人間の肉体的な強さとは?

喧嘩と格闘技は非常に似ています。格闘技は喧嘩にいくつか制限を加え(後頭部禁止等)、ギブアップを認めています。

どちらにしても、相手に勝つための能力という点では大差はそこまでないはずです。

格闘技の一流選手は間違いなく喧嘩においても一流です。

必要な能力は以下のパラメータに分けられます。

攻撃力

防御力

スピード

技術力

精神力

経験力

 

他にも細かい能力はありますが、このへんが勝敗を左右します。

 

素人だとついつい攻撃力に目が行きます。

ボブ●ップとかですと、明らかに攻撃力は高いですが、見た目と裏腹に打たれ弱いので、防御力は低いです。

軽量級のボクサーなどは、攻撃力や防御力が低いですが、スピードがあるので避けることで、ダメージを抑えます。

道家は、総合的にパラメータが高いですが、スピードがあまりない印象です。ボクサーと比べ、フットワークやジャブなどがないので、実戦では、ボクサーのスピードをどう殺すかがポイントになります。

逆に柔道家がボクサーを掴んでしまえば、投げて、関節を決めることもできますので、柔道家の勝利です。

もちろんベビー級のボクサーと軽量級の柔道家でしたらほとんどの面でボクサーの圧勝でしょう。たとえ掴めても、投げるのは至難の業です。

素人の戦いですと技術力・精神力・経験力は互いにほぼないと仮定できますので、攻撃力、防御力、スピードで勝敗が決まります。

どのスポーツにも言えることですが、攻撃力×スピードが破壊力です。

めちゃくちゃ強い力もゆっくりならばダメージを与えることができません。

そして、打たれ慣れることで防御力も上がります。もちろん物理的に体を厚くするため、筋肉を付けたり、沢山カルシウムやビタミンD,タンパク質を摂って、骨太にすることが重要です。

 

すべての格闘技に言えることですが、体裁きと足さばきがとにかく重要です。

足の動きで、攻撃を避けたり、相手に攻撃する時に有利な位置に立つことができます。

結局素人が、どんなに強く速いパンチを出しても、避けられたら意味がないです。足さばきは経験力の1つで、日々の鍛錬により身に着けることができます。

体裁きは、主に首や腰、肩の動きです。

例えば、相手が投げようとしてきたときに、腰を強く相手に向けると、投げをガードできます。

動きに慣れてくると、無駄な動きが減り、攻撃を避ける時も、最小限の距離で、無駄なく避けることができます。

精神力は分かりやすいです。生まれ持った度胸のある人間なら、最初から喧嘩などになっても冷静に対応できます。腰抜けだと震えて、うまく対処できません。例え腰抜けでも、普段からトレーニングの過程で戦うことに慣れれば、ある程度度胸がつきます。大多数の人はビビリだと思うので、日々の鍛錬で、スパーリングなどを通じて慣れましょう。

 

技術力は、技を正しく覚えることで向上します。アッパーなどは素人が打つと、腰を使うことができず、弱いうえに、手首を痛めます。

ミドルキックは、柔軟性を高めないと脚が上がらないです。

本を読んだり動画を見て形をしっかり覚えましょう。指導者から学べるのが一番確実です。

 

これらの過程を踏むことで確実に強くなります。但し、どんなに技術を上げても、60キロ位のプロが120キロの巨漢を確実に倒せる保証はありません。

うまく、急所に入るか、相手のバランスを崩して倒すことができれば勝てますが、相手のパンチを一撃食らえばほぼ確実に負けます。

特にただのデブではなく、鍛えたマッチョの120キロは相当強いです。

これは、精神論の世界になりますが、格闘技や喧嘩においても上には上がいます。

世の中の9割以上の素人に勝てる実力が備われば、スラム街に行ったり、実際の格闘技の試合や喧嘩を好んでしない限り、日常生活では多いに役立つでしょう。

家族がいる方は、ナイフを持った素人や酔っ払いが家族や自分に襲い掛かってきたときに対処できれば十分でしょう。