英語を楽しく学ぶ

最近思います。何事においても成長するためには継続が大切だと。
では,継続する秘訣はなんですか?
ずばり、楽しむことです。人は楽しくないと,同じことを毎日続けることに苦痛を覚えます。苦痛を覚えると,そのことから逃避することを考えます。眠たくなったり,急に部屋の掃除をしたくなったり,ちょっとだけとyoutubeを見たりとなります。また,それらの邪念を振り払っても,なぜか頭に入りません。
毎日必ず30分英語の勉強をすると決意したあなたは,既にこの罠にはまっています。なぜなら,決意しなければならないほど,英語学習はあなたにとって苦痛であるからです。まるで英語学習が仕事のようです。これでは,義務のようです。
英語学習はあなたにとって義務ではありません。英語ができなくても生きていけます。そんなに苦痛ならやめたほうがいいです。時間がもったいないです。というより,毎日30分頑張ったところで,英語は伸びません。
理由は明快です。そのような強制的な英語学習では,集中ができず,頭に英語が入ってきません。
英語学習は本当にスポーツに似ています。楽しめないと上達しません。楽しめないと無心になれず,極限の集中力が発揮できません。
きっと好きなことをしていると,1時間があっというまに過ぎるでしょう。
私はドラマを見るのが好きなのですが,1時間のドラマをあっという間に見てしまいます。続きが気になってあと1時間見ます。気が付いたら10話全部見て一日潰れたこともあります。このように好きなことは,何時間でもやりたいものです。そして集中力が続きます。全くつらくなく,楽しいです。そして,覚えようと意識しなくてもドラマのストーリーや俳優の名前,名言などが,自然と頭に入ってきます。これって,とっても不思議なんですが,同じことでも楽しいと思うと集中力は格段に上がり,頭の回転が急速に高まり,記憶に定着します。
実は,友人から勧められたドラマなどで面白くないときは,頑張ってみるのですが,楽しくないので,1時間見続けるのがすごく苦痛で,見終わった後に,続きを見たいとは思いません。そしてみている間も他のことを考えています。もちろん見終わった後も内容を全く理解できておりません。この1時間ってすごく無駄だと思いませんか?貴重な時間の浪費ですよね。
最近はつまらないと思ったことを継続するのをやめました。
私は,以前英語学習においてもつまらないと感じながら続けていて,上達が見られなかったので,しばらくやめておりましたが,最近英語を勉強するのが楽しいと思い,また学習を始めております。
何が変わったのか?考えてみました。
気持ちの問題だと分かりました。以前は,完璧というものを求めており,ゴールがあり,そこに向かって頑張らなくてはならないという焦りがありました。
例えばあと3000語覚えて,いついつまでにこの2冊のテキストを完璧にすれば,英語が上達する等。
人間,始めに目標を定めて,そこに向かうと必ず重荷に感じ,挫折します。また毎日の勉強方法をルーティン化するとつまらなくなります。さらに毎日続けないといけないというプレッシャーがまたやる気を奪います。
一番いいのは,やりたい時に自分の好きな方法で英語の勉強をする。

私は学生時代,TOEICにはまり,自分の好きなテキストを購入しては,隅から隅まで読み込んでいました。TOEICってやればやるほどスコアが上がりますし,いろんな系統のテキストが売ってあるので,やるのが純粋に楽しかったです。ロールプレイングゲームのレベル上げに近い感覚でした。スコアは350から900まで上がりました。
そこから,TOEFLに移ったのですが,テキストが非常に難しく,毎日同じことをやっていたら飽きて,苦痛になり,英語学習をやめました。TOEICの頃以上に勉強はしておりましたが,上達は全くせず,無駄な時間を過ごしました。
これは,ドラマと同じで相性が良くなく,つまらないと感じたからだと思います。
今は英検1級をやっておりますが,正直楽しいです。
英検1級の勉強にとらわれず,簡単そうな英語のアニメを見たり,TEDを聞いたり,隙間時間に単語帳を読んだりと,自由にやっています。勉強時間も全く計算しておりません。
隙間時間に音楽を聴く感覚で英単語を流し読みします。5分程度だけと思うと俄然集中力が上がります。調子がいいときは,そのまま30分位単語を勉強します。
TEDも面白いトピックが多く,何個も見ていると時間が一気にすぎます。このように英語学習が生活の一部になると全く苦ではなく楽しく学べます。
英語学習はスポーツと同じです。やる気があるときにがっつり学習するのもいいですし,毎日隙間時間に少しでもやると楽しく感じるはずです。
ゴールなんてありません。でも数個でも単語を覚えたり,聞き取れる英語が毎日少しでも上がっていると感じながら英語に触れると英語学習が楽しく思えるはずです。