健康診断の肝臓検査で引っかかった方必見!ALT(GPT)30以上はほぼ間違いなく脂肪肝!そして恐ろしい脂肪肝炎、肝硬変、肝臓がんのリスクがあります!

脂肪肝は成人男性の3人に1人、成人女性の5人に1人が患っていると言われるくらいよくある疾患です。

本記事では、肝臓の機能の説明、健康診断における肝機能を示す検査結果の見方、脂肪肝の生じる理由、放置していると起こる最悪の事態、脂肪肝の改善方法について説明をします。

肝腎要=特に重要なことという意味ですが、ここに肝臓が入っていることからもいかに重要な臓器かということが分かると思います。脂肪肝を含めた肝臓に関するトラブルはよく聞く話ということもあって、健康診断で異常が出ても軽視されがちです。しかし、命に関わる問題に発展することもあるため、この記事を読んで是非理解を深めてください。

肝臓の機能の説明

肝臓は、体内では、脳の次に大きいと言われる巨大な臓器であり、1.5キロ程度の重さがあると言われています。心臓が300g程度なので、心臓の5倍程度の重さがあると考えればいかに大きい臓器かが分かると思います。肝臓は500以上の仕事をこなす働き者の臓器で、痛みなどを発生しない沈黙の臓器と言われています。そしてかなり頑丈な臓器で、正常な肝臓なら3分の2を切除しても、2週間程度で元の大きさに戻る再生力を持っています。もっと厄介なのは、8割程度が線維化などの疾患で機能しなくなっても、残り2割で働くため、自覚症状が出ないというのです。つまり、もし肝臓障害による自覚症状が出れば、すでに肝臓の8割以上が壊死などで機能していない可能性があります。ここまでやられるともはや肝臓を正常に戻すことは不可能になります。つまり肝移植以外に命が助かる方法がなくなる可能性が出てくるということです。この状況は進行した肝硬変と言われ、肝臓がんが発生している、もしくは数年以内に発生するリスクが非常に高い状態と言えます。

さて、肝臓には500もの働きがあると言いましたが、主要な機能は以下の4つとなります。

代謝

皆さんが食べたものは、胃腸などの消化器官を通じて消化・分解されアミノ酸などの細かい栄養素になります。その後、これらの栄養素は肝臓に運ばれ、体の各器官が吸収できる形に変換され、全身に血管を通じて運ばれます。そして、体を動かすエネルギー生産の中枢も肝臓が担います。まるで、各地から運ばれてきた野菜などの材料をすべて加工して食品にして、全員のところに出荷する巨大工場のようです。もし肝臓がなかれば、胃腸などで分解された食材は体に吸収されることなく、体外に排出されます。栄養が摂取できないので、生存不可能になります。

・エネルギーの供給・貯蔵

脳の主要なエネルギー源であるブドウ糖グルコース)を作り、貯蔵しているのが肝臓です。脳は24時間眠っている間も常にブドウ糖を必要としています。肝臓は絶えず、脳にブドウ糖を供給し、血糖値が上がりすぎることがないようにグリコーゲンという形で肝臓内に貯蔵し、血糖値のバランス、脳、その他筋肉を含めた全身への供給量などを常にモニタリングしながらエネルギーの供給と貯蔵を行っています。

・解毒

皆さんが肝臓の機能として真っ先に思い浮かべるのはアルコールの分解だと思います。肝臓の話が出てくる時は大抵アルコール関連の時です。アルコールは人体にとっては毒物であり、解毒の必要があります。アルコールを無毒化するのは、肝臓にとって重労働で、毒物の処理は、代謝などの他の作業より最優先になるため、アルコールを飲む人は、肝臓のその他の働きが鈍り、肝臓が栄養を処理する能力が落ち、中性脂肪が肝臓に溜まりやすくなります。その他肉などのタンパク質を摂ると発生するアンモニアという毒の処理や薬などを飲んだ時の薬物の処理などでも肝臓は常に解毒を強いられます。もちろん排気ガスやばい菌などが侵入したときの解毒も肝臓の役割です。

・胆汁の生成・分泌

胆汁は肝臓が作り出し、分泌する液のことで、小腸での脂肪の消化吸収を助けています。また古くなった赤血球や重金属を含めた肝臓内での働きで生じた不要物質を体外に排出する働きを持っています。さらに血中コレステロール値を調整する働きもあるのです。もし、肝臓が弱って胆汁が出なくなれば、眼球などが黄色くなる黄疸が出たり、全身にかゆみが生じたり、尿の色が濃くなったり、小腸が脂肪を分解できないため、脂肪がそのまま便として流れて、色の薄い便が出たりします。

これら4つが肝臓の主要な働きとなります。どれも必須の機能で生命維持の要と言っても過言ではないです。

健康診断における肝機能を示す検査結果の見方

肝臓の働きがいかに重要か理解したところで、肝臓が正常に機能しているかが心配なところだと思います。既に説明したように自覚症状が出るころは、ほぼ末期症状の場合が多いため、日ごろの健康診断の結果から、肝臓のダメージがどれくらい進行しているかを確認する必要があります。

ここでは、健康診断で出てくる主要な3つの指標を説明し、基準値以上になると何が問題か説明します。

・AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ) ※昔はGOTと言われていた

これは酵素(消化・吸収・代謝などの化学反応を促進するもの)の一種で、肝臓を始め、心筋や骨格筋にも多く含まれています。主に心臓や肝臓等の細胞が何らかの原因でダメージを受け、血液中に出てくるとASTの値が上昇します。ASTは体中の筋肉などにも含まれているため、過度な筋トレ後に筋肉組織が破壊され壊れた細胞が血液中に出てくると、ASTは上昇するので、ASTのみでは、肝臓のダメージか断定できません。

基準値は大抵30になっているので、30を超えていれば、何らかのダメージが生じていると考えてください。

・ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ) ※昔はGPTと言われていた

ALTこちらはほぼ肝臓に含まれているため、この数値が高い=肝臓がダメージを受けていて、肝臓の壊れた細胞が血液中に漏れ出ているということになります。ALTが高いということは、肝臓に何か疾患があるということになります。

基準値は30~40程度で、実施する健康診断によってまちまちですが、30を超えていれば脂肪肝などの可能性が高いと覚えておいてください。

他に病気がない、アルコールの摂取や食べ過ぎなどの心当たりがあれば、脂肪肝を真っ先に疑います。但し、アルコールが原因の場合は、アルコールがALTの合成自体を阻害する効果があり、ALTがASTよりも低く出る場合が多いです。なので、AST、ALTが高めで

AST>ALTの場合は、アルコールによる脂肪肝などの肝障害

ALT>ASTの場合は、暴飲暴食などの肥満による脂肪肝などの肝障害

を疑います。

γ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)

肝臓の解毒作用に関係している酵素です。ほとんどの例でお酒を飲みすぎると上がる数値になります。大抵お酒を飲みすぎて、肝機能検査で引っかかる時は、この数値の上昇です。軽度な場合は、お酒をやめれば正常値に戻りますが、100以上になっている場合は、脂肪肝などの肝疾患を患っている可能性がありますし、ASTやALTも高値になっていれば、間違いなく脂肪肝などの肝疾患を持っている可能性が高いと言えます。

脂肪肝の生じる理由

ほとんどがアルコールが原因の場合と食べ過ぎ等による肥満が原因の場合に分かれます。

アルコール由来の脂肪肝は、アルコールを飲みすぎた時に、アルコールの分解のために肝臓が働きますが、その時幹細胞の中での脂肪の入れ替わりがうまくできなくなり、肝臓に中性脂肪が溜まり、フォアグラのような脂肪たっぷりの肝臓になります。

食べ過ぎによる脂肪肝は分かりやすく、余分な糖質や脂肪を肝臓が処理しきれなくなり、肝臓に脂肪をため込むことが原因です。

実は脂肪肝自体は病気ではなく、肝臓の機能自体に影響を与えているわけではないです。自覚症状もなく、国民病と言えるくらい多くの人が抱えている疾患で、あまり重要視されていないものであるため、結構多くの方が実は脂肪肝であるが、放置されているのが現状です。

血液検査の結果だけでは、ALTなどが上昇しているのが分かっても、実際にエコーやCTなどで肝臓を見てみないと脂肪肝というのは分かりませんし、ほとんどの方が血液検査で異常が出ても放置しているので、多くの脂肪肝は放置されているのが現状です。

放置していると起こる最悪の事態

ほとんどの方の認識=自覚症状が出てから対応すれば間に合うでしょ?

だと思います。結論を先に言いますが、自覚症状が出てからでは手遅れです。

脂肪肝を放置していると、脂肪肝のまま推移して結局何も問題ない方も多くおられますが、一部は慢性肝炎に進展して、数年~15年程度続くと肝硬変になり、肝臓がんへとなっていきます。実は恐ろしい事実ですが、一度慢性肝炎に移行すると、原則戻れないという不可逆性を持っています。脂肪肝は、単に肝臓に脂肪がついているだけなので、ダイエットなどで脂肪を落とせば、もとの元気な肝臓に戻せるのですが、もし脂肪肝脂肪肝炎という慢性肝炎に移行すると、肝臓は炎症を起こし続け、どんなにダイエットしても戻らない可能性が高いです。最新の研究では、食事制限や運動療法で治せる可能性も示唆していますが、治らない可能性も多いにあるため、非常に怖い状況です。

何が怖いかというと、現在健康診でALTが30を超えている方は、脂肪肝である可能性が高く、どのステージにいるのかが分からないということです。一般的に脂肪肝炎になっても自覚症状はないです。なので、本人は軽度な脂肪肝かなと思っていたら既に慢性肝炎になっていて、肝硬変に向かっている最中かもしれないということです。

アルコール性の脂肪肝炎をASHといい、非アルコール性の脂肪肝炎をNASHといいます。これらの疾患は現在増えてきており、一部の見解では15年生存率が75%などの厳しい数字も出ているくらいです。脂肪肝は、生活習慣によって生じる例がほとんどで、生活習慣を改めれば、完治する例がほとんどです。それを放置することでASHやNASHになり、取返しのつかないことになれば、悔やんでも悔やみきれないと思います。

ご自身の血液検査の結果を見て、ALTなどの数値が高い方は、すぐに生活習慣を改め、暴飲暴食をやめ、規則正しい食生活、運動習慣、禁酒などを徹底すべきだと思います。

現在の状況が心配な方は消化器内科等で超音波検査をお願いし、肝臓の状態を見てもらうことをお勧めします。一般的に5%減量すれば、脂肪肝は改善すると言われています。

一番恐ろしい事態は、肝硬変になってから自覚症状が出て、焦って病院に行き、検査をすると肝硬変だけでなく、肝臓がんも見つかる例です。この状態では、肝臓がんの治療だけでなく、肝移植も必要になりますし、肝臓は、体中とつながる中枢の臓器のため、がんが転移するリスクもありますし、肝臓がんは再発リスクが非常に高いがんとして有名です。

後悔先に立たずで、元気なうちに脂肪肝を治すことが先決です。

脂肪肝の改善方法

最後に脂肪肝の改善方法をお伝えします。と言っても非常にシンプルで、アルコールをよく飲む人は禁酒するか、どうしてもやめれない方は休肝日を多めにとったり、量を減らしたりで様子を見てください。食べ過ぎが原因の方は腹8分目を心がけて、様々な食材をバランスよく食べてください。食べる時間も重要で、就寝前2時間をさけたり、お菓子などの間食も控えるようにしてください。お腹がすいた場合は、フルーツやナッツ、チーズなどを食べるのがおすすめです。そして、日々の運動が大切です。ウォーキングやランニングなどの有酸素運動と筋トレが効果的です。筋トレも本格的でなくてもスクワットなどを自重で毎日やるだけでも効果的です。

このような生活習慣は、脂肪肝だけでなく、あらゆる病気の予防につながるので絶対に実践したほうが良いです。

もちろん睡眠もしっかりとるようにして、呼吸も意識すると良いです。意識的に深呼吸をしましょう。

私達は健康をないがしろにして、他のことに没頭してしまいますが、健康が何よりも大切なのは自明の理です。脂肪肝の方も脂肪肝を改善するときっと体が軽くなり、趣味に仕事に今以上に没頭できるはずです。

築浅中古住宅購入がいかに魅力的か説明します!

