本当の節約

最近のニュースってお金の話が多いですよね。節約術などはネットでも溢れていますし、ミニマリストという言葉もはやっています。
また、銀行預金ではお金は増えないから、投資が必要との風潮もありますが、素人が手を出せる分野は少なく、国際株式や債券などに長期で投資する投資信託などが流行っているようです。かといって、多額の貯金がある人も少ないと思うので、200万位を投資している家庭が多いのではないかとおもいます。

例え、200万継続的に投資を続けても、得られた利益をキャッシュとして手元に残すと想定すると、3%という結構良い利回りを継続的に得られても、年6万円の利益です。
人によっては多いかもしれませんが、月額5000円です。あまり足しにはなりませんよね。
みんながこの数字を得られるわけではありません。投資では元本割れの可能性も常にあります。自身の貯金の大半を投資していると元本割れの恐れから日々落ち着かない日々を過ごす人も多いです。
さて話は変わりますが、なぜそんなにお金が必要なんですか?毎月いくら必要ですか?
月5000円稼ぐには,4000円節約するのとほぼ同等です。
なぜなら株などの利益には20%の税がかかります。労働から得られる賃金も多くの方は追加で5000円稼げば、所得税や住民税がかかり、場合によっては、社会保険料も上がります。やはり5000円追加で稼いでも、4000円位しか手元に残らないでしょう。
200万円投資信託に投資して元本割れリスクを抱えた不安な状態で毎月4000円手に入れるのと、毎月4000円節約するのはどっちが簡単ですか?投資の場合は、不景気になると元本割れのうえに、毎月の利益もなくなる可能性があります。節約は家や車などの固定費でしたら半永久的に毎月4000円安定して節約できます。
例えば、今賃貸に住んでいれば、今のところの家賃引き下げを交渉するか、4000円安いところに引っ越すのはどうですか?
毎日150円で買っていたペットボトルを持参したら,一か月で4500円ほど節約できます。
車は本当に必要ですか?購入費も含めると毎月30000円くらいかかっていることも多いです。
マイホーム買おうと思っているかた、ローン以外の維持費ちゃんと計算していますか?
修繕費、固定資産税、火災保険、光熱費の上昇等すべて加味するとローン以外に毎月3万円くらいかかっていることも多いです。
さあ、あなたの家計は月いくらですか?5000円足しになれば、楽になりますか?一回の飲み代のために投資を始めますか?じゃあ投資資金を400万円にしますか?
そんなに貯金できるほど、毎月の生活費抑えれていますか?そもそも、そこまで生活費抑えられるなら投資でお金稼ぐほどお金が必要じゃなくなると思います。
となると投資に回せるお金が500万円未満のような状態なら無理に投資にお金を回すことに時間をかけるよりも、固定費の見直しをして、節約したほうが確実ですし、実際に資産は増えます。投資に気をとられて、節約が疎かになると、投資の利益よりも失うお金のほうが多いです。無駄なものをリストアップしましょう。
家賃
近隣の同じような広さ・設備のアパートの相場は調べていますか?家賃が安いところがあれば、問い合わせしましょう。毎月2万くらい安くなることもありますよ。
初期費用がまたかかりますが、不動産が暇な夏の時期を狙えば、3か月フリーレントをつけられる可能性もございます。年間24万円の節約になります。税引き後の利益で24万の配当金等を狙うなら、年利3%なら1000万円の資金が必要です。できる方は少ないのでは?


いりますか?いらないなら売ってしまいましょう。車の大きさは余分な大きさではないですか?場合によっては、軽自動車で十分ではないですか?維持費で月額1万円は変わってきますよ。車は見栄の部分が強いです。見栄は高くつきます。
チャリは維持費安いです。維持費ほぼ0円なうえに初期費用も安いです。最も安い移動手段で間違いないです。

私は都内に住んでいるとき、10キロ圏内はチャリ移動でした。電車なら往復1000円かかるところもチャリなら0円です。渋滞も満員電車も皆無です。
地方ならみんな車なので、道路をゆとりをもって走れます。おいしい空気に良い景色を眺めながらのサイクリングは最高です。

保険
余分な保険ないですか?ネットのコンサルタントで一度相談してみては?
大手の保険はオプションが多く、必要ない保障にお金を払っている可能性が高いです。月1万円の節約は十分可能です。

 

通信費
最低でも2年に一回は見直しを。特に光を契約している人は、キャンペーンで得できる可能性高いです。解約手数料も負担してくれて、さらにキャッシュバックの会社もあります。ネットで一度検索してみてください。携帯と光で月5000円の節約は十分可能です。

この4項目頑張れば毎月45000円節約できそうです。さらにペットボトル等の節約で5000円は節約しましょう。合計50000円の経費削減です。年間で60万円。
この節約効果は一生続きます。10年で600万円、30年で1800万円。このお金は無から努力で生み出したお金ですので、元本割れを恐れずに、全額投資しても良いでしょう。
年利3%で30年投資すれば2300万円は越えるはずです。地方なら一括で家が買えます。30歳の方なら、このお金で老後の住まいを買って悠々自適に過ごしても良いです。
人によっては、この5万円の積み立てと、従来していた貯金を続け、一定額貯まった時点で早期退職して、ミニマムな生活費で、のんびり過ごしても良いです。
ながくなりましたが、素人が恐れ恐れに、大切な資産をローリスクとはいえ、安定している投資信託に入れて、毎月5000円程度の利益を得るくらいなら、その時間を節約に捧げて、確実なお金を積み立てていくほうが、確実に幸せになれます。
この説明を聞いて、そんなに節約したら、生活水準が下がるから嫌だという方もいると思います。
私が言っているのは、必要なものまで、我慢して節約しようとは言ってないです。敢えて食費には触れていません。多くの人は食費を節約します。カップヌードルなどご法度です。なぜなら食費にお金をかけることは、最も利率の良い投資だからです。
ここで、私の述べる投資先の優先順位を伝えます。
1位:自分及び家族の健康への投資
2位:自分及び家族のスキルへの投資
3位:それ以外のお金が増える投資
世間では、3位に目がいきがちですが、1位と2位が圧倒的に重要です。これらの投資へのお金は最優先です。この件については,別の機会に話します。
家賃などは同じグレードの部屋に安く住めれば、生活水準は一切落ちません。通信費も同じ条件で安くなるなら問題なしです。
車も移動手段ととらえるなら、軽自動車になっても、生活水準は落ちません。
まずは、家計の見直しを徹底しましょう。
そのあとは、健康とスキルへの投資です。