カップボード(食器棚)の選び方

まず前提としてしっかり勉強しましょう。

安いものから、高級品まで様々です。

賃貸の人が使っているものはほぼ間違いなく最低グレードです。

ローコストや建売についているものも、ほぼ間違いなく最低グレートです。

またホームセンター等に売っている置くタイプはもっと質が悪いです。

物を購入する時の鉄則として、どのくらいの頻度でどれくらいの期間使用するのかを第一に考えましょう。

極端な話、年に1回だけ使用するタコ焼き機であれば、安いもので十分ですが、毎週のようにたこ焼きをするのであれば、良いものを買わないとすぐに買い替えになり、結果的に高くつきます。

赤ちゃん用品は毎日使いますが、使用期間は短いです。使い古すつもりで安いものでもいいですし、次の子の予定があれば高いものを買って長く使ったほうが安いことも多いです。

では、カップボードはどうでしょう。

毎日使うかつ、何十年も使うつもりで買うと思います。

壁や床に固定するタイプでしたら、30年位は使うつもりで買うと思います。

また家族で使用するなら、絶対に毎日使うものでしょう。

ということは家の中でも最重要な家具の1つです。

何に重視するかは人それぞれですが、大方、デザイン、使いやすさ、容量、耐久性の4つは重視して購入すべきでしょう。

これら4つを満たすものは大手メーカーのオーダー品しかありません。

例えばタカラスタンダードでしたら、ホーロータイプが選べ、耐久性は抜群です。40年使っても劣化していない例もあるようです。

安物は、1000円位で売っている3段ボックスと同じような素材を使っているので、水にすこぶる弱く、衝撃にも弱いため、傷や割れなどが起きやすく、水によりふやけて、10年位で壊れる可能性もあります。また、使い勝手も悪く、家の間取りに合っていないと、使いにくく、容量も最大限にできません。

例えば10万円→40万円にすれば、30万円アップしますが、30年使うとすれば、

年間の差額は1万円です。

月に直すと900円位です。

1日に直すと30円程度です。

というより、あなたが自分の家を賃借すると仮定したとき、2つの家があり、片方は自分の理想とする使いやすいカップボードがあるが、家賃が毎月900円高くなると言われれば、迷わず900円高いほうにしないですか?

多くの人がこのように質問されると高いカップボードを選ぶのに、高いお金出してハウスメーカーの新築を建てた人でさえ、安物のカップボードを選ぶ例が多いようです。

本当に長く使うものは、初期投資の額に大きな違いが生まれます。

しかし、長い目で見ると、カップボードは絶対に良いものを選んでください。