住宅購入を考えたとき、始めはほとんどの方が新築を求めます。

私もそうでした。そりゃ選べるなら新築が良いです。でも高いんですよ。お金に余裕がないと背伸びしてローコスト建売住宅を買うのが関の山です。こうなると、住宅購入に楽しさなんて無くなってしまいます。最初は、注文住宅から始まり、自分の好きなキッチンなどのオプションや広々したリビングなどに憧れますが、見積もり出して、無理なことに気づき、徐々にグレードを落としていき、最後はローコスト建売住宅になるのです。

賃貸と比較すれば、ローコスト建売の住宅も十分魅力的に見えますし、性能も賃貸より格段に上な例がほとんどです。

ということで、多くの方がローコスト建売で落ち着くようです。

実際住宅購入者の8割が新築を購入し、そのうち、半数以上が建売を購入するというデータがございます。

結局安くてお買い得な建売は万人に魅力的に見えるのです。

私も建売購入の一歩手前までいき、そこで中古住宅の魅力に気づいたのです。

きっかけは些細なものです。スーモで建売を調べていたら、近隣の築10年の中古住宅がでていたのです。

たまたま、検討している建売とそっくりの住宅で、10年前に同様に建売住宅で売り出されたものだと分かりました。

驚いたのが、土地の地価も坪数もほぼ同じ、同じエリアの住宅のため、純粋に差額が建物価格の差だと考慮すると、新築は1800万円、なんと中古は800万円だったのです。

中古は安くなるということは聞いておりましたが、まさかこんなに差が出るとは驚きでした。それも築古の住宅ではなく、新築と遜色ない性能で、傷みもそこまで酷くない家です。正直リフォームも不要で、数万円のハウスクリーニングのみで十分新築並みに使えそうな家でした。

住宅は新築から10年で半値に下がると言われています。

つまり、新築購入者は、最初の10年で、住宅価値の半分を失うわけです。

もし住宅ローンを35年で組んでいれば、最初の10年は利息分の支払い割合も多いことから、25%程度しか返済ができないはずです。

10年ローンを払い続けても、10年後、もし売ったら大赤字なわけです。

言い方を変えれば、10年安い賃貸で我慢すれば、1000万円安く同じ住宅が購入できるわけです。

今の新築は、大切に使えば、70年から100年くらいは普通に暮らせます。たかが10年劣化したから住宅の本来の価値はほとんど目減りしておりません。20年目までに外壁塗装などもしっかりメンテを行い、室内の設備なども随時更新すれば100年使える住宅にできます。

長く住むつもりなら尚更、築10年以降の方が重要なわけです。

1000万円程度安くなる理由として設備の老朽化を指摘する方もおられます。確かにエアコンや給湯器のような電化製品は10年程度で寿命を迎える例が多いです。

しかし、一般的なリビングのエアコンも20万円程度で購入できますし、エコキュートなどの給湯器も50万円あれば交換できます。2階にも2台小さいエアコン10万円程度が設置されているとしても、エアコン、給湯器全てで100万円あれば交換できます。それ以外の設備であるキッチンやお風呂などの水回りは30年程度使われる方がほとんどなのでまだまだ使用できます。もちろん給湯器、エアコンなども15年以上壊れない例も多いので一切追加費用なしで中古住宅を購入できる可能性も高いです。

特に女性の方に多いですが、他人が使ったキッチンやトイレなどは生理的に受け付けないという場合も、ハウスクリーニングで新品のように綺麗にしてもらえるので心配無用です。

自然災害などが心配という場合も、新築と同様の火災保険に加入できますので、災害に遭えば、同様の補償が受けられます。また家の欠陥などを補償する保険についてですが、新築は基本10年保証なので、築10年の家では保証が切れておりますが、裏を返せば10年間で欠陥が見つからなかった優良な家だということがわかります。どのみち新築で買っても10年経てば保証は無くなるので条件は同じです。

むしろ、新築だと最初の10年でトラブルに見舞われ、保証を使っても、満足いく結果にならないことも多いので注意です。

私の経験では、欠陥のある家は新築の建築時点ですでに欠陥を抱えているので、家自体のクオリティは相当低いです。新築建売は、このような品質の低い家を買うリスクもあるのです。アメリカではむしろ、新築は嫌われるようです。中古が好まれる理由に、このような欠陥がないことを時間をかけて証明している家だという認識があるようです。低品質の家は中古市場に出せるものではないため、大抵売られることはありません。

稀に悪徳な売主と不動産業者により欠陥住宅が中古で売り出されている例もございます。

もし購入する家がハウスメーカー施工ならば20年くらい保証が付いている例もありますが、地元工務店のローコストの中古になると、そのような期待もできないので、購入前に数万円かかりますが、ホームインスペクションを実施してください。専門家が該当の家を隈なくチェックしてくれます。自治体の助成があることも多いので調べてください。

これらのデメリットを加味しても、やはり価格の魅力は偉大なもので、中古住宅は魅力的に映るわけです。

中古住宅の本来の相場価格の見抜き方を伝授!

中古住宅購入で最も大切なことは間違いなく買値です。

どんな家を買うかよりもいくらで買ったかが重要なんです。

要は相場よりも明らかに安くなれば、資産を手に入れることが

できるのです。

例えば、2000万円の価値のある家を1500万円で手に入れたと

しましょう。この場合、すぐに転売しても2000万円で売れる可能性

が高いので、500万円儲けになります。

逆に2000万円の価値の家を2500万円で買ってしまえば、500万円の

損失です。

売る側の売主と不動産業者は高く売りたいと考えています。不動産業者の

手数料も売値に比例するので、明らかです。

となると買主は非常に不利なわけです。大抵は、住宅購入経験もあり、知識が

多い売主の方が、初心者が多い買主よりも有利ですし、プロの不動産業者が売主側に

ついていたら勝ち目はないです。

ほとんどの買主は相場より高値で買わされている例がほとんどです。

つまり相場で買えるだけでも十分御の字なわけです。

ただし、不思議なことにほとんどの買主が自分は相場よりも安くお得に買えたと

思っています。

ここには2つの不動産業者のトラップがあります。

1つ目は、新築の定価と比べて中古価格のお得さを訴えていることです。

築10年で住宅価格は半値になります。

もし新築の定価は3000万円だけど、実際の売主が大幅な値引きを受けて2500万円で

購入していたら、本来の築10年の相場は購入価格半値の1250万円なのですが、定価の半値の説明を受けていたら1500万円が相場になるのです。ハウスメーカーの新築など顕著ですが、定価を高めに設定しておき、大幅な値引きで安く買わせているように見せます。もちろん新築の本来の価格は値引き後のものです。万人がこの価格で買いますから。

もし、この家を1400万円で買えば、一見定価の相場1500万円よりも100万円お得に買えたと喜ぶはずですが、実際の相場1250万円と比べれば、150万円も高いのです。

2つ目は、土地値を見誤っていることです。

不動産屋は、坪単価✖️坪数で想定の土地値を伝えてきますが、これは全く当てになりません。同じエリアでも、目の前の道路、近隣環境、日当たり、土地の向き、地盤の状況、ハザードマップの該当エリアかどうかなどの様々な条件により土地値は変わります。また土地が広くなればなるほど坪単価は下がります。

私が土地値トリックで見かけた例を2つ説明しましょう。

1つ目は、100坪の土地なのに、坪単価を同じにして計算していた例です。

このエリアの坪単価は20万円でほとんどの土地は40から50坪程度でした。一般的に住宅を建てるのに100坪は広すぎます。大きな庭付き希望の方、2世帯で大きい家を建てたい方ならもとめるかもしれませんが、一般的には100坪になれば坪単価は下がります。一般的には17万円くらいになると思います。

つまり、100坪の土地の土地値は17万円✖️100坪=1700万円になるのですが、不動産屋が意図的に坪単価20万円✖️100坪=2000万円と計算すれば、本来の相場よりも300万円も土地値が高く出ます。

つまり中古住宅価格=土地値+建物代なので、土地値が300万円高く積算されれば、建物代が300万円安くなっているように見えるのです。

今の例を築10年の建物相場1500万円の家に当てはめると

本来の相場価格=土地値1700万円+建物代1500万円=3200万円

になるのですが、もし土地値を2000万円にして、相場価格を算出すると

偽の相場価格=土地値2000万円+建物代1500万円=3500万円

になります。

ここで悪徳な不動産屋が3400万円で買えると言ってきたとしましょう。

客は相場よりも100万円安く買えたと騙されるわけですが、

本来の相場よりも200万円高くなるので、売主は相場よりも200万円高

売れるが、買主は偽の相場価格を信じており、それより100万円安く買えたと

信じているため、双方が満足の結果になるのです。

2つ目は、実は訳ありの土地で、坪単価が実際はもっと安い例です。

相場よりも非常に安い中古住宅を見つけて、不動産屋に問い合わせました。

坪単価18万円の土地で40坪の土地に築15年の大手ハウスメーカーの建物が建っておりました。

私の計算では、建物代は本来1000万円程度、土地値は720万円で、1700万円程度の中古住宅が相場価格だと見込んでおりました。しかし、この建物の価格がなんと1500万円になっていたのです。

本来の同等の中古が1800万円から2000万円程度で売られているエリアでは破格の価格です。多分相場より少し低い1700万円の売り出しでもすぐに売れる家だと思います。

案の定、掲載して1日で購入者が決まりました。売り出しの不動産屋に話を聞いたら、売主は一刻も早く手放したい強い理由があり、相場なんか無視して、破格の価格で提示していた。買主からすれば本当にお買い得な物件だったと思うという話をされておりました。

しかし、やはり裏があり坪単価はエリア平均よりずっと低いことが想定される理由があったのです。裏社会の幹部の方は向かいに住んでいる土地、かつ浸水ハザードエリアだったのです。こればっかりは相場の計算が非常に困難ですが、一般的に見れば、かなり値下げしないと売れないはずです。

結局、相場通りか相場より高く売れている可能性が高いわけです。

他の不動産関係者に聞いたところ、相場の半額が妥当なくらいだと言っていたので、そもそもが相場というもの自体が主観的で不明確なものなのかもしれません。

土地も建物も唯一無二のものであり、たとえ隣同士でも、価格差が出る可能性はございます。

結局相場の見抜き方ですが、まずは一般的な坪単価を理解してください。

そして、土地建物検索サイトと検索すると国交省のHPが出るので、こちらから実際の取引の成約価格が検索できます。土地の大きさや具体的な場所をある程度想定しながら、検討している物件を相場を考えていく必要があります。

具体的には、

・目の前の道路の広さや公道であるか

・冬場日当たりは良いか

・近隣の治安や地域住民とのトラブルはないか

・土地が狭すぎたり、広すぎたりしていないか

・匂いや騒音がないか

・近隣に工場などの嫌悪施設がないか

・災害危険エリアではないか

・地盤が緩い土地ではないか

・市街化調整区域ではないか

などなど色々な要素があります。

売り出し価格を見た時に、基本は相場よりも高く、少し値引きを入れて、

相場より少し高めで成約する例が多いです。

もし売り出し価格が明らかに相場よりも安いという物件が見つかりましたら

ほぼ間違いなく訳ありだと思います。

訳が何かを探るべきです。

様々な物件を見ていますが、どんな理由であれ売主は、自ら相場を下回った

価格で売り出すことは滅多にしません。

基本、そのような場合は急いでいるので、買取業者が買い取る例がほとんどです。

つまり、一般の買主に届く情報はほぼ全て、そこまで急いでいないができるだけ高く売りたい物件となります。

最初からお買い得と思い込んで、購入へ向かうと騙されてしまいますが、最初から

何かあると疑いの目で見れば、意外と簡単に理由が分かるものです。

不動産業者になぜ安いのか疑いの目で聞けば、後々のトラブルを懸念して教えてくれる例も

多いです。

不動産業者もプロなので、相手が知識のない素人かある程度勉強している方か見抜きます。

後者の場合、嘘をついても見抜かれると思い、真実を伝えてくれる場合が多いです。

是非この記事で得た知識を利用して良い中古物件を相場より安く手に入れましょう!

