強くなる方法 筋トレと格闘技

私は、5年ほど前相当細身でした。会う人には大抵「細いね」と言われました。
人によっては誉め言葉ととらえられるのでしょうが、私はあまり嬉しく思えませんでした。
勿論、日本では細身の男の方が太っている男やマッチョよりも受けがいいとは思いますが、やはりマッチョで強い男に憧れる男は多いと思います。
でも、中々マッチョになりたいと思い立っても実現できる人は少ないと思います。
私は筋トレを習慣化し、格闘技も学んでいるので、打撃、投げ、寝技をひたすら覚えているところです。
さて、ジムに行くと多くの方が一生懸命筋トレしていますが、大抵の人は筋肉がついておりません。勿論ダイエット目的の人もいるでしょうが、何年も重たいプレートを持ち上げてる人でも細身のままの方が多いです。

本人は、そこまで重たいものを持ち上げているのですから、太くなりたいのでしょう。
原因はなんでしょうか。多くの人が誤解していることが原因です。
簡潔に言えば、以下の2点です。
・どんな方法でも重たいものを持ち上げれば持ち上げるほど、マッチョになる。
・食事は気にしない。
このような考えで、頑張れる限り、重たいものを持ち上げて頑張っている人がいますが、毎日バンチプレスをめちゃくちゃなフォームで持ち上げて、食事はカップラーメンやレトルトカレーの人は一生筋肉をつけることができません。
筋肉をつけるのってそんなに難しくないです。
まず、タンパク質摂取をネットで調べてください。どのような食材にタンパク質が何グラム含まれているか分かります。そして最低体重×2のタンパク質を毎日摂ってください。一気にとらず、できるだけ分けてください。食事で毎日満たすのはきついので、プロテインパウダーや牛乳を利用しましょう。
例えば、寝起きにプロテイン20グラム、朝食で納豆や卵焼きを食べ10グラム、昼食に牛丼などを食べ、30グラム、夕食に焼き魚や肉などで40グラム、寝る前にプロテイン20グラムで120グラムはいけます。このぐらいタンパク質摂取がないと筋肉はつきません。
そしてトレーニングは、重さよりもフォームを気にしましょう。そしてどの部位を使っているのか意識すべきです。これって自重でできることなんです。初心者のうち1か月は重りは必要ないです。
下半身は、正しいフォームでスクワットを10回×3セットやりましょう。そして階段などの段差で、つま先だけ上の段に載せ、かかと部分を宙に浮かせて、思いっきり背伸びをしましょう。
足を下げるとき、かかとはつま先より下に行くことができるので、めいっぱい下まで下げましょう。ふくらはぎに強い緊張が生じます。この動作を10回×3回しましょう。この2つを2日~3日おきにやれば良いです。
上半身は、懸垂と腕立て伏せの2つを10回×3セットやりましょう。しっかりフォームをYouTubeなどで見て正しい方法でやってください。これらを真面目にやると、初心者なら全身筋肉痛になります。
まずは1か月続けましょう。体に変化がでてきます。
その後は、今までやっていた重りをつけたトレーニングについても参考動画を見ながら、軽い重量で同じく10回×3セットを目安にいくつもこなしましょう。重りを持ち上げるのではなく、自分の体をお手本のフォーム通りに動かす過程で手元にある重りがついてくるイメージです。
主目的は、重りを持ち上げることではなく、重りを持った状態で、自分の体を正しいフォームで動かし、目的の筋肉を意識しながら、その筋肉を傷めることです。痛めると筋肉は食事で摂ったタンパク質を使って、修復します。その時、強く痛めると、次回同じ傷を作らないようにとより太く強い筋肉をつけて修復します。この筋肉でより負荷の強いトレーニングを行い、また筋肉を破壊します。この作業を繰り返すと、筋肉は肥大します。
さあ、筋肉が肥大し、マッチョになると見た目は強そうですが、実戦ではなかなか使い物になりません。
もちろん素人に比べ、体力、筋力、タフさはありますが、格闘技経験者と比べると、打たれ強さや打撃や投げ、寝技の技術が圧倒的に低いので、力だけでは対処できません。
てっとり早いのは、総合格闘技のジムに通うことですが、素人にはハードルが高いですので、1から学べる柔道教室がおすすめです。
柔道で学べない打撃については、ある程度柔道ができるようになってから考えましょう。打撃は、独学でもある程度学べることができますし、柔道で相手との距離感や体の使い方を学んだ後のほうが、圧倒的に学びやすいです。

多くの総合格闘技の選手は、レスリングか柔道もしくは柔術経験者です。このような人が打撃の練習をしてプロになっています。
打撃出身の選手もいますが、やはり強いのはレスリングか柔道もしくは柔術出身者です。
この中で一番素人が始めやすいのが柔道です。地面に何度もたたきつけられるので、打たれ強
さも鍛えられます。
このように筋トレ、格闘技を続けていると、体はみるみる大きくなり、自信もつきます。
どんな相手と対峙しても、恐怖心というのはだいぶ減りました。潜在的な恐怖心というのは相手に見透かされるようで、なめられる原因にもなります。このようなことがほぼなくなったので、だいぶ生活しやすいです。万が一、私を煽ってくる相手がいても、大抵そのような人間は潜在的なビビり症の人が多いので、こちらが、不愉快だという態度を示すと、どこかに行ってしまいます。
もちろん、自分が強いとか過信は絶対しません。世の中に強い人間はたくさんいますし、自分も明日はより強くなりたいと日々鍛錬するだけです。
一番悪いのは、自分を強くしようと努力もせず、言い返してこない女性などに横柄な態度を取り、強そうな相手には理由をつけて、ビビりながら逃げるような人間です。このタイプは、自分に劣等感を抱えながらも、それを解消する努力を一切しないので、いつまでも、他人に冷たく、自分は強いと理由のない過信を持って生きています。万が一、本当に強い相手に喧嘩を売られ、自身や家族に危害が加えられたら遅いです。
そもそもいかなる場合も、嫌なことがあるからと無意味に他人に危害を加えることは避けるべきです。人って見た目では分かりません。見た目弱そうで優しそうな人間でも、周りにやっかいな人間が沢山おり、後にお礼参りに来るかもしれません。自分がどんなに強くなろうと、相手との無用な争いは避けるべきです。
人を傷つけるために強くなるのではないです。人に喧嘩で勝つために強くなるのではないです。
あくまでも自分に自信を持っていき、いざというときに自分や家族を守るためです。