喧嘩に強くなる方法(1人で自宅でできる)8~キックの威力を知れ!~

大体パンチの3倍位の力があると思ってください。

体の筋肉の7割くらいが下半身にあるので、キックの威力が半端ではないことが良く分かります。パンチだって下半身の力でほぼ打ってますからね。回転いすに座って、足を上げた状態でパンチを打ってください。全然破壊力が違いますから。ではパンチの3倍の威力でキックが打てるか?答えはNO!です。普段から練習している人は別として素人のキックはまず弱いです。下手したらパンチより弱いかもしれません。なぜかって?慣れてないからですよ。腕を振る動きって普段から良くしてると思うので、腕の神経系が発達してるんですよ。細かい動作で比較したら簡単ですが、足を使って何か細かい作業するのって基本無理じゃないですか。足の指でものを掴むのでさえ困難です。そう、足って中々自由に動かせないんですよ。だから蹴ろうとしても、上手く的に当てられないですし、力の入れ方や足の振り方が分からないので、ぎこちない動きになり、足全体の動きが連動しないので、持っている力を十分に発揮できないんですね。

ならどうすればいいか?下手でもいいんで、ひたすらに蹴りを行ってください。力はそんなに入れなくてよいので、自宅で回し蹴りを何回もしてください。その際できるだけ高い位置を蹴るようにしてください。その時、もう1つの問題に気づきます。そうなんです。柔軟性がない人が大半です。足が上がらないんですよ。蹴りはローとミドルとハイを使い分けることができなければメリットがないです。蹴る動作に入った時、どれでもできないと話になりません。往々にして素人の蹴りはローキックです。もちろんローキックも強いのですが、人間の急所って大抵上半身にあるんですよね。左のミドルでレバーにダメージを与えることができますし、ハイキックなら脳にダメージをあてることができます。

基本的に、キックはダメージが大きく、簡単に打てるものではないため、必殺技的な扱いです。

素人のキックは威力のないローキックのため、パンチと比べ劣ります。よって素人は基本的にキックを使いません。この時点で素人相手にキックを使うとかなり有利になります。むしろ、ハイキックを打てば、ほぼ確実に勝てるでしょう。素人からすれば脅威です。パンチはなんとなく想定できるが、ハイキックって受けたことがないとかなり怖いですからね。

 

よってキックの練習は、ひたすらにミドルやハイキックを下手でもいいので打ちまくりましょう。そして動画を見てイメージしてください。少しずつですが、体が覚えていき、いずれは強く安定したキックが打てるようになってきます。

キックってかなり難しいのですが、個々人の体格や癖などが影響して、各自で違う形の蹴りができます。見本通りの蹴りが万人に適用されるわけではないです。

ただし重要なポイントはあります。

まずは軸足を思いっきり踏み込んだ時に全体重を軸足に乗せる格好にします。それと同時に上半身を軸足を反対方向にひねります。この時、同時に蹴り足を腿上げのように上げます。

その後は力まずに上半身を勢いよく軸足のほうに回転して戻すと、無意識に蹴り足も回転します。そして、上半身の戻りが早ければ早いほど、蹴り足はむちのようにより素早く回転を始めるので、この過程で軸足にかけていた力をすべて蹴り足のほうに移していき、相手に当たる瞬間に全体重が蹴り足に乗るようなイメージで蹴りをぶつけ、体を回転します。その後は蹴り足を地面につき、全身を安定させます。

素人は、最初から蹴り足に力を入れており、蹴り足の力で体を回転させて、蹴ります。これだと回転力は使えなく、非常に弱い蹴りになります。

パンチだととってもイメージしやすいです。あなたがパンチを打つ時に、右手のストレートを打とうとする時、最初から右手に力をいっぱい入れ、右手を後ろから前に振るでしょうか。これだとかなり弱いパンチになります。実際素人はこのようなパンチをすることも多々ありますが。

多分強いパンチを打とうと思うと溜めが入ります。まず左手に全力を入れ、その反動で上半身を右側に倒し(右肩が大きく下がるイメージ)、その倒した反動で体を勢いよく左側に戻す時に、パンチを出すと、体重がうまくのり、回転力でパンチが放てます。

バネだと思ってください。思いっきり縮んだバネが伸びるイメージです。

蹴りも全く同じです。