賃貸か中古か新築か? どれが一番お得なの?
結論は、長く住める中古住宅を安く買うことです。
賃貸だと、自由に引っ越せたり、状況に応じて広い家や狭い家に引っ越せるメリット、住居手当の恩恵などを受けられる等のメリットがありますが,賃貸って結局建物と土地両方を借りているわけなので,家賃の一部は土地の使用料なんですね。土地って劣化しないものですし、長い目で見ても、価格が大きく下落しない可能性が高いので,長期間土地を賃貸するよりも長期間保有して、どこかのタイミングで売った方が、売買で多少損しても、ずっと賃貸で土地に対して払い続けるより安いんですよ。
あと住居手当も曲者です。3万円はいっていると単純に家賃から3万円引いて、住居費が安くなったと思いますが、実際3万円の所得になるので,所得税・住民税・社会保険料が余分にかかります。大体年収550万円くらいのひとなら税金で20%、社会保険で15%くらい取られるので、実質2万円くらいしか手取りは増えません。1万円はなくなります。
賃貸を長期間続けていても、家主への利益もずっと払うことになるし、長期間で見ると莫大な費用になります。
では買ったほうがいいのでは?
みなさん新築大好きですよね。ただ3000万円のしんちくを買えば、500万円くらいは販売会社の利益として持っていかれます。そして、残りの2500万円のうち土地代が1000万円、建物1500万円として、20年住んだら、20年後、土地は800万円、建物は良くて400万円位でしょう。併せて1200万円の価値です。そうなんです。新築買ったら、20年で1800万円が飛んでいきます。毎年90万円なくなることになります。これに修繕費、税金などを入れると100万円はかかっているでしょう。
なら、最初から築20年の中古を買えば?
維持費は少し余分にかかりますが,あと20年住んだら、土地が600万円、建物0円になるとして、20年で600万円へります。1年で30万円です。そして税金も安いです。維持費は余分にかかって年間50万円で暮らせます。新築の半分の価格で中古は暮らせるのです。
この中古と同等な家を賃貸したら毎月8万円はするでしょう。例え家賃手当が3万円ついても、さっきのとおり実質2万円とすると、毎月6万円はかかります。年間72万円です。
中古より22万円も毎年余分にかかります。
そして賃貸だと初期費用や更新料で最低でも別途70万円位はかかるでしょう。
こうやってみると、新築が一番割高で、中古が一番安いですね。