さらなる高断熱リフォーム!壁断熱強化!

築浅の中古住宅を購入した方や新築建売を購入した方が主に対象となります。最近の住宅は、窓も高性能になってきており、LowEのペアガラスの樹脂サッシだったり、アルミ樹脂複合でも窓の断熱はかなり強化されており、中古住宅でも、築浅で窓に内窓を設置すれば、断熱の弱点は、窓から壁に移行します。というのも昔の家は、アルミサッシのシングルガラスで、壁より20倍近く断熱性能が劣っていたので、例え面積が壁に比べて小さくても、窓が家の断熱における弱点でした。しかし、窓が高性能化すると、間違いなく次の弱点となるのが、壁です。もちろん天井や床も壁同様に強化すべきですが、以下の2点において壁の方が問題になるのです。

・壁は4面あるため、床や天井よりも圧倒的に面積が広い

・天井や床は、点検口から侵入し、ある程度容易に断熱材の追加ができるが、壁の場合は、壁を破壊し、中の断熱材を交換、追加するか、外側に付加断熱する場合は、外壁を全て取り外し、加えるか、部屋の内壁のさらに内側に追加する場合は、厚みがあると、部屋が相当狭くなる。

これらの理由から、壁の断熱強化は、家全体の断熱性能向上にかなり重要であるにも関わらず、かなり難易度が高いものとなっている。

築浅中古や新築ローコストの場合、壁の中の断熱材は、ある程度性能の良いものが十分に充填されているため、壁の断熱強化をするなら、外側に付加断熱するか、内側の室内壁に断熱材を追加するかのどちらかになる。外側なら、室内を狭くすることもないし、断熱材で家中をすっぽり囲むこともできるので、気密性能強化にも最適であるが、既存の外壁は取り外すと再利用はできないので、まだまだ使える外壁を処分して、断熱材を追加した後に、再度新品の外壁を施工する必要があるので、少なくとも300万円以上の施工費がかかる。正直かなりコスパが悪い。

では、室内側の壁に断熱材を貼り付ける工事はどうか?外側に比べれば、かなり難易度は下がるが、厚みがかなりないと、断熱性能向上が見込めないので、実際は最低でも高性能の断熱材でも100ミリの暑さは欲しい。さらにその断熱材の内側に10ミリ程度の石膏ボードを貼るので、部屋が相当狭くなる。110ミリ外壁側の壁が全て室内に迫ってくることを想像すれば、恐ろしく部屋が狭くなることが分かるはずだ。

しかし、この問題を解決する商品がリクシルから発売されていた。以下資料をご確認いただきたい。

リクシルHPから引用

ココエコという商品で、真空断熱材という素材を使用している。この素材は、魔法瓶の水筒や冷蔵庫に使用されているようで、考えてみれば、水筒は表面が薄い層で包まれているだけなのに、真夏に一日中炎天下で放置していても、中が冷たいですし、真冬の豪雪の中でも何時間も暖かいお茶をキープできます。真空断熱材の性能はみなさまが既に実感済みなはずです。

リクシルHPの説明にあるように、わずか12ミリの厚みで20倍近くの厚みのグラスウールと同等の性能になります。一般的な新築建売でも壁の断熱はグラスウール100ミリが通常なので、この真空断熱材を内側に追加すれば、グラスウール300ミリ相当の断熱性能を手に入れることができます。

昨今の超高断熱住宅と同等かそれ以上の断熱性能を実現できます。さらに石膏ボードを加えてもわずか25ミリ程度の厚みを内側に施工するだけで良いので、室内の空間を圧迫しません。

金額が結構するようですが、壁の断熱は国や地方自治体の補助金なども定期的に出ておりますし、間違いなく外壁を壊すよりも相当安く実現できるはずです。

ご興味のある方はすぐに近くの工務店などに相談してみてください。

マチョグマ
マチョグマ

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