中古住宅の値引き交渉術!

最初に問い合わせをする不動産業者でほぼ決まってしまいます!

一般的に同じ物件を複数の不動産業者が扱っている例が多いですが、

ほとんどの例で、売主から直接依頼を受けている業者は1社になり、

その他多数は、売主側の不動産業者から紹介してほしいと依頼を受けている

仲介業者になります。

もしあなたが、仲介業者に位置する不動産業者に問い合わせを行うと、相手は喜んで

物件を紹介してくれるでしょうが、いざ値引き交渉になると立場が弱くなります。

ここで売主側の不動産業者の考えを見てみましょう。

自社で抱えるお客と仲介業者が抱えるお客がいたとして、両方が物件の買い付けをしてきたとしましょう。もし自社のお客が2500万円の物件を2300万円に指値で値引き交渉してきて、仲介業者紹介のお客が2400万円で指値をしてきたとしましょう。

売主からすれば、2400万円のお客に売りたいと思うはずです。

しかし、多くの場合で2300万円のお客で決まってしまうのです。

これを両手取引による弊害といいます。

両手取引とは、売主側の不動産業者が買主側の不動産業者にもなって、両方から手数料を取ることをいいます。

もし、仲介業者のお客さんに売れば、売主からしか手数料を取れませんが、自社のお客さんに売れば、例え売却価格が安くなっても、買主からも手数料を取れるので、約2倍の手数料になります。

もちろん売主には、仲介経由の2400万円のお客情報は流さず、2300万円のお客しかいないといいます。仲介業者には、すでに申し込みがあると言う訳です。

売主は、情報がないので信じますし、仲介業者も売主側の不動産業者に最終決定権があるため、反論はできない訳です。

ここまで聞いたら分かりますよね。

最初から売主側の不動産業者に交渉するのが近道な訳です。

ただ問題は、どの不動産業者が売主側の不動産業者かネットの情報では分からないと言うことです。

もちろん、電話で問い合わせて、あなたが売主側の不動産業者ですか?と聞いても良いですが、不審感を与えますので、その後の交渉で不利になる可能性があります。

また、他の業者に仲介をお願いしている手前、「そうです」とは言えないかもしれません。

ではどうするか?

一番確実なのは、現地に行ってください。そこに不動産業者の看板があれば、それが売主です。その業者に問い合わせましょう。

もしくは、不動産の物件紹介ページに専任媒介とはっきり書いている業者もあります。他の業者が仲介になっていれば、専任媒介業者が売主側になります。

問い合わせた後は、内見をしましょう。

内見では、色々と気になることを聞いてください。

そして、買いたいとなれば、買付証明書というものを出してください。

この時に買いたい価格を記入します。いわゆる指値です。

もちろん不動産業者は売主の提示する下限を知ってます。

限界ラインを聞き出すのが先決です。

まずは仲良くなり話しやすい雰囲気にしましょう。そして売主さんの

ことも色々聞きましょう。

楽しい雰囲気の中で、予算に限りがあり、どれくらい値引きが可能か

聞きましょう。相手は間違いなく予算を聞いてきますので、想定より

200万円くらい低めに言いましょう。その時の不動産業者の反応が

あまり良く無ければ、厳しいです。逆にどこまで下げれるか聞いて

みましょう。正直ベースで教えてくれる可能性が高いです。

では、その下限で買い付けを出すかと言われると少し勿体無いです。

さらに50から100万円くらい下にして買い付け証明を出してみましょう。

もちろん証明書の備考欄などに、いかに自分が物件を買いたいと思っているか

アピールしましょう!

良い点を褒めたり、自分の予算が限界で買い付け価格で値引きをお願いしている旨

など正直に書きましょう。

相手も買って欲しいと思えば、値引きに応じてくれるか、少し高めにするが、指値に近い

価格を提示してくれる可能性がございます。

ポイントは、欲張らないことです。さらに値引き交渉を続けると相手が不審に思い、断ってくるリスクがあります。

あくまで値引き交渉は買い付けを出す一回だけです。相手の提示がそれより高い場合は、さらなる値引き交渉ではなく、買うか買わないかの判断をしましょう!

もちろん指値で値引き交渉することにもリスクがあります。後から来たお客が、どうしても欲しいと思い、売値で買うと言えば、そちらに決まってしまいます。

欲を出して、値引きに走るとそもそも物件が買えないリスクもあります。

買い付け証明を出すときに、他に検討している人がいないか聞いておきましょう。

もちろん不動産業者も利益が多く欲しいので、他にいると嘘をついて、売値で買わせようとしてくるかもしれませんが・・・・

コツは、他にも検討している物件があるが、本物件が安く買えるなら進めたいというスタンスで挑むことです。

欲しい欲しいオーラ全開だと、相手に見抜かれて不利になります。

まとめ

・問い合わせは売主側の不動産業者

指値価格は不動産業者に下限を聞いた後

・他に買いたい人がいたら買えない可能性あり

室温と体感温度は一致しない!?エアコンでは解決しない暑さ寒さ!

早速ですが、人が暑い、寒いと感じる時に影響を与えるのは気温や室温だけではありません。

例を2つ挙げます。

たまにあるのが、4月なのに30度を超える日。気温は30度でも、梅雨時の28度の日よりもずっと過ごしやすいです。

理由はまさに湿度です。

湿度が低いと気温や室温が高くてもずっと快適になります。

最近の新築では、この事実に着目して、夏場は室温を下げることよりも湿度を下げることに注力した家が目立ちます。またエアコンも再熱除湿という機能が上位グレードでは標準となっており、室温を下げずに湿度だけ下げることがいかに快適かという事実に皆さんが気づいている訳です。

もう一つの例が、秋吉台などの鍾乳洞のような洞窟に真夏に入ると涼しく感じることです。これも不思議な現象だと思います。なぜなら、外気は同じで気温は変わらないはずなのに、洞窟に入るだけで、涼しく感じるのですから。

ここから分かることは、人間の体感温度は、室温や気温だけでなく、周りを囲う壁や天井などの温度にも影響を受けるということです。

単純な計算では、室温と壁、天井、床の平均温度の中間くらいの温度が体感温度となるようです。

例えば、室温が20度でも、もし壁などの平均温度が40度あれば、体感温度は30度になるということです。

室温30度、壁などの平均温度30度の部屋と体感温度は同じになる訳ですね。

真夏の夜などに起こる現象です。

室温は低くても、昼間の日射で壁や天井が熱くなっており、蒸し暑く感じる訳です。

築古の家では、壁などに断熱材がないので、昼間の日射熱がそのままダイレクトに壁などから伝わり、昼間の室温が高くなり不快になりますが、夜になると、壁などがすぐに冷やされて、夜風で快適な部屋になりますが、最近の断熱材が入った家だと、昼間の日射が壁に当たった際に断熱材がバリヤーをして、室内に熱が伝わらないため昼間は快適に過ごせますが、夜になると、断熱材が昼間に溜め込んだ熱をじわじわと室内に放出するため、エアコンをつけていても蒸し暑いと感じることが出てきます。

もちろんこの理由だけで、断熱材が不要ということには絶対ならないです。

無断熱の家は、真夏の昼間は基本エアコンの効きが悪くなり、光熱費が跳ね上がりますし、夜も室内の冷やした空気が壁などから室外に逃げるので、結論として断熱材が入っている方が光熱費も安く済みますし、快適であることは間違い無いです。

これらの例から明らかですが、体感温度に影響を与える要因は室温だけではなく、湿度と周りを囲う壁などの温度があるという訳ですね。後は風の流れも影響を与えます。これは扇風機がわかりやすい例なので明らかだと思います。

もし、夏の部屋を快適にしたいのでしたら、サーキュレーターや扇風機を併用するとかなり快適な空間にできます。

ここからは、夏と冬の部屋を安く快適に過ごす方法をお伝えします。

・夏

基本はエアコンで室温と湿度を下げてください。設定温度は27度程度で良いので、サーキュレーターなどを併用して、部屋の空気を対流させてください。

また、壁や天井の温度を下げる方法ですが、夏の日射はほぼ真上から降り注ぐため、ほとんどが屋根にぶつかります。ということは、大部分の熱気は2階天井から伝わってくるということになります。対策は一つで、屋根や天井の断熱材を厚くしてください。厚みが一定以上になると夜になっても熱気が伝わりません。

壁からの熱気が気になる場合は昼間や夕方に壁に水をかけると効果的です。熱くなった壁に水がかかると水が蒸発する時に気化熱と言って、熱を奪って蒸発するので壁を冷やすことができます。

最後に最も重要なことを伝えておきますが、窓からの日射対策はしっかりしてください。日中に一番室内に熱を伝えるのが窓なので、窓から日射が入っていれば室内は蒸し風呂になります。一番の対策は内窓をつけた上で、窓の外側に簾やアウターシェードをつけて日射を外側からブロックすることです。内窓は、費用が許す限り、冬場も活躍するのでお薦めです。

・冬

実は冬は夏よりもずっとシンプルで、天井、壁、床の断熱材を厚くし、窓を高性能にした上で、エアコンで室内を暖めるだけで良いです。乾燥すれば加湿器で湿度を上げましょう。

一番影響を与えるのが窓で、どんなに部屋をエアコンで温めても窓からの冷気で一瞬で冷やされてしまいます。

既存の家で窓の交換は大掛かりなリフォームとなり数百万円かかるので、内窓設置がおすすめです。内窓には毎年補助金があり、うまくやれば数十万円で家中の窓に最高性能の内窓を設置できます。

天井、床の断熱材強化も工務店などに依頼すれば意外と安くできる例もあります。

家中の断熱を強化した上で、省エネ性能の高いエアコンで、暖房するのが、最も快適かつ安く過ごせる方法です。

健康被害で短命になる可能性がある土地や新築建売、中古住宅

家の購入において最も重視すべきことは何ですか?ずばりお金ではなく、利便性ではなく、周辺環境ではなく、カッコよさではなく、快適性ではなく、健康です!

