なぜ家や車や教育では無駄遣いするのに食費や光熱費はケチるのか!?

この疑問に同意してくださる方がどれくらいいるのでしょうか。

世の中の大半の方は、家や車や教育はケチりません。逆に日々の生活費に

直結する食費や光熱費は安く抑えようと必死になります。

例えば住宅購入で1000万円高い家を買えば、毎日食費や光熱費を節約して

1000円支出を減らすことができても、1000万円分を取り戻すのに、

約27年かかります。

ほとんどの方は、住宅を購入する時に安易な気持ちで4000万円とかの家を買って

おりますが、仮に購入時の勉強不足やしっかり節約できなかったため、余分に1000万円高く買い物すれば、取り戻すのに、毎日1000円節約できても27年かかります。

しかも食費や光熱費って生活の質にもろに直結しますし、健康にも悪影響を与えます。

毎日の1000円の節約で、貴重な時間や健康を失い、27年後には1000万円分取り戻しても、何億円の価値がある健康や時間を失うわけです。

私の持論では、全く逆の節約をすべきです。

まず、家は中古で十分です。築10年程度になれば半額で買えます。3000万円の家が1500万円になるので、10年古くなるだけで1500万円節約できます。

正直性能の良い中古なら10年でそこまで性能は落ちませんし、まだまだ綺麗です。

次に車です。結論は同じく中古車です。可能であれば不人気車種の軽自動車が最強です。

安く買えて維持費も安いです。電車が発達している都会でしたら、そもそも車が不要です。

電車と自転車の併用にしましょう。

20~30年で軽く1000万円は差がつきます。

最後に教育です。

我が子可愛さに習い事に塾にと親は大忙しです。

持論では、習い事は本当に好きなことがあるなら習わせて、塾は不要と考えています。

教育はケチるべきではないという考えがありますが、教育こそケチりがいがあります。

私は学生時代塾に通っており、数年塾講師をした経験もありますので分かりますが、

規模の小さい塾を含めたほとんどの塾の講師は素人です。分かりやすく言えば、ちょっと賢い近所のお兄ちゃん・お姉ちゃんです。

もちろんですが、教えることに関しては素人の方が多いですし、中途半端なことが多いです。

例えば個別指導形式だと、講師のレベルががくっと落ちるので、本当に学校の宿題のお手伝いレベルになります。受験問題指導などは無理だと理解してください。次に集団授業の講師は、それなりにベテランが多いですが、今度は一人一人の弱点に合わせた教育ができないので、学校の授業と同じになります。

結論親が教えるのが一番良いですし節約になります。

特に中高生になれば、自分でネットで調べることもできますし、YouTubeなどで無料の授業や解説動画が見えます。

まずは、親が子供に独学の仕方をしっかり教えて、自身で調べながら学ぶ方法を教えましょう。分からないところを親が教えれば良いのです。さらに学校では先生に質問させれば良いです。正直多くの塾講師より学校の教員の方が優秀ですし、教えるのもうまいです。

数人子供がいて、小中高と塾通いをすることを節約できれば、場合によっては500万円程度節約できます。

この3つの節約を続けるだけで20~30年で3000万円程度の節約になります。

確かに3つとも節約すると多少生活水準が下がると思いますが、実はそんなに変わらない

ことに気づきます。

特に車にお金かけることも究極他人の目を気にしているだけです。

運転中は、外観は自身で見えないですし、乗り心地なども慣れてしまえば、たいして変わりません。

家も住めば数年で中古になります。新築で買っても、中古で買っても、新築を味わうことができるのは数年だけです。

教育も大抵やる気のない子は塾にどんなに通ってもたいして成績が伸びません。やる気のある子は塾に通おうと通わないと成績が伸びます。

じゃあ塾って何のためにあるの?って聞かれそうですが、本当の進学塾はやる気のある子をさらに伸ばすため、その他の多くの塾は、勉強しない子に勉強させるためにあります。

これに異論がある方はほぼいないと思います。

では、30年で浮いた3000万円をその他の生活費に充てるとどうでしょうか。

なんと毎日2700円程度余分にお金が使えることになります。

毎日2700円お小遣いが入るようなもんですよ。週に18900円になります。

これを食費などの日常生活に使えば、相当生活の質は上がります。

逆に家や車や教育にお金をかけている人は、毎日2700円払って維持していると認識してください。

さらに残念なことにほとんどの人が通常時の食費や光熱費はケチっていても、無駄な服や家電家具などの購入、飲み代、お菓子代などなどに山のようにお金を使っています。

私も周りの人間を見ていますが、すぐに自販機でジュースを買ったり、高級なコーヒーメーカーを買って使っていなかったり、セールで買った服がクローゼットを埋め尽くしていたり、とにかく無駄遣いが多いです。

せっせと働いて稼いだお金を見栄などのために家や車や教育に投下し、さらに仕事のストレス発散のために無駄遣いをして稼いだお金を使い果たしています。そのため、お金に余裕がなく、食費をケチったり、目につきやすい日々の光熱費をケチっているわけです。