築15年高気密高断熱中古住宅の電気代を公開【2022年12月15日~2023年1月16日分】

実際の電気代を赤裸々に公開します(過去の電気代比較はこちら)。

※我が家はプロパンガス併用なので、給湯とガスコンロ分は含まれておりません。洗濯用乾燥もガス乾燥機【幹太くん】を使っているので、その分も電気代には含まれません。

では年間で1,2位に電気代のかかる真冬の電気代を公開します。

結果は以下のとおり!

う!高い!予想以上の結果になりました。

ちなみに内訳は以下のとおり

我が家は以前格安の電力会社にしていたのですが、昨今の燃料費調整額高騰を避けるために、国の規制料金である従量電灯プランに変更しております。よって、オール電化などに比べると圧倒的に燃料費調整額は抑えられていますが、電気の単価が高めのプランになります。

電気代も高いけれど、燃料費調整額、再エネ発電賦課金及び消費税が高い!合計5114円ですからね。本当に厳しいです。

電気代の分析をするうえで必須になるのが、日々の電気使用量のチェックです。日々の使用量は以下のとおり。

かなり変動があるのが分かりますよね。

多い時は25キロワット程度、少ない時は12キロワット程度と同じ時期でも2倍の差が出ます。

因みに最も電気使用量の多い12月23日は、この期間で最も寒い日で最高気温が3度、最低気温がマイナス2度でした。

逆に最も電気使用量が少ないのは、1月14日で最高気温が14度、最低気温が12度と最も暖かい日でした。

傾向を見れば、最高・最低気温が低ければ低いほど、電気使用量が増えています。

外気温が低くなれば、その分、エアコンが室温を上げる必要が出てくるので、電気代が増えます。

また低温になればなるほど、エアコンは温度を上げるためにより多くの電力が必要になります。

※詳しい理由はこちらを参照。

12月下旬から2月上旬の2か月間が1年で最も寒くなるので、このように電気使用量が増えているわけです。

ちなみに、12月19日、1月11日、1月12日は晴天でした。

我が家は南面に大きな掃き出し窓が3つあり、冬場晴れれば直射日光が入ってきます。

一つの窓から1時間当たり600W程度の熱が入ってきます

3つ併せて1.8キロワットの熱量を1時間で確保でき、大体10時~3時頃の5時間はフルの日差しが見込めるので、1.8キロワット×5時間で9キロワットの熱を確保することができます。

エアコンの消費電力をいくら抑えることができるかの試算ですが、我が家のエアコンは省エネタイプですので、真冬の低温時に1キロワットの電気を投入すれば、4キロワット程度の熱を生み出します(常時7度以上の外気温ならば7キロワット程度の熱を生む)。つまり、日差しのおかげで約2キロワットは電気使用量を抑えることができるわけです。

お気づきの方もおられるかもしれませんが、12月19日は最高気温3度で最低気温マイナス4度と12月23日と同等かそれ以上に寒い日でしたが、使用量が2キロワット程度少ないです。つまり、この差が日差しの生み出した省エネ効果です。

日当たりが良いとは、もちろん気持ちのいいことでもありますが、冬場の省エネにも大変役立ちます。

続いて、他の月との電気使用量の違いや電気料金の比較です。

11月検針分の時期が完全無暖房ですので、今回と比べて1万円近くの差になっておりますし、電気使用量の平均も2倍近くになっています。

一見暖房費が1万円と聞くと高い気がしますが、冬場はこのピークが2か月程度と、初冬の12月検針分の時の差額が3千円程度と、冬の始めと終わりの2か月が3千円程度と考えると、我が家の暖房代は年間3万円弱と考えられます。 冷房時期はもっと安く1万5千円程度なので、年間の冷暖房費は4万5千円になります。

多くの方が高気密高断熱の新築の電気代を公開されておりますが、実際は、どんなに安くても年間2万円くらいはかかっているようです。

つまり、我が家と高性能な新築の年間の光熱費の差額は2万5千円程度で、50年住んでも125万円程度の差となるわけです。

築15年の中古と新築ならば、2000万円程度差が出ることも珍しくないですから、光熱費の観点からもいかに築浅な中古がお得なのかが分かると思います。 次回は、もう一回のピークである2月検針分を発表しますので乞うご期待ください。