喧嘩に強くなる方法(1人で自宅でできる)7~パンチは最短距離が鉄則!~

格闘漫画の鉄則は、主人公は結構華奢で、脇役は大抵マッチョです。

なぜマッチョな主人公って少ないんでしょうか。もちろん筋肉質なキャラもいますが、大抵ゴリマッチョは脇役です。そして脇役のゴリマッチョって大抵大振りのパンチをゆっくり打ってきます。そこに主人公の細い腕の高速パンチがカウンターで入り、相手をノックダウンするというのが定番です。

その人が格闘技をやっているか素人かはパンチを見れば一目で分かります。

素人のパンチの軌道は、とにかく無駄が多いです。まず、腕を後ろに振って、楕円軌道でフックぎみな軌道のストレートを打ってきます。体も大振りです。打つのがまるわかりで、余計な軌道を描くせいで、距離も長くなり、後ろに下げるせいで、時間がかかり、体の軸がブレブレなので、防御もダメになり、バランスも打った後で崩します。まるで、渾身の一撃必殺を打つかのようです。そうです。この1撃が外れればゲームセットです。この素人は打った後当たらないと、体はよろけて隙だらけになります。そして無駄が多く時間のかかるパンチは、大抵避けられます。避けた相手は隙だらけの相手に思いっきりパンチを食らわせることができます。素人が格闘家に勝てない最大の原因はパンチの打ち方です。

まず、両手を顎らへんにひっつけるようにして構えてください。あなたのストレートは、その位置から、まっすぐに相手の顔に向かっていきます。腕は直線に相手に向かうのです。こうすることで、体の軸はほぼ動きませんし、相手はいつパンチがくるか分かりません。あまけに打った後はすぐに腕を戻せばいいので、隙がないです。

この状態だとストレートを外しても、すぐにミドルキックなどを出すことも可能です。

 格闘技、喧嘩、人生においてもそうですが、無駄な動きほど無駄なものはないです。

 パンチの目的は,強く、速いパンチを素早く打ち、相手にあてることです。

 もし軌道が真っすぐではなく、曲がるとその分距離が長くなり、相手に避ける隙を与えます。さらに力のベクトルが横に一部分解され、当たった時に力がすべて相手に伝わりません。

素人目で見ると、横から打つと、勢いがついて強いパンチが打てると錯覚しますが、実際にぶつかる時は、せっかく蓄えた力の何割かしか伝わりません。しかも横から打つと、手首を痛めるリスクが高いです。

 でもフックはどうだ?って思った方いますよね?

 フックも軌道は横からですが、決して素人の横打とは訳が違います。

 あくまで軌道は真っすぐですが、スタートの位置が横から入ってくるので、当たるときに斜めになります。但し振ったりはしません。スイングの動きはないです。横から真っすぐに入ります。むしろフックのメリットは至近距離から打てることです。距離が近いと、ストレートが伸ばしきれないので強く打つことができません。フックなら横から入る分、ストレートより距離ができますので、強いパンチが打てます。

パンチの鉄則は最短距離です。相手と自分との距離を見て、最も短い距離で相手に届くパンチを打ってください。

 素人の人は知らない人が多いですが、パンチには2種類あります。

 パワー型とスピード型です。

 パワー型は、全力で相手に自分の全体重をのせてぶつける、かつぶつかった後も押し込むパンチです。当然喰らった相手はパンチの重さでダメージを受けます。素人は基本このパンチのみを使います。知ってる人はもう一つのパンチを好みます。当てるまでは同じですが、

当たった瞬間にはじくように、素早くパンチを引きます。これにより速いパンチが打て、次の攻撃につなげやすいです。もちろん避けられた時もすぐに防御に回れます。このパンチの最大のメリットは、相手に強い衝撃を与えられることです。パンチをはじくので、相手に一瞬ですが、すごい力がかかります。その衝撃で相手は大きく揺れます。このパンチを顎などにあてると、相手の脳が揺れて脳震盪を起こす可能性が高まります。もちろんですが、連打ができるので、何度もこのパンチをぶつけ、相手を倒すことができるのです。このパンチについてですが、素人のうちは、速さを求め、力が入らないので、しょぼいパンチになりダメージを与えられないことが多いです。何度もシャドーで練習して慣れていきましょう。

使い分けですが、パワー型は一撃必殺のイメージです。絶対に当たる瞬間に思いっきりうち、KOを狙いましょう。外すと反撃にあう可能性が高いです。素人の喧嘩は大抵、最初に殴ったほうが勝ちます。冷静に相手の最初の一撃を避けることができれば、相手は隙だらけなので、側頭部らべんを思いっきり殴れば試合終了です。最悪死に至ることもあるので、喧嘩をするならその覚悟も必要です。もちろんあなたが側頭部をやられ死ぬことも十分にありえます。