はっきり言いますが、他がどんなに良くても健康に悪い家を建てた時点ですべて台無しです。これだけは肝に銘じてください。健康より大切なものはないです!ここでいう健康とは命のことです。家は生活のベース、人生の軸となります。健康に良い家とは、健康を害するものがないこと、健康における必須項目となる、良質な空気、良質な水、良質な食事、良質な睡眠が確保できる家と言えます。どんなに安く、快適な家を手に入れても、数十年後不治の病に罹り、早死するような家では意味がないのです。

ハピファミ=家族が健康に幸せに暮らすこと

ですので、家族が健康でいられること、幸せに暮らすことを実現するのが私のモットーです。もっと言えば、すべての幸せの土台に健康はあります。難しいことを言いますが、幸せの唯一の必要条件は健康です。つまり健康なくして幸せはあり得ないということです。

お金があれば幸せになれると言いますが、お金がなくても幸せな人はいます。

快適かつ利便性の高い家に住めば幸せになれると言いますが、不便で不快な家でも幸せになれます。

しかし健康だけは違います。不健康で幸せというのは聞いたことがありません。お金持ちが最も望むものは健康ですし、不治の病に罹った方は、全財産を失っても健康を手に入れたいと思う方がほとんどだと思います。

例えば、今貯金が1億円あって、不治の病で余命1か月の宣告を受けたとしましょう。ほとんどの方は、1億円を失っても、健康に戻って長生きしたいと思うのではないでしょうか。私ならそうしたいです。家も財産も仕事も何もかも失ってでも健康を取り戻したい。愛する家族が同じように余命宣告を受ければ、あなたはきっとすべて失ってもその家族を助けたいと思うでしょう。

住宅をこれから購入する方は、健康第一に家を選んでください。

住宅会社の営業の方で健康という軸で家を探す方はほぼ皆無です。ほとんどの方がいかに維持費を抑えられるか、利便性が高いか、見た目が高級感があるかなどの表面上のことしかベースにしていないです。健康と比べればすべてどうでも良いことです。もちろん、健康だけで家を決めるのはナンセンスですが、他がすべて100点でも健康面でだめな家なら0点というわけです。まずは、健康面で問題ないことをクリアしてから他の条件を満たしてください。

それでは、健康面からNGな土地や新築建売、中古住宅を5つ紹介していきます。

・高圧送電線付近

最大のデメリットは電磁波による影響をもろに受け続けるというものです。電磁波による健康被害は、断定できる研究結果はありませんが、かなり疑いが高い病気が複数報告されています。例えば1979年にアメリカで高圧送電線近くに住む子供達に白血病の発症率が高いという報告がありました。さらに癌、脳腫瘍、小児白血病の発症率が有意に高くなるという研究結果は複数あります。

現にIHコンロは電磁波を多く出す電化製品として有名ですが、注意書きに妊婦の方はお腹から離れて使用するように注意書きがあります。もし電磁波が人体に影響ないなら、このような注意書きは不要です。赤ちゃんは、悪い影響を受けやすい存在なので、赤ちゃんに悪いものは、大人にとっても悪いのです。但し、すぐに影響が出ない程度の悪さなので見過ごすだけです。但し、高圧送電線近くにいると24時間365日多量の電磁場を浴び続けることになるので、何十年後かに大きな病気として結果が出てくる可能性は多いにあります。このようなリスクを背負う必要はないでしょう。

・幹線道路付近や有害な煙等の出る工場付近

空気の汚染は最悪です。間違いなく肺がんを始めとした様々な疾患のリスクを有意に上昇させます。幹線道路付近の家は、絶えず車の排気ガスの影響を受けます。今の家は換気必須で24時間換気システムが回り続けています。しかし屋外は、排気ガスの有害物質で常に満たされているので、室内も自然と排気ガスで満たされてしまいます。24時間この有害物質を吸い続けるわけですから、健康に良いわけがないです。工場の煙も同様です。空気清浄機などを回せば多少は軽減できますが、幹線道路沿いの家の換気システムのフィルターを見た時、1か月で真っ黒になっているのを見て、こんな黒い有害物質が絶えず家の中に入って、呼吸から肺に入っているかと思うと、肺も真っ黒になるのではないかと思いぞっとしました。実際に研究結果が出ていますので共有します。幹線道路50メートル以内に住んでいる方と500メートル以内に住んでいる方の肺がんの発生数を調べたら50メートル以内の方々の方が1.7倍高かったという結果でした。排気ガスによる健康被害は侮れないです。

・日当たりが悪い、土地が周りと比べて低い

家の中に湿気がたまりやすく、カビが生えやすくなります。家の中に生えるカビの代表格はトリコスポロンというカビで、なんとこのカビを吸うと夏型肺炎にかかる可能性があるのです。小児や高齢者が肺炎にかかると命を落とす危険性もあるため、かなり注意が必要です。カビの中には様々な種類が存在し、発がんの危険性があるものやアレルギーなどの原因になるものもあり様々です。特に子供は免疫が弱いため、カビによる健康被害を受けやすいです。どんなに快適な住環境を実現してもカビで病気になったり命を落とすようなことになれば元も子もないですね。

・近くにコンビニや商業施設がある

これは2つの意味で健康被害を起こします。有害な物質が漂ってくる危険と騒音問題です。

良くある例が、付近にコンビニがあり、常時喫煙者がいることです。窓を開けるとタバコの匂いが漂ってくるので窓を閉める事態も。しかし窓を閉めても家の近くでタバコを吸われては副流煙が換気システムを通じて家の中に入ってきてしまいます。タバコの副流煙は、吸う人の口に入る主流煙より有害です。コンビニは24時間営業で絶えず喫煙者がいれば、常にタバコの煙を家の中で吸うことになります。さらにコンビニなどは店内で揚げ物などをしており、匂いがくることや、清掃などで結構有害な化学物質を使用しているので、そのような物質も漂ってくる可能性があります。

さらに騒音問題です。夜中も若者が集まって騒いでいるかもしれませんし、夜窓開けて寝る人はうるさくて眠れないかもしれないです。窓を閉めても声などが聞こえて不眠になってしまいます。特にコンビニは夜中に長距離トラックの方が駐車して休憩をすることもあるので注意です。暑い時期、寒い時期は常アイドリングすることが多いのでエンジン音がうるさいですし、排気ガスが換気口通じて室内に入ってくる可能性があります。

また、私は気にするのですが、窓を開けている時などに不特定多数の方に見られるのは非常に不快なので、常時窓もカーテンも閉めてしまうかもしれません。精神的にも苦痛ですし、思うように換気や日射取得ができないですので、多くの不健康要因を抱えてしまいます。

ハザードマップで危険地域になっている

詳しい方なら調べるのが常識ですが、素人ですとついつい忘れてしまうハザードマップです。主な危険性は、土砂災害、浸水、津波です。どれも場合によっては命に関わるので簡単に説明します。

土砂災害は、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)と土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に分かれます。どちらも土砂の危険性があり、最悪命に関わるので、敢えて選ぶことはしないでください。いくら安くても命より大切なものはありません。特にレッドゾーンは大変危険ですので、必ず避けるようにしましょう。

次に浸水です。これは結構多くのエリアが該当していて、川付近が特に危険ですが、程度を見定める必要があります。大抵川の付近からハザードエリアが広がっていて、川から離れていれば、リスクはかなり低くなるため、大きなマイナスではありません。しかしながら、大雨は最近増えており、観測史上最大を更新し続けている現状を考えればリスクを少しでも下げることが得策なので、避けたほうが無難でしょう。

最後に津波です。これは皆さんは東日本大震災でよくご存じだと思いますが、決して侮らないでください。命に関わる問題ですので、津波の危険性の高いエリアを選ぶメリットは0でしょう。

詳しい説明はこちらの記事をどうぞ。

以上が健康を害する土地等の紹介となります。これから探す方、現在探している方にとって強く伝えたいですが、健康第一で考えてください。お金は後で取り戻すことができますが、健康は取り戻すことができないです。

健康的な土地探し等でお悩みの方は本サイトのお問合せフォームからご連絡ください。

市街化調整区域が逆にお得な場合

先に言っておきますが、市街化調整区域の購入は原則デメリットが多いのでお勧めしておりません。詳しいことは以下の記事をご参照ください。


ではどんな場合でもデメリットしかないのかというとそうではありません!実はお得に購入できる場合も存在するのです。

具体的には以下の6点でお得なんです。

  • 相場より安く買える
  • 日当たりの良い場所が多い
  • 交通量や騒音が少ない
  • 空気がきれい
  • 人の目が気にならない
  • 固定資産税が安いかつ都市計画税がかからない

順番に解説していきましょう!

相場より安く買える

市街化調整区域の土地や建物に相場はありません。個別性がかなり高いため、市街化調整区域内でも、再建築が比較的容易にできる土地ならば、市街化区域の相場に近い価格になってきますし、再建築ができない土地ならば二束三文になります。基本的に再建築の予定があるなら、市街化調整区域はお勧めしません。お勧めは、仲介の不動産業者が購入前から、申請すれば許可が出て建築できる土地かつ、相場よりかなり安い土地を見つけた場合で、再建築なんかどうでもよいというのでしたらお得です。また、再建築不可の土地に建っている中古住宅を破格の値段で買える場合もかなりお得です。結局リフォームすれば新築並みに回復して、50年以上は暮らせますので、お若い方で家がほしいけど新築は予算が厳しいという方にはかなりお勧めの方法です。

日当たりの良い場所が多い

実は住宅において日当たりは一番重要と言っても過言ではないくらい重要です。周りに建物がほとんどないエリアが多いので日差しが良く入ってきます。一日中明るい家というのは気分が良くなりますし、照明代を節約できるので、長期で見ればかなりお得です。年間の光熱費の1~2割が照明代と言われるくらいにお金がかかる部分ですが、もし日中は不要になれば、かなりの節約になります。また冬は、暖かい日差しが窓から入ってくると、ぽかぽかでエアコンも不要になります。1つの窓からこたつ1台分の熱が入ってくると言われているので、毎日享受できれば冬は寒さ知らず、電気代もかなり節約できます。

※冬の日射による室温上昇の実験はこちら

※冬の日射の重要性はこちら

また日当たりが良いと湿気が溜まりにくいので、家が快適に長持ちします。

交通量や騒音が少ない

市街化調整区域は、お店や住宅も少ないので、人が少ないです。交通量も少ないので騒音もあまりなく閑静な土地になります。お子さんがおられる場合交通事故のリスクが減り安全ですし、夜間に家の前を大型トラックや電車が走り、騒音に悩まされることがないです。またお店がないため、若者が集めるようなこともないので、静かに快適に過ごすことができます。

空気がきれい

車の往来などが少ないので、排気ガスなどによる大気汚染の心配もないです。近隣に飲食店などあると、匂いなどが気になりますし、どうしても人が多いと空気が汚れます。市街化調整区域だと、人も少ないため、空気が汚れる要因が少なくなります。また畑などが多いため、自然の中で過ごすことができます。実は空気がきれいというのは、非常に重要なことで、人は24時間空気を吸うため、有害物質が浮遊していると将来病気になる可能性も高まりますし、体の弱い子供の場合喘息を発症したりする可能性も高まるので空気は綺麗に越したことはないです。

人の目が気にならない

市街化区域にあるほとんどの家は日中ずっとカーテンを閉めている家がほとんどです。狭い土地に密集して家が建っており、その間を道路は走っていることがほとんどなので、カーテンを開ければ、家の中を通行人や近所の家から見られるリスクがあり、日中の在宅中でもカーテンは開けることができないのですね。折角大きな窓があってもメリットは半減以下ですよね。光も入らなければ、冬の日射取得も期待できないので、電気代も高くつきます。さらに玄関を出入りするときも多くの方に見られてしますので、それだけでストレスです。誰しも他人に私生活を見られるのはいやなものです。その点、市街化調整区域だと、基本的に人通りは少なく、近所との家の感覚も広めな例が多いので、多くの家がカーテンを開いていたりしてのびのびと過ごしております。土地が安いので、庭も広めにとっていて、窓全開で、庭でBBQしたり、子供が庭で走り回ったりとかなりプライベートな時間を人目を気にせずに過ごすことができます。

