こっそり教えます。無垢材の凄さ!

今の建売ってほとんどシート系の床材ですよね。

詳しくない方は、建売の見学などに行くと、本物の木のように見えるので騙されていると思います。このシート系の床材は無垢材とは対極の存在です。

合板の表面にカラープリントした高耐久の木目シールを貼っているだけです。

合板って薄いベニヤ板を接着剤で何枚も張り合わせ、厚みをつけたものです。

え!?って思ったかた多いでしょ。

そうなんです。結局ただのシールの上で生活するんですよ。

確かに醤油などこぼしてもしみになりませんし、掃除も楽です。ワックスがけなども不要です。だってシールですから。

確かにメンテナンスはいらないですが、日々劣化する一方です。合板は20年以上経過すると、接着剤がダメになって、寿命が来ます。もちろんそれ以前に表面のシールがボロボロになります。

最初の数年は綺麗なんですけど、年数がたつにつれて、表面の光沢はなくなり、傷が増えていきます。尖ったものなど落とすと、一気にシールが剥がれて、中の合板が見えます。見た目最悪です。ネットで調べてみてください。10年くらい経過すると、汚らしい見た目になり、張り替えたくなります。

逆に無垢材は、表面も中身も木ですので、肌触りも良く、日々メンテしていれば、100年だって変わらず使えます。

良く無垢材は傷みやすいとか傷つきやすいとかメンテが大変とか高いとか言いますが、これらすべてシート系の床材のほうが、あてはまるんですよ。

まず、無垢材もシート系同様に傷つきます。しかし、濡れた布にアイロン当てると、膨らんである程度直ります。またやすりで削れば、表面の傷が消えます。素人でも簡単にできます。

シート系は一切補修できません。一回傷ついたら二度と戻りません。

メンテが大変と言っても、1~2年に一度自然系のオイルをぞうきんにしみ込ませ、表面を拭きながら塗っていくことと、2か月に一回、専用の洗剤で拭くこと、あとは日々の乾拭きです。私は両者経験がありますが、むしろ無垢材のほうがメンテが楽です。普段からオイルを表面に塗っているので、汚れをはじくんですよ。だから掃除しても簡単に汚れが取れます。

 

また導入費用は、シート系床材が20万円なら無垢材は安くても50万円くらいします。

しかし、シート系は20年ごとに交換が必要なので、20年後に交換費用がかかります。

交換の際は剝がしたり、家具を移動したりするので、20万円では済まないです。最低でも30万円はかかります。そうすると20年の時点で両者は同じ価格になります。シート系は

40年後も同じく30万円かかりますが、無垢材はかかりません。40年経つと、無垢材の方が安くすみます。

でも、無垢材は40年経つと古くて汚いじゃんって思った方。

実は無垢材は業者に頼んで表面を数ミリ削ってもらうサービスがあります。これらの金額と並べると10万円くらいできます。これをするとまた新品のようになります。

 

分かりましたか?

初期費用がどんなに安くても、無垢材の方がトータルの費用は安く済むし、何よりシートの上で生活するより、本物の木のうえで生活する方が格段に快適です。