の喧嘩で痛める箇所は、間違いなく拳と手首です。
日常生活で、拳や手首に力をかけることは少ないです。意図的に鍛えないと中々強くならない箇所です。
しかしパンチを打つときに,最も影響のある箇所です。
車で言えば、タイヤのような箇所です。
良くパンチは足で打つと言いますが、結局は足の力を腰の回転に乗せ、加速させ、上半身に伝えて、最終的に腕、拳で打つので、脚が車でいうエンジンで、手首、拳がタイヤという感覚です。
素人でも、野球部経験者などは、脚や腰がかなり強いし、バットの素振りはパンチと似ているので、結構ハードパンチャーだったりします。喧嘩になれば、思いっきり殴ると思いますが、その力に拳や手首が耐えられず、壊してしまうんですね。
極端な話、大型トラックのタイヤが軽自動車用ならば、加速しただけですぐにパンクするか、タイヤが凹み、重さと馬力に耐えられず、思うように走れないはずです。
野球部のパンチに似ています。折角強い力が拳に伝わっているのに、その力で殴ると痛いので無意識に力をセーブすることがほとんどです。例えば、コンクリートの壁を全力で殴ると、ほとんどの人が拳と手首を痛めるはずです。
結局、力の最大値は、拳と手首によって決まります。それを超えると痛めるので多くの場合は、無意識にセーブします。
ほぼ全員に該当しますが、パンチ力を上げたいならまず、拳・手首を鍛えましょう。
自分のパンチに耐えれるのと、パンチ自体が強くなります。
何かに相手にぶつけるとき、重要な要素はなんですか?
スピード、重さ、硬さです。
極端な話ですが、めちゃくちゃ柔らかいマシュマロのようなボールがすごいスピードですごい重さでぶつかるのと、結構軽めの少し遅めの鉄球がぶつかるのでは、鉄球のほうがダメージがでかそうです。
どんなにスピードがあって重さが入ったパンチでも拳が柔らかいとダメージは減ります。
重く、速く、硬いパンチを目指しましょう。
では鍛え方は?
拳、手首の両方を鍛えるには拳立て伏せ一択でしょう。
最初は畳などのうえで、次はフローリングで、最後はコンクリートでやりましょう。
コンクリートで物足りない人は、片腕でやりましょう。
もしくは、状態をジャンプさせながら両手で地面を殴るように跳ねるようにやりましょう。
また拳に関しては、普段から隙あれば、硬いところに拳をゆっくり押し当てて、表面の硬さを鍛えましょう。
次は、手首に限った話ですが、代表的なリストカールをひたすらやりましょう。バーベルを腕に持って、座ってももに上腕を乗せ、手首を宙ぶらりんにします。そしてゆっくり上下に動かします。慣れてきたら徐々に重量を上げます。
後はハンマーカールも良いです。ダンベルを縦に持ち上げ下げします。
必ず肘は固定です。
・脛
一番鍛えるのがつらい箇所です。
実戦では、相手を蹴る時に脛を当てます。ただ慣れていないと、かなり痛いので、本気で蹴るのは躊躇します。相手の膝なんかに当たれば、運良くても打撲で腫れ、場合によっては骨折します。
しかし、蹴りはパンチの2~3倍はパワーがあるのでKOするには必要です。
素人ほど喧嘩になれば、掴む、殴るの応酬ですので,蹴りを使えればかなり便利です。
ハイキックを相手が出すことが想定されれば、腕のブロックごと蹴り飛ばす力があるのでかなり相手を委縮させることができ、有利になります。
蹴りを実践で使うなら間違いなく鍛えておくべきでしょう。
一番確実なのは、サンドバッグを蹴ることです。もっとも実践向けで安全にかつ確実に脛を鍛えられます。蹴りの練習もできるので、この方法ができるなら、これ一択でいいくらいです。
しかし現実、日常的にサンドバッグを蹴ることができる人は少ないと思います。
その場合は、以下の方法で代替します。まず、両手にキックミットを装着します。そして自分のキックミットに向けて、自ら蹴りを浴びせます。この方法で、脛を鍛えられます。また受けの練習もできるので
上腕も鍛えられます。
後は硬いビンにガムテープ貼って、それで脛を叩きましょう。
その他、つま先を思いっきり内側に曲げると、脛の筋肉が鍛えられます。
以上の3か所はいずれも実践向きの箇所となります。
多分この3か所がかなり鍛えられていると、強そうと本能的に感じるはずです。
肌が綺麗な首と手首が細い、傷のないマッチョと体は細身だが、首が以上に太く、拳の皮が何度も破れ、硬くなったような空手家のようになっており、上腕が太く、脛が以上に膨れ、硬そうな人を見たら、明らかに後者の方が強そうではないでしょうか?もちろん後者がマッチョになれば、威圧感が半端ではないですが。
何から始めたら良いのか分からない方は、まずダンベル買って筋トレを始めましょう。何よりマッチョは最も相手を威嚇できます。
スペースのない方は重量を簡単に変えることができる以下の商品がおすすめです。
最初は軽めの重量で始め、徐々に重たくできます。
もしくは、足は重め、腕は軽めと簡単に変更できます。
重量変更が億劫になり、筋トレをやめたり、部屋にダンベルやプレートを保管するスペースのない方には必需品です。
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