固定資産税が安いかつ都市計画税がかからない

これから住宅を購入する方にとってはなじみが薄いかもしれませんが、固定資産税って本当に高いです。ざっくり新築だと10万~15万円くらいかかる例が多いです。

固定資産税は、土地と建物部分に分かれており、市街化調整区域だと、土地代が安いので土地における固定資産税が非常に安くなります。さらに市街化区域だと別途、都市計画税という税金を取られるのですが、市街化調整区域はなんと0円です。

固定資産税の算出方法は、土地の評価額×1.4%となっており、土地の評価額は実売価格の7割程度になる、かつほとんどの例で最後に軽減税率で6分の1になるので、もし市街化区域の1000万円の土地と市街化調整区域の500万円の土地で悩んだとしたら、

市街化区域の土地の評価額=1000万円×0.7=700万円

市街化区域の土地の固定資産税=700万円×1.4%÷6=16333円

市街化調整区域の土地の評価額=500万円×0.7=350万円

市街化区域の土地の固定資産税=350万円×1.4%÷6=8166円

となり、年間8167円の違いが生じます。

さらに都市計画税は土地評価額×0.3%なので、市街化区域の土地だけ別途3500円がかかることになります。

つまり、市街化調整区域にすれば毎年11666円も税金を節約できることになるのです。実は建物にかかる固定資産税は年々劣化に伴い下がっていくので、築古になっていくとほぼ土地の税金だけがかかるようになるのです。

年間でいえば11666円だけですが、50年払い続ければ60万円近くの違いとなります。維持費を節約する観点からも税金を安く抑えるメリットは大きいです。

 

以上6点のメリットを解説しました。

繰り返しになりますが、原則市街化調整区域の土地はデメリットが多いのでお勧めしません。しかし、一部の人にとって、メリットがデメリットを上回る場合や、どうしても気に入った土地や中古住宅が市街化調整区域の場合で、メリットが多く該当するなら手を出しても良いかと思います。

飯田グループの住宅を徹底分析!ローコストの代表格!コスパ最強の最安値を狙え!

飯田グループは一般的になじみがない方が多いかもしれませんが、日本で販売される分譲戸建住宅(いわゆる建売住宅)の30%のシェアを占めている大手企業です。2022年の住宅会社売上ランキングでは、大和ハウス積水ハウスに続いて3位です。その他トップ10には一条工務店住友林業ミサワホームなどのなじみのある会社が並んでおりますが、その中で3位を維持しております。

この会社は俗にパワービルダーと呼ばれ、全国の分譲地にローコストのコスパ最強住宅を多数建築し、販売している会社です。グループの中には一建設やアーネストワンという会社が入っており、これらの個別ブランドのほうがなじみがあるかもしれません。

人気エリアに当たり障りない企画住宅を大量で建築することで、1棟当たりの建築コストを下げ、人気エリアにも関わらず格安の建売を多数販売する会社です。

予算がない、もしくは家にお金をかけたくないが、希望の人気エリアで新築がほしい。最低限の広さや性能があれば家へのこだわりがないという方にとってはピッタリの会社です。

それでは、飯田グループの住宅について紹介していきます。

・飯田グループの住宅の特徴

土地と建物をセットで販売する建売住宅を得意とする会社で、日本一という規模の経済性を最大限に利用して、土地の仕入れから設計、施工、アフターサービスまで一貫して自社で行うようにしており、外部委託する手数料等がかからない仕組みになるので低価格で良質な住宅の提供を可能にしております。

結果

・低価格で良質な住宅を土地付で購入できる。

・建売はすでに完成しているので、見学をしたうえで納得して購入できる。

・購入後すぐに入居できる。

この3点が飯田グループの強みです。

・飯田グループの住宅性能

どんなに安いと言われても、安かろう悪かろうでは誰も買いません。飯田グループの素晴らしいところは、安くても、十分な住宅性能を確保しているところです。家というのは高い買い物にも関わらず、個別性が強く、良し悪しを見極めるのがかなり難しいものとなります。実際、地元工務店で高性能な家を建てたと思っても、実際騙されており、聞いていた性能が満たされていないことや欠陥が多発することは多々あるので、同じ家を年間4万近く建築し、性能なども公開している飯田グループは信用できると思います。

出所:https://www.ighd.co.jp/sumai/traits/quality.html

耐震等級3というのは、大手のハウスメーカーでされオプションの例があるくらい、取得していない会社が多いです。飯田グループは標準というのは驚きです。

断熱性能以外は最高等級であり、断熱等級も一般的な建売以上の性能を確保しているので、総合点で見ればローコストの中では断トツの性能と言えるでしょう。しかも断熱性能は、建築後にオプションで内窓をつければ性能が劇的に上がるので、この方法で対策が取れます。

また有償のメンテナンス工事が必要となりますが、最長30年まで保証がつけれます。保証というのはつけるかつけないかが問題ではなく、会社がこのような制度を提供しているかどうかに意味があるのです。つまり、自社の施工に自信のない(欠陥が多い)場合、保証をつければ、絶対に損になるので基本保証制度は用意しません。しかし飯田グループは大々的に30年保証を謳っているので、自社の住宅品質に相当自信があることの証拠となります。

・飯田グループの住宅価格

出所:https://www.iidasangyo.co.jp/order/plan/planhouse/index.html

チラシなどでもっと安い住宅を知ってるという方は要注意です。それは大抵建物価格になっているはずです。家を建てる時は、建物価格以外に上下水道引き込みや電気工事、地盤改良工事、工事自体にかかる費用(仮設トイレな運搬費用など)様々な費用が数百万円上乗せされます。建物価格を安くしている会社は、その分これらの費用を高く設定して、建築総額は他と大差ないようにしているようです。

インスタントカメラを知っている世代ならわかってくれると思いますが、カメラで撮ったフィルムを写真屋に持っていくと、現像代と1枚当たりのプリント代を取られます。お店の看板にはプリント1枚5円と書いてあるお店と10円と書いてあるお店があり、5円の方が安いと思って行くと、差額分だけ現像代が高めに設定されていて、支払総額は結局同じだったなんて経験ありますよね。悪質なところだと、プリント代の値下げ以上に現像代を高く設定して、多めに請求されることもありました。建物価格だけを大きくチラシなどで掲載している会社は、その他の費用を高めに設定して、建築総額が高くなる可能性があるため注意が必要です。

良心的な会社は、施主が最終的に支払う建築価格を提示してくれます。

飯田グループの場合、90平米程度の家は1400万円、100平米程度の家は1500万円程度で建てられるということが分かります。

例えば、ローコストハウスメーカー大手のタマホームでしたら、100平米程度の家で1700万円程度かかります。タマホームの場合は、注文住宅なので、ある程度間取りの変更や仕様を変えたりができるはずです。性能はほぼ同じと考えて良いです。飯田グループのように完全規格住宅で、自由がきかない分コスパ良く建てるか、ある程度自由に設計をできるタマホームなどのローコストの注文住宅に200万円程度多めに払って、より自分好みの家にするか悩みどころですね。もちろん完全な注文ではないのですので、ある程度間取りなどは決まったうえで、トイレのグレードや壁紙の色などの細かい点を変更するようなものになると思いますが。

・具体的な家の中身を紹介

結局どんなに性能良くても、どんなに安くても住みやすく気に入った家がいいですよね。最後に飯田グループの家の仕様を紹介します。実際に見学に行くのが一番良いですが、凡その雰囲気をつかんでいただければと思います。

出所:https://www.arnest1.co.jp/garden/spec/?spec=%e4%bb%95%e6%a7%98%e4%be%8b3

普通に良い感じですよね。賃貸暮らしの方からすれば、グレードの高さに驚くと思います。正直高性能な賃貸より飯田グループの家のほうが断然高性能だと思います。賃貸と購入では、性能の次元が変わってきます。

水回りもハウスメーカーに負けないくらいのメーカー品を設置しておりますし、必要なものはほぼすべてそろっています。居室の照明やカーテンレールなどはオプションのようですので、買い足す必要がありますが、今時はネットで好きなものを買えるので、そんなに費用はかからないです。基本設置はサービスしてくれる例が多いです。

結論

飯田グループは安くて良質な家を建てているということでコスパ最強なことが分かりました。また人気エリアの土地に超コスパ良い家を建てて建売販売しておりますので、希望エリアで建売を見つけ、気に入れば買いでしょう。

実は人気エリアというのは個人で土地を見つけて買うのが非常に困難なんです。飯田グループのような大手は、人気エリアに土地が出ればすぐに買い占めてしまいます。但し、まとめて買うので個人で買うよりも土地を安く手に入れているのですね。結局個人で土地を買っても、家にこだわりがなければ、飯田グループの建売を買った方が、総額は安くできます。

住宅購入は完全に2極化しており、こだわりの家を土地から購入して高くても建てる層と飯田グループのような建売を安く買う層です。

これは完全に予算と好みの問題になりますが、どっちも正解だと思います。もし、あなたが安く買う層の方なら飯田グループのことを理解しておくべきです。

ガスコンロならリンナイリッセ一択!メリットだらけのコスパ最強コンロ!デメリットは高いことだけ!

新築でガスコンロ検討中の方、リフォームなどでコンロの買い替えを検討している方へお伝えします。ガスコンロは毎日使うもの、かつ料理のクオリティに大きく影響を与えるものなので、家電の中でもかなり優先度の高い商品です。とはいえ、かなりの使用頻度で耐用年数も10年程度となっているので、よく使う人ほど早く壊れてしまうからこそ、安いもので予算を抑えたい気持ちもある一方で、毎日使うものだからこそできるだけ良いものを選びたいという気持ちもあると思います。

賃貸と違って持ち家ですと、なるべく良い家電揃えたいですよね。

そこで登場するのがリンナイのリッセです。設置費込みで20万円超えの最上位グレードであるリンナイデリシアと同等性能を多数持ち合わせながら、お値段は設置費込みで13~15万円程度というお値打ち感!

なお、数万円で買える賃貸レベルのコンロとの比較はご容赦願います!なんてったってレヴェル~が違います!

では、リンナイリッセのメリットを一挙に紹介しちゃいます!

メリット1:グリル最強!なんでもできちゃいます!

「グリル=魚焼くところ」、「汚れるの嫌だから使わない」の2点が多くの人の常識だと思います。実際新築に住んでいる方で数年住んでてもグリルを一切使ったことないって方非常に多いです。魚はフライパンなどで焼いている方多いですね。確かにグリルってすぐ汚れますし、臭くなりますしね。納得です。

ただ、リンナイリッセは違います。専用のココットプレートを使えば

出所:https://rinnai.jp/lp/cocotteplate/

庫内が油で汚れず、本当に様々な料理ができます!

