ストレスに負けるな!!

昔は些細なことを気にして生きていました。
人と会った後は、自分の発言を思い出し嫌になったり、恥ずかしくなったり、相手がどんな気持ちだったのだろうと悩んだりしてました。
人と会うのは楽しいのだけれど、楽しい以上にストレスだったと思います。
理由は簡単で、他人のことを気にしすぎることが原因なんですが、なぜ他人を気にするのでしょうか。それは、自分に自信がないからです。
自分に自信がないと、自分の気持ちや言動に自信が持てず、常にだれかに認められたいと思い、自分の意思決定をだれかに委ねたくなります。
ではなぜ自信が持てないのでしょうか。それは日本の教育や親の教育に問題があると思います。
小学校や昔の子育ては個性を軽んじて、周囲に合わせることに重視します。
静かに座ることや、黙って人の話を聞くこと、言われたことだけを間違えずにしっかりすること、大人の言うことに口答えしないこと、やってはいけないことをなぜやってはいけないのか聞かないこと、好き嫌いせずに食べること、人のことを選り好みしないこと、弱い人や困っている人がいたら、どんな状況でも助けることなど、とにかく個性を殺して、他者や社会のルールを尊重することばかりです。これらができる子が良い子と見なされます。
反対に個性が強い子は嫌われます。自分の意見を主張する子、口答えをする子、学校の勉強以外のことに興味を持つ子(youtubeへの動画投稿など)、新しいルールを提案する子、自分の基準をもって、間違っていると思うことはやらない子、困っている人がいても状況によっては助けない子などは、社会や大人から圧力をかけられます。そして多くの子はせっかくの才能の芽を潰されます。このような子の中には確かに我儘な子や俺様キャラもいるかもしれませんが、社会を変える人間はこのような子の中から生まれるので許容すべきなのです。
これは、生活保護を不正受給をする数名をなくすために、その他大勢の本当に困っている人を無視して生活保護を廃止するようなものです。
さて前置きが長くなりましたが、あなたが自分に自信がないのは、このような教育を受けてきたからです。
はっきり言います。世の中に正しい人なんていないです。みんな平等に正しいですし、すべての人間の意見はすべて等しく平等に正しいのです。
多数派とか、頭がいい人の意見とか関係ないです。あなたの言っていることを大勢が否定しても、あなたは気にしなくていいんです。あなたがあなたを正しいと思い自信を持てば、決して他者はあなたを否定できません。あなたは正しいのです。
そして不思議なんですが、あなたが、誰よりも自分に自信を持って、自分の意見を言うと、周りの多くの人があなたについていきます。つまりあなたが多数派になるのです。
世の中の大多数の人間は自分に自信がなく、だれかの意見に従いたくてしょうがないのです。
そして、他者についていく自分が情けなく思い、自分より弱い人間をいじめるのです。
自分より弱い人間とは自分より自信がなく、常におどおどしている人間です。このような人間は、他者からいじられ、いじめられ、もっと自信をなくし、ますますいじめられ、自分に自信のある人間は、周りに賛同され、ますます自信をつけていきます。
このような傾向はどこでも見られ、どっちの人間も結局は他者の支配のもとで生きています。
 
私が目指すべき人間は、いかなる状況でも他者が何と言おうと、確固たる自信を持って生きている人間です。そして今の私はそんな人間であると自信を持って言えます。
では私の自信の裏付けはなんでしょうか。それは哲学です。私は山のような哲学書を読んで、自分にしか分からない哲学を持っています。
 
よく世間では勘違いしていますが、哲学を修めるとは、哲学書を沢山読んで理解することではありません。あなたが、あなた自身の哲学を作ることです。
そう、なぜ生まれてきたのだろうか。私の自信はどこから生まれてくるのだろうか。なぜ、いま私はストレスを受けているのだろうか?考えることが哲学です。そして考えた分だけ自分の世界を構築します。目に見えない家を作っているようなものです。あなたが考えて、あなただけが理解できる考えであなたの頭の中が埋まれば、あなたは、あなた自身と対話を繰り返すことになります。そして、あなたは、自分への自信という名の家の中に入り、他者の言動に左右されない安定して精神で人生を過ごすことができるのです。