まずは己の弱さを知れ!~喧嘩道~
喧嘩したことない人ほど、へんな自信を持っていて、例え喧嘩になってもなんとなく勝てると思っているようです。そして甘えなのか、相手に舌打ちなどをしても相手が怒らず許してくれると思い込み、無礼な態度を取る人が多いのも事実です。
確かに多くの人は喧嘩を望まないですし、舌打ちをされても頭に来たり、気分が悪くなったりするでしょうが、舌打ちした相手に対して喧嘩をふっかける人は少数です。
ただし、稀に気性が荒い人や喧嘩好きにあたると、舌打ちをした瞬間に絡まれることもあります。
例えば、Aさんが喧嘩なんてしたことないが、甘えから普段気に入らないことがあると舌打ちをするような陰険なやつだとしましょう。そしてBさんが、舌打ちなどされるとカチンときて、相手につっかかる喧嘩好きとしましょう。
以下のような場面になるとAさんは己の弱さを知るはずです。
A「電車の向かいに座ってるやつ車内で電話しているし、声でかいしうるさいな。俺は車内で勉強しているのに、なんで相手に気遣いができないんだ。直接言うのもあれだし、舌打ちしたら、他人が迷惑かけられてるの分かって、自粛するだろ。鈍感だから舌打ちしないと分からないんだ。なんかむかつくし、してやれ。」
B「…」
A「気づいてないのか?もう一回聞こえるように強くしてやれ。」
B「おい!さっきからうるせえぞ。喧嘩売ってんのか。」
A「うそ!声かけてくるとは思ってなかった。俺生まれてこの方喧嘩なんかしたことないしどうしよう。」
B「聞いてんのか!なめんじゃねんぞ。次の駅で俺と降りろよ」
A「どうしよう。怖い!そうだ。謝ろう。」
A「ごめんなさい。」
B「謝ってすむと思うなよ。くそが。弱いくせに舌打ちなんかすんじゃねえよ。かすが。」
A「ごめんなさい。」
まあ、ほとんどの人がAさんみたいになるでしょう。こうゆう人ほんと多いです。多分Bさんみたいな人に遭遇したことない人がほとんどじゃないですか?
舌打ちや咳払いなど、不快に思った時にやる人多いですが、あなたがそれをやって、怯む相手はほとんどいないです。むしろ、そのようなことをしたくなるような相手は既に常識を持ち合わせていないので、黙るどころかキレて向かってくる可能性が高いです。
もしこのような行為を相手にするなら、まずはしっかり喧嘩の経験を積んで、自分の弱さを知ったうえで強くなりましょう。
喧嘩もしたことないのに初対面の相手に喧嘩をふっかければ、大抵Aさんのようにひたすら謝ることになります。知らない相手に怒鳴られるのは慣れてないとかなり怖いですよ。そして喧嘩したことない人間は、喧嘩ふっかけられたら怯んで謝るのがオチです。