出所:https://rinnai.jp/lp/cocotteplate/

出所:https://rinnai.jp/products/kitchen/gas_conro_lisse/gc_lisse/lisse_cocotte

グリルが大活躍です。食パン焼くのも、総菜で買ってきた揚げ物温めるのも、とんかつや唐揚げ作るのも、冷凍ピザを温めるのも、魚や肉を焼くのもすべてココットプレートで行います。

もはやオーブントースターは不要になりますし、電子レンジやオーブンレンジもほとんど使わなくなりました。電気の力で焼くよりもガスで焼いた方が抜群においしいですし、総菜の揚げ物などは余分な脂がたくさんプレートに落ちるのでヘルシーです。

とんかつなども今までは揚げ物用の鍋に沢山油を入れて、油が飛び跳ねる恐怖と周りが油で汚れる覚悟をしながら揚げていましたが、ココットプレートなら、とんかつ置いて、上から少量の油をかけて、10分ほど焼けばこんがり綺麗なとんかつが出来上がります。余分な油を使わないのでヘルシーかつ油代がかからないですし、直火で焼くので、こんがり美味しくできます。からあげも同様です。調理が楽で安全で安く済み、後処理も楽なので、良いことしかないです。

オーブントースターなどの余分な家電を処分できるので、コストカット、かつ部屋が広くなって良いことしかないです。

またすごいのが、煙がほとんど出ないことです。

出所:https://rinnai.jp/products/kitchen/gas_conro_lisse/gc_lisse/lisse_deodorization

もはや業務用レベルの高出力バーナーグリルで、煙をほとんど出さず、美味しく焼き上げます。焼き鳥屋等で使われるものと同水準のバーナーなので、焼き鳥などもお店で食べるように美味しく焼いてくれます。あと驚くのが本当に匂いがしないんですよ。鍋でとんかつ揚げていたら家じゅうに匂いが充満していましたが、このグリルで焼くと、何を焼いているのか分からないと家族に言われます。もちろん換気扇を回しているので、出てくる少量の煙もすべて外に排出してるからですが。

メリット2:見た目の高級感最高!お手入れらくちん!

ガスコンロはキッチンでも一際目を引く存在。そして最も使用頻度の高いところです。リッセの天板はデリシア同様にドイツの最高級のガラスを使用しています。美しい透明感があり、熱に強く耐久性抜群です。人工衛星にも使われるほどの耐久性と高級感を兼ね合わせています。

800度の熱にも耐え、ちょっとやそっとじゃ割れません。もちろん不慮の事故で割れた場合は、メーカー保証等が使えれば良いですが、だめな場合も火災保険の加入内容によっては保険が出ます。

出所:https://rinnai.jp/products/kitchen/gas_conro_lisse/gc_lisse/lisse_deodorization

見てもらえば分かると思いますが、めちゃくちゃおしゃれじゃないですか?私はこの見た目に一目ぼれして速攻で買ってしまいました。無駄がないデザインで凹凸なども少ないので汚れにくい、掃除がしやすいんですよ。五徳を外せばほぼフラットになるので、ふきんなどでさっと拭けますし、汚れがつきにくい素材を使っているので、洗剤などなしで綺麗にできます。また掃除が面倒なグリルのふきだし口もそもそも煙がほとんど出ないので汚れていないんですよ。たまに掃除しますが油汚れはほぼ皆無ですね。また隙間が少ないので、汚れが細かいところに詰まるという心配もほぼありません。とにかく見た目カッコ良く、お手入れ簡単なので文句なしです。

 

唯一のデメリット:価格が高い!

強いて言えばのデメリットです。正直この性能なので、他の同価格帯のガスコンロに比べたらコスパ最強と思っていますが、やはり低価格帯の数万円のガスコンロと比べたら高いです。ここでは数万円のコンロとの大きな違いを述べておきましょう。

最大の違いは、ビルトインか据え置きかです。基本的にビルトインコンロになると、設置費込みで10万円近くになるのが普通なので、リッセとの違いは5万円程度になります。5万円追加すれば上記の2つのメリットが享受できるので、リッセがお勧めになります。

賃貸などで使う安いタイプは据え置き型になりますが、これは本当にお勧めしません。まず見た目がカッコ悪い、隙間にゴミが落ちて不衛生になる。コンロを持ち上げたらゴミだらけなんて普通です。掃除が大変です。グリルは魚焼き用。天板の耐久性が低いので、すぐに傷む。錆びる。メッキが剥げる。故障が多いなどなどで、結局使い勝手が悪く、10年スパンで見れば10万円高くてもリッセが良いと思うはずです。もし10年間で10万円を分割払いすると考えると1日当たり27円です。毎日使うガスコンロで毎日の不便さを解消し、便利さを享受できるなら27円は安いと思います。

 
ここでは気軽に問い合わせができ、色々相談に乗ってくれるので便利です.勿論関東圏の方はこちらから購入できますし、関東圏以外の方でも気軽に見積もりを取ってみて、相場を知ったり、設置方法の相談ができるので非常に参考になります.気軽にお問い合わせください.

※IHとの比較はこちら

 

高気密高断熱住宅にすると光熱費をいくら削減できるのか!? Ua値0.65→0.33を検証!

高気密高断熱住宅って憧れますよね。ネットでは、最近高気密高断熱住宅が大ブームで、多くの論調では、高気密高断熱住宅は初期費用が高いが、その後のランニングコストが安くなるので、結果的にお得である。つまり、総支払額はローコストの建売などより安く済むし、年中一定の室温で快適な環境も手に入るし、家自体が高性能だと将来高く売れるというわけです。

こんな話を聞いていると、なんとしても超高性能住宅に住みたいと考えてしまうのが人の常ですが、多くがポジショントークなので注意が必要です。大抵このような話をされている方というのは、高気密高断熱住宅に住んでいるオーナーか、高気密高断熱住宅を売り出しているハウスメーカー工務店の関係者となります。もちろんですが、オーナーは自身の家を肯定する意見を述べますし、住宅会社の関係者も自身の家を売りたいため、メリットばかりを述べます。さらに厄介なのが、世間が高気密高断熱住宅に注目しているので、この話題をYoutubeなどで取り上げると再生数が伸びるなどの理由もあります。もちろん、ネガティブな内容でも再生数は伸びるかもしれませんが、スポンサーはつかないんですよね。つまり、高気密高断熱住宅のメリットを述べた動画がヒットすれば、そこには高気密高断熱住宅の広告がつきます。投稿者の儲けにもなるわけですよね。オーナーも自身の家をYoutubeなどで公開し、住宅会社の売り上げに貢献することで、様々な恩恵を住宅会社から受けることもあるようです。一番多いのは紹介制度ですね。つまりYoutubeやブログを視聴や閲覧した方へ住宅会社を紹介して成約すれば、双方に住宅会社からキャッシュバックがあるわけです。多くが10万円以上のため、メリットが大きいです。この仕組みは住宅会社にとっても大きいわけです。集客コストをかけなくても数十万円払うだけでお客が手に入るわけですから。住宅販売の利益は数百万円になりますから紹介料など安いもんです。

話が脱線しましたが、高気密高断熱住宅の最大のメリットは、月々の光熱費を安く抑えられることだと思います。快適性を強調する方もおられますが、今時の建売などもかなり高性能になってきておりますので、エアコンを常に起動し、光熱費をかければ、ほぼ同等の快適性を手に入れることは可能です。つまり、いかに安く快適性を手に入れるかの話です。また高性能な家ならば、高く売却できるとありますが、大きく差がつくことは稀です。というのも、中古市場において断熱性能や気密性能というのはほぼ評価されません。今後は評価されるかもしれませんが、中古市場においては、立地や劣化具合などの他の要因のほうが価格には影響を与えますし、そもそも築年数が古くなればなるほど建物価格は0に近づくので売却時の利益は考えないほうが良いです。

では実際に高気密高断熱住宅にするとどれくらい光熱費が節約できるのかシミュレーションしたものがありますので参考に共有します。これは、実際に工務店の方に作成いただいた結果となっております。

ここでは、今時の建売と同等の性能Ua値0.65の家と高性能住宅Ua値0.33の家を比較してみましょう。

なお、東京などを含む日本の多くの地域(6地域)では、Ua値0.26以下でHEAT G3(断熱等級7)の最高性能になりますので、シミュレーションの家は、かなり最高性能に近い家になります。

 

 

私の率直な感想ですと、たいして変わらないなと言ったところです。もしもっと断熱性能上げてUa値0.26の超高気密高断熱住宅にしても年額3万円も違わないでしょう。例え50年住んでも差額は150万円です。とてもじゃないですけど、もとは取れません。しかしYoutubeなどでは、毎月の電気代が0円どころか逆に売電で収入が入ったなどという眉唾の情報で溢れております。また、引っ越しで電気代が年額20万円下がったなどの情報もあります。なぜシミュレーションと違う結果になるのは明確です。理由は以下の2つです。

1.太陽光蓄電器を搭載して、売電、蓄電、自家消費により電気代節約どころか収入を手に入れる仕 組みを作っている。

2.新築建売から新築高気密高断熱住宅へ引っ越す人はほぼ皆無なので、ほぼ無断熱の賃貸や築古住宅から高気密高断熱住宅に引っ越して、その両者の差額を公表している。新築建売との比較動画はほぼない。

太陽光・蓄電器の影響は絶大です。大手の住宅会社などでは、10kWの太陽光パネルと7kWの蓄電池をオプションで200万円程度払えばつけてくれるところや5kWの太陽光パネルを標準でつけている住宅会社などもあります。正直10kWの太陽光パネルと7kWの蓄電池を搭載した家で、平日は共働きで日中不在にしていれば、売電し放題、蓄電池に充電し放題で、売電収入も貯まり、夕方から朝の電気もほぼ蓄電池で賄えてしまう可能性があるので、売電で月々の電気代が黒字になる可能性も十分にあります。しかし、これは高気密高断熱住宅だからというよりも太陽光パネルと蓄電池の能力のおかげということになります。しかも売電収入の多くは最初の10年間のみで、10年経過すると売電収入は政府の支援がなくなり、安くなるため状況が一気に変わってしまいます。しかも蓄電池は寿命が短いので15年程度で故障する可能性もあります。そもそもが売り出し価格も、購入時に安く買えるだけで、本当は高い太陽光・蓄電器を安く見せているだけです。つまり、住宅価格が本来2900万円、太陽光・蓄電器が300万円のところ、住宅価格3000万円、太陽光・蓄電器200万円と表示しているだけということです。実際にこのような住宅会社は第三者に対して決して同じ価格で太陽光・蓄電器を販売しません。太陽光・蓄電器の分だけ安くなった電気代は、この初期費用の回収に充てるべきなので、実際に高気密高断熱住宅の効果により削減できる電気代は年間3万円程度が関の山です。

さらに、夫婦共働き、土日外出の多いご家庭の場合、家への滞在時間が短くなるため、冷暖房費用がもともと安く、高気密高断熱住宅にしてもあまり削減ができないかもしれません。矛盾するようですが、高気密高断熱住宅にお住まいの方は、高所得者が圧倒的に多く、高所得者の多くは多忙のため、留守にしがちです。子供の教育にも熱心なご家庭が多く、外出する予算もたっぷりあるため休日に家族で自宅でダラダラ過ごすのではなく、積極的に子供のスポーツに付き添ったり、様々な施設にお出かけしている例が多いです。逆にローコスト建売に住むご家庭の場合、どうしても世帯平均所得は高気密高断熱住宅にお住まいの方よりも低くなってしまい、外出する予算的な余裕もないことから、在宅率が高くなります。せっかく高気密高断熱住宅に住んでいても、不在の場合が多く、高性能かつ太陽光・蓄電池の恩恵で光熱費がほとんどかかっていない家庭が多いです。

よくYoutubeなどで我が家の電気代などを公開している方がいますが、日々の電気の使用量を見ると面白いくらいに同じ傾向が見て取れます。どのような傾向かというと

・平日・休日問わず一番電気を使っている時間帯は深夜→エコキュート

・早朝と夕方のみ急激に電気使用量が増えて、日中は休日も土日も使用量が少ない

ここから見て取れるのは、朝の仕事前と夕方帰宅時の夕食の時間帯のみ在宅しており、平日は日中仕事、土日の日中は家族で外出などをしており、実際は家にあまりいないということです。

両親と同居や専業主婦(主夫)などで常に誰かが在宅しており、電気使用量が相当多くなる場合は、高気密高断熱住宅のメリットが出てきます。

ちなみにライフサイクルコストの説明で高気密高断熱住宅は修繕費が150万円安くなっていますが、これは多くの場合、高気密高断熱住宅のような高性能住宅になると、外壁や屋根なども良い素材を使う例が多いので、そのへんの維持費が低く抑えられるというだけです。決して電気代の節約とは関係ありません。

みなさんも高気密高断熱住宅を検討する際は、初期費用を光熱費で回収することはほぼ不可能であるという現実を理解し、自身や家族のライフスタイルを確認のうえ、本当に高気密高断熱住宅が必要なのか吟味してください。さらに家は消耗品ですので、どんなに良い家を買っても、永遠に長持ちするわけではなく、いつかは建替の日がくるということも理解しておきましょう。

上位エアコンの買い替え時期は9月頃!?各社のエアコンを徹底比較!

きっとこの記事をお読みの方は、エアコンの購入でお悩みの方でしょう。

エアコンは数ある家電の中でも高額の部類に入り、上位機種と下位機種の価格差が大きいだけでなく、機種やメーカーによって使い勝手、性能、ランニングコストが全く異なるので、購入難易度が最も高い家電の1つとなります。

実際安いエアコンを購入して、電気代が高いから使うのを我慢しているという本末転倒な意見も聞きますし、多機能のエアコンを買っても、ほとんど機能を使わずに、シンプルな冷暖房だけを使っているもったいない人もいます。また、自動お掃除機能や洗浄機能を過信しすぎて、全く自身で掃除をしないが故にカビだらけになっている方もおられます。

ではエアコンを選ぶポイントって何でしょうか?

ほとんどのブログやYoutubeなどでは雨後のたけのこのように無数の記事や動画が定期的に出てきておりますが、ほとんどがメーカー別のエアコンの機能紹介をしている記事になります。私達消費者は販売店の店員ではないので、各メーカーの特徴などを理解する必要はないです。

要は、求める機能を備えたエアコンで、使用想定期間のランニングコスト合計額及び購入費用の総額が最安値になるエアコンを選べば良いということになります。

よくある例が、性能の低いエアコンを安く買うか、高性能(省エネ性能が高い)のエアコンを高額で買うかで悩む例です。

エアコンの知識がないと、目先の損得で安いモデルを選びがちですが、ここでは三菱霧ヶ峰の14畳シリーズで比較してみましょう。

最安値モデル:霧ヶ峰 GVシリーズ 最安値73,436円 年間想定電気代41,688円 

       冷房最大4.3kW、暖房最大7.3kW

上位モデル:霧ヶ峰 Zシリーズ 最安値142,688円 年間想定電気代29,619円

       冷房最大5.3kW、暖房最大11.3kW

単純にメーカー推奨の年数である10年両者を使用したときのトータルコストを比較してみましょう。

GVシリーズ=購入費73,436円+年間電気代41,688円×10年=490,316円

Zシリーズ=購入費142,688円+年間電気代29,619円×10年=438,878円

差額は51,438円となり上位モデルの方が総額が安くなります。ほとんどの方が10年以上使用されると

思いますので、差額はもっと大きくなります。

つまりどの会社のエアコンを選ぶにしても上位モデルを選ぶのが最も総コストを抑える方法ということが分かります。

ここからは、各社のエアコンの特徴を踏まえ、状況に応じた最適なエアコンを紹介します。

大手のエアコンだと似たり寄ったりで、どれを選べば良いのか分からないと思います。実際、本当にどれも似たり寄ったりのところが多く、一部で差別化をしているというのが本音の部分です。

・エアコンで換気をしたい

ダイキン最上位モデル(うるさらX)もしくはパナソニック最上位モデル(LXシリーズ)のみ対応

正直エアコン換気を重宝される方が一定数おられますが、あまり大きなメリットを感じません。というのも今時の家でしたら、換気システムにより換気計画はされておりますし、昔の家はエアコンで換気しなくても隙間が多く、常時勝手に換気が行われているからです。

・エアコンで加湿したい

ダイキン最上位モデル(うるさらX)のみ

ダイキンが続きますが、加湿を求める場合はうるさらX一択になります。別に加湿器を買う必要がないこと、給水などの手間がないこと、エアコンによる加湿なら、部屋中に水蒸気を満遍なく満たすことができることなどのメリットがありますが、加湿量が少ないこと、加湿による電気代が高いことが最大のデメリットです。

・エアコン運転により匂いを抑えたい

パナソニック最上位グレード(LXシリーズ)もしくはシャープエアレスト

空気清浄機でも定評の高い2社です。パナのナノイーかシャープのプラズマクラスターです。料理を良くする方で、匂いが気になっているなら、2社はお勧めです。但し、匂い除去を決定打にする人は少ない気がします。

・運転をすべてAIに任せたい

→三菱霧ヶ峰(Zシリーズ)、日立白くまくん(Xシリーズ)

AI機能が強いのがこの2社の上位グレードです。正直三菱の方が圧倒的に高性能なので、AI機能に期待して、風量や除湿か冷房か、常に快適に過ごすためのこまめな設定が好きでない方、できるだけ、効率良く運転して電気代を抑えたい方には三菱霧ヶ峰(Zシリーズ)一択となります。

・できるだけエアコンの掃除をしたくない、もしくは簡単に済ませたい

→日立白くまくん(Xシリーズ)、三菱霧ヶ峰(Zシリーズ)

白くまくんのXシリーズは徹底しています。まずは熱交換器を凍らせて、カビなどを死滅させ、とけた水で洗い流すという方法を取っています。さらにファンの部分に専用のブラシがついていて、運転終了後、逆回転で汚れを落とすという機能もあります。また素材にステンレスを使っているのでカビが生えにくいということもあるようです。自動お掃除機能を求めるなら白くまくんのXシリーズが最強なのは間違いないです。但し、いくら自動お掃除機能が優れていても、完全にきれいな状態を保つことはできません。結局は人の手による掃除が必須となります。このエアコンの最大の欠点は、あまりに掃除機能が多機能すぎて、素人では全く解体ができないところです。つまり、汚れていても内部の熱交換器やファンを清掃することができません。忙しい方で、数年に一度は業者に2万円ほど払って清掃するという方でしたら問題ないが、多少の手間と時間がかかっても良いから自分で清掃したいという方にとっては、霧ヶ峰(Zシリーズ)がお勧めです。このシリーズはほとんどのパーツを1分程度で取り外すことができ、ファンや熱交換器を直接掃除できます。特にファンを歯ブラシなどでこすれば、内部のカビもピカピカにできます。毎年夏と冬の終わりに30分程度掃除すれば清潔感を保てるので、掃除が苦でなければお勧めです。

・できるだけ長く使いたい

ダイキン最上位モデル(うるさらX)か三菱霧ヶ峰(Zシリーズ)

ダイキンと三菱は故障が少ないことで有名です。これは実績があるので間違いないでしょう。

・故障時にすぐに直してほしい

ダイキン最上位モデル(うるさらX)

故障受付を24時間行っているのはダイキンのみです。忙しい方は平日日中に電話ができなく、修理が遅くなることもあります。この点はダイキンの圧勝です。

・年間電気代を安く抑えたい

→大手メーカーの最上位モデルは似たり寄ったりです。簡単に比較すると以下のとおりです。

1.三菱霧ヶ峰FZシリーズ  26,190円

2.白くまくんXシリーズ  27,972円

2.パナソニックエアリスLXシリーズ 27,972円

4.富士通ゼネラルノクリアZシリーズ 28,377円

ちなみにダイキンは省エネに関しては少し弱めです。といっても29,000円程度なので、大きな違いはないですが。また三菱霧ヶ峰FZシリーズは金額がZシリーズより7~10万円程度高いので、コスパは悪いです。Zシリーズの年間電気代は29,500円程度です。

ではこれらをすべて読んだうえで、どの機種にするか決まらなかった方のために、最後にお勧めの機種を紹介します。実は大多数の方は、エアコンの機能にこだわりがあるわけではなく、失敗せずにコスパの良い商品を買いたいというのが本音だと思います。

そんなあなたは三菱霧ヶ峰シリーズを買ってください。理由は以下のとおりです。

・他社同レベルの機種と比べ、販売価格が安い

・AI機能が優れていて、使い勝手が良く、効率良く運転するので、カタログより年間電気代が安くなる 場合がある。

・素人でも簡単に分解できるので、掃除が楽。清潔に保つことができる。

・国内生産ということもあり、故障が少なく長持ちする。

・売れ筋商品かつ、取付が比較的簡単な機種なので、施工業者が慣れていて、施工ミスが少ない。

総論としてこの機種はAI以外に余計な機能がほとんどついていないです。その代わり販売価格を安く抑えること、省エネ性能を高めること、分解をしやすくすることで消費者の掃除をしやすくすることを重視しているというのが特徴でしょう。余計な機能があっても使わない人、購入費と電気代のトータルを安く抑えたい人、掃除をしてでも清潔を保ちたい人、細かい風量などの設定を機械に任せたい人などにお勧めとなります。

高気密高断熱住宅の見本!一条工務店のアイ・スマートを徹底分析!

出所:https://www.ichijo.co.jp/lineup/i-smart/

アイ・スマートのデザインは多くの方が憧れるものだと思っています。無駄のないシンプルな白や黒を基調としたデザインは、万人への受けも良く、時代に左右されないデザインだと思います。また使い勝手などの機能性も重視されており、かつ最大の特徴である高気密高断熱を他社よりも安く提供できているところが最大の魅力です。

高気密高断熱住宅は、本来住宅価格が高くなりがちで、購入する方も多くないため、ほとんどの住宅会社が主力の規格商品にはせずに、特別な注文住宅の形で対応しておりました。この方法にすると、大量生産ができず、1棟1棟個別で図面などを考える必要があるため、コスパが悪く、高くなります。他の住宅会社は、それでも主力のある程度高気密高断熱なそこそこの住宅で売り上げを上げていたため、高気密高断熱にはあまり力を入れていなかったのです。

そこで一条工務店は敢えて、高気密高断熱の規格住宅であるアイ・スマートを売り出し、顧客の大量獲得に成功します。

規格住宅にすることで、同じ家を大量生産することができ、設備などもすべて安く仕入れることができるようになりましたし、同じ商品を大量に使うことができるので、自社でその商品を開発することができるようになりました。

基本的に一条工務店ではキッチンや窓などの主力な設備や建具をすべて自社の工場で生産しております。余計な手数料が一切かからないので、他社よりも同等な家を安く提供することができるようになりました。

これから高気密高断熱住宅の購入を考えている方、リフォームで高気密高断熱化を検討している方、もちろん一条工務店のアイ・スマートの購入を検討している方にとって本記事は非常に役立つと自負しております。

それでは、アイ・スマートの魅力的なポイントを紹介します!

1.高断熱構造~外内ダブル断熱構法

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/insulation/

アイ・スマートの最大の魅力がこの断熱材です。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/insulation/

特に壁の断熱材は他社を圧倒しています。一般的な建売などの2.5倍以上の断熱性能を持っています。実際施工が最も難しいのも厚い壁の断熱材です。使われている高性能ウレタンフォームという断熱材は、一般的な建売住宅で使われるグラスウールの約2倍の断熱性能があるとのことです。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/urethane/

つまり同じ厚みでも2倍近くの断熱性能を発揮できるわけです。さらに一般的な建売だと壁の断熱材は105ミリ程度が限界となり、ほとんどがこの厚みです。一条工務店は特殊な構造になっているため、140ミリまで充填できるうえにさらに外側に付加断熱を40ミリ設置しています。一般的な構造では、柱などの外側は通気層を設けて外壁を設置するのですが、アイ・スマートでは特殊なやり方で断熱材を外側にも貼り付け、ダブル断熱で、なんと190ミリの厚みを実現しております。ぱっと190ミリと聞いてイメージ湧かない方もいるかもしれないですが、500ミリのペットボトルを立てた時の長さくらいです。いかに厚みがすごいかわかっていただけると思います。標準で付加断熱をしているハウスメーカーなどはほぼ皆無ですし、お願いするとしても多額の追加料金を請求されます。つまり、壁の断熱材を厚くしたいのなら、一条工務店以上に安くできる業者を探すのはかなり困難だということです。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/urethane/

標準で実施すれば、大量生産で単価も下がりますし、施工精度も高まるので他社では追随できなくなるのです。特に壁の断熱材は、完成後に追加することが非常に難しいので、アイ・スマートの一番の魅力ですし、同様の高性能ウレタンフォームを天井に235ミリ、床に140ミリ使用することで、高性能窓や熱交換換気システムの影響もありますが、年間の光熱費を6分の1にまで抑えています。

2.防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシの使用

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/sash/

窓も断熱材同様に家の断熱性能に大きく影響を与える部分になります。数々の高性能な窓を見ておりますが、一条工務店オリジナルの防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシは最高性能で間違いないです。一般的な建売で使用されているペアガラスアルミサッシの5倍の性能とのことです。最近は一般の工務店などでもトリプル樹脂サッシを使用している例はありますが、標準は見たことがないです。基本オプションで追加料金がかなりかかります。一条工務店の場合、サッシの中にも断熱材を充填していてサッシの性能も上げておりますので、結局一般工務店が高額なオプションで提供する窓より高性能になるわけです。

窓は、住宅を建てた人が最も後悔する箇所で妥協せずに選ぶことが肝要です。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/sash/

夏は73%の熱が窓から侵入し、冬は58%の熱が窓から逃げております。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/sash/

意外と知らない方が多いですが、アルミサッシは樹脂サッシの1000倍熱を通します。真夏の昼に室内からアルミサッシを触るとやけどするくらいに熱くなっているので注意です。つまりアルミサッシを樹脂サッシに変えるだけで、この部分の断熱性能を1000倍にできるわけです。

さらに3枚のガラスの中間に2つの空気層がありますが、どちらもアルゴンガスを入れており、普通の空気より熱を通しにくくなっております。これらの組み合わせにより熱の伝わりにくさを表すU値は世界トップクラスの0.8を実現しております。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/sash/

一般的な建売で使用されるペアガラスアルミサッシならば、U値は4.65となり、年間の冷暖房費に6万5千円も差が生まれます。50年で325万円も差がつくので、いかに窓の性能が重要か痛感します。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/sash/

また強化ガラスになっており、超大型台風が来ても心配ないです。90m/秒もの超々突風にも耐えられるので、ガラスが割れる心配がありません。

最後に防犯ガラスになっているのでハンマーで叩いても割れないくらい強力とのことです。空き巣の多くが窓から侵入しようとしますので、これは嬉しいです。私の知り合いでも空き巣に入られた人は多く、窓を強化するだけで防げるならコスパは高いです。

3.高気密構法

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/airproof/

高気密とはつまり、いかに密閉されているか、隙間がないかを表した言葉です。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/airproof/

気密性能を表す数値はC値といいます。この数字は1棟の家の隙間量を示していると考えてください。中々あり得ないですが、0となれば、一切隙間がない家となります。逆に大きくなればなるほど隙間だらけの家ということになります。

一般的な建売のC値は5です。45坪の家の場合、はがき5枚分もの隙間が家に空いているということになります。これがアイ・スマートでしたら0.59になり、はがき0.6枚分まで小さくなるのです。断熱以上に気密が重要という人も多いです。

断熱と気密が混同されている方が本当に多いので、違いを簡単に説明しておきます。冬の服でいえば、断熱=セーター、気密=ウインドブレーカー、気密と断熱の両方を満たしたもの=ダウンジャケットだとご理解ください。もしセーターを着ていたら冷気が伝わりにくいため暖かくなりますが、セーターの隙間から冷たい風が入ってきてひんやりすると思います。つまり熱は伝わりにくいですが、風はスースー入ってくる状況です。つまり断熱性能は高いが気密性能は低いということになります。逆にウインドブレーカーは、風は入ってこないが、冷気が伝わりやすいので、寒く感じるわけです。つまり隙間はないので高気密だが、熱が伝わりやすいので低断熱ということになります。これらを融合したダウンジャケットは高気密高断熱なので、人気なわけですね。ちなみにほとんどの建売新築は低気密中断熱といったところです。気密性能を高めるのは、断熱性能を上げることより難しいのです。隙間を埋める行為は1棟1棟丁寧に施工する必要があり手間がかかります。

一条工務店は、ダウンジャケットで例えると、ものすごい厚みにして、一切隙間なく着ている状態になります。想像してもらえば分かりますが、熱も風も一切伝わらず、中はぽかぽかなのが分かりますね。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/airproof/

気密性能は、断熱性能みたいに断熱材や窓性能から計算することはできません。目に見えない隙間を調べるには気密測定が必須です。アイ・スマートならすべて気密測定を行いますので安心の品質となります。ちなみに一般の建売などで気密測定を依頼すると5~10万円程度の料金がかかるのでお得です。

4.超高性能熱交換換気システム ロスガード90が標準搭載

 

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/ventilation/

一般的な建売のほとんどが第三種換気というシンプルな換気システムになります。これは、極端な話、家に数か所穴をあけて、トイレや風呂などの汚れた空気が溜まりやすいところの穴に換気扇をつけて、排気を行い、リビングや寝室などの綺麗な空気が必要なところの穴から吸気するという方法です。もちろんこの方法だと、例えば冬に20度に暖房して暖めた空気を外に捨て、外の0度の冷たい空気を中に入れることになるので、折角暖房で暖めた空気が無駄になります。よく吸気口にテープを貼り、換気扇を消して、換気を止めている家庭がありますが、大変危険なのでやめていただきたいです。室内の有害物質が滞留したり、CO2濃度上昇で健康被害が出たり、結露でかびが発生し健康被害や家の劣化やシロアリ発生などの最悪な事態が多発するので注意です。

その点ロスガード90なら排気も吸気も同じ場所で機械で行います。さらにその場所に熱交換器を設置しており、約9割の熱を捨てずに保ったまま室内に戻すことができます。つまり、室内の空気を外に捨てるとき、その空気に含まれている熱を熱交換器がキャッチして保管し、外から入ってくる空気がその熱交換器を通過するときに熱を戻して、室内にほぼ同じ温度の空気を戻す方法です。さらにダクトを使って各部屋に確実に新鮮な空気を送ることができます。さらに湿度も維持したため戻すので乾燥も防ぎます。

図の例では、室温が20度、外気温が7度の時に、18.7度の空気を戻しているのでほぼ室温に近い空気を戻しているのが分かります。換気による熱損失を大幅に減らせるので、光熱費の削減に大きく貢献します。

唯一のデメリットは、春や秋などの冷暖房を必要としない夜に暑くなることです。昼間暖められた室温が夜間外が冷えた時に、暖かい空気を排気して、冷たい空気を取り込むことでちょうどよくなるところを常に暖かい空気を戻すことになるので、部屋が夜間の外が冷えている時間帯でも暑くなることです。

一般の建売なら、昼間に29度くらいに上昇した室温が夜間外が冷えると24度くらいまで下がるところを、ロスガード90の影響により28度くらいで推移するという感じです。夏場みたいに暑くなります。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/ventilation/

一般の換気システムと比べると年間で4万円も暖房費を節約できるとあります。換気は24時間常に行うものなので効果は絶大です。特に雪が降る地域などは気温がマイナス5度などにもなるので、熱交換器の影響は絶大です。

5.全館床暖房

想像したら容易に分かると思いますが、熱交換なしで入ってきたマイナス5度の空気と熱交換ありで入ってきた18度程度の空気では、20度にするためにかかる暖房費は格段に変わるということです。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/floor/

一条工務店と言えば全館床暖房というくらい有名な設備だと思います。正直他社では聞いたことがないです。

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/floor/

エアコンと比べると足元が温まっており、全身が温まっております。冷え性の方には絶対おすすめですし、寒いと感じることが一切ないです。実際に体験しないと分からないと思いますが、イメージでいうと心地よい春の日にいるような感じになります。どこにいても一定の丁度良い温度で足元から暖かく快適です。しかも電気代がエアコンと同じくらいのようです。実はこの床暖房、かなり低温で行っているようで、一般家庭の断熱・気密性能では全く家が温まらないようです。この低温のエコな床暖房で家が温まるのはアイ・スマートの超高気密・高断熱性能がなせる業です。つまり、全館床暖房は一条工務店の家だからこそエアコン並みの電気代でできるのであって一般の建売住宅に導入すると電気代で破綻します。全館が同じ温度って本当に快適です。特にお風呂に入る時や朝起きた時などに快適さを実感します。よくホテルに宿泊すると、どこに移動しても同じ温度なので、活発に活動できませんか?実は温度差がないと、家の中の移動も億劫ではなくなるので、活動的になります。対極にあるのが昔の家でこたつを設置しているケースです。この場合、一度こたつに入ったら二度と出ないと決意するくらいにリビング内の移動でさえ寒さで億劫になります。廊下や2階に行くのはまるで、春の草原から南極に行くくらいの気持ちになるものです。それほど寒さというのは不快ですし、全館を温める意味は非常に大きいのです。一条工務店レベルの断熱性能があれば、エアコンでも全館冷暖房が用意にできますが、最大の違いは、場所により温度にムラができることと足元が寒くなることです。頭寒足熱ということわざがありますが、足を温め、頭を冷やせば、頭が冴えてより生産的になるということです。エアコンは頭の方を温め、足を冷やすので、眠くなってしまいます。

6.屋根一体型太陽光パネルと大容量蓄電池

出所:https://www.ichijo.co.jp/technology/element/solar/

一条工務店の大目玉商品なのに、オプション扱いになっております。250万円程度で大容量の太陽光パネルと蓄電池が手に入るという破格の価格となっています。

通常同等の商品を他社でお願いすれば400万円程度はかかるので、ほとんどの購入者がつけるオプションになっています。もはや標準装備すればいいのにとも思います。

写真にあるとおり屋根一体型になっているので、メンテナンスフリーで見た目も洒落ており、非常にお得です。普通は10年程度で購入費をペイできますが、一条工務店の場合、導入費が破格なので、6~7年で元が取れ、その後は利益になる例も多いようです。自家消費も含めたら年間30万円程度の収益になるようで、かなりお買い得です。一条工務店の試算だと導入費に250万円かかっても、総利益が500万円くらいの利益の試算になるので、250万円程度の黒字が見込まれる超お買い得商品です。

紹介した1~6は代表的なアイ・スマートのメリットですが、その他多数ございます。中古住宅をリフォームで高気密高断熱しようと考えている方、他社で高気密高断熱住宅を建てようと考えている方、アイ・スマートの購入を検討している方は是非参考にしてください。

 

内窓情報のまとめ記事

本サイトで紹介している内窓に関する記事をまとめます。内窓を検討している方は是非ご確認ください。

【内窓設置における基礎知識】

【内窓による光熱費削減効果~断熱、気密強化】

 

【先進的窓リノベ